2020年02月17日(月)
10:00~16:30
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よくある質問
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30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
・レオメーターを材料物性分析の一手段として活用されている方
・これから活用しようと考えている方
・粘弾性スペクトルの見方
・緩和弾性率・複素弾性率・粘度成長関数・複素粘度等の意味
・大変形下および高速流動下での非線形粘弾性に関する一般的挙動
レオロジー測定は,人間の触覚を定量的に評価するような手法である.物質の硬さ,柔らかさ,粘り,サラサラ感等は,物質を変形させた時,あるいは物質に力を加えたときの手応えとして感じるものであり,それらは弾性率や粘度といった物質量として表わされる.ただし,固体とも液体ともいえない物質(溶融状態の高分子・スライム・ケチャップ・マヨネーズ・生クリーム・片栗粉等)については,弾性率や粘度は定数ではなく,時間に依存し,更には,刺激の周波数やその大きさ(振幅)にも依存する.このように刺激に対する応答が複雑な振る舞いをする物質は,弾性論,塑性論,流体力学の範疇で扱うことが困難であり,レオロジーはこうした物質一般を対象にする.
本セミナーでは,レオロジー測定の原理,測定される物理量の意味,特に高分子物質を中心とした粘弾性体の構造とレオロジーの関係,レオメーター使用上の注意点等を,具体例を挙げながら解説する.
-----【第1部】10:00~11:40、12:30~14:10 -----
「レオロジーの基礎・レオメーターでわかること」
大阪大学 准教授 博士(理学) 浦川 理 氏
1.レオロジーとは
2.レオメーターの基本
2-1 液体用・固体用レオメーター
2-2 応力と歪
2-3 弾性率・ヤング率・ポアソン比・粘度・コンプライアンス
3.粘性体・弾性体・粘弾性体
3-1 理想弾性体
3-2 理想粘性体
3-3 粘弾性体
3-4 ビンガム塑性体
3-5 非ニュートン流体
4.粘弾性体について定義される物質パラメータ
4-1 緩和弾性率
4-2 複素弾性率
4-3 粘度成長関数
4-4 複素粘度
4-5 Boltzmannの重畳原理による各粘弾性パラメータの関係付け
5.高分子の粘弾性
5-1 高分子の粘弾性スペクトル
5-2 粘弾性パラメータの分子量依存性
5-3 時間温度換算則
5-4 からみ合いとは
5-5 非線形粘弾性挙動
6.おわりに
≪質疑応答・名刺交換≫
-----【第2部】14:30~16:30 -----
「粘弾性測定の基礎と実演」
(株)アントパール・ジャパン プロダクトマネージャー 宮本 圭介 氏
1.粘弾性体って?
2.粘度計と粘弾性測定装置の違い?
3.粘弾性測定の基礎
4.粘弾性測定装置の概要
5.回転測定と振動測定、その応用例
6.回転測定及び振動測定の実演
・様々なサンプルを使用した測定実演
・ハンドクリームや食品サンプルなど
≪質疑応答・名刺交換≫
10:00~11:40 第1部
11:40~12:30 昼食(弁当あり)
12:30~14:10 第1部・続き
14:10~14:30 休憩
14:30~16:30 第2部
レオロジー,粘弾性,高分子,接着,粘着,塗料,レオメータ,塗布,測定,解析,,講座,研修