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一般に用いられている「電解研磨」では、特殊な添加物を含む強酸や強アルカリを使用するため、コスト大で作業環境や環境汚染などの問題があり、また、光沢は出せるが高い形状精度が出しにくい研磨法です。一方、「砥粒(機械)研磨」は、砥粒のサイズを段々小さくすることで、精度は保証できるものの、加工に長時間を要します。
本セミナーで示す「電解砥粒研磨」は、電解液を加工液とする電解溶出過程と砥粒研磨を複合した研磨方法です。前工程の加工影響層を取り除きながら平坦化することで、形状精度を保ちつつ鏡面化が実現可能となります。
本セミナーでは、先ず、電解の基礎事項を解説し、電解を利用した加工技術の沿革を紹介した後、本加工法の開発経緯および特長を述べます。次に、ステンレス鋼の加工特性と加工機構や円筒内外面への適用、アルミニウムの光沢度向上、最近の高精度電解砥粒研磨法などについて説明し、最後に、生産現場への適用例やIT化の試みについて紹介します。
1.電解を利用した研磨の基礎
1-1.電極での反応
1-2.電解を利用した加工法
1-3.電解砥粒研磨とは?
1-4.研磨データベースとは?
1-5.研磨の技能者像
2.研磨面の評価および検査
2-1.触針式評価(表面粗さ)
2-2.光学的評価(表面粗さ、光沢度、外観など)
2-3.研磨目的の明確化と仕様
3.電解砥粒研磨の実際と適用例
3-1.ステンレス鋼の研磨加工
3-2.手動研磨、平面研磨、円筒研磨、形状精度維持
3-3.アルミニウムの光沢度向上
3-4.チタニウム、タングステン、その他の研磨加工
3-5.炭素鋼への研磨加工
3-6.電解砥粒研磨の適用例
3-7.研磨の高度化とIT化
【質疑応答・名刺交換】