2015年01月30日(金)
14:00~16:00
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
33,000円
(本体価格:30,000円)
会員:
33,000円
(本体価格:30,000円)
学生:
33,000円
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1名につき 32,400円(税込)
同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
当日使用予定のプレゼン資料(PDF)を電子データでご提供します
※<脚注>:講演当日の内容は、取材結果と最新動向により異なる可能性があります
1977年、当時のアップル・コンピュータ社が発売した「Apple Ⅱ」は事実上、初代の本格的パーソナル・コンピュータとして歴史に名を刻んだ。当時、IBMを中心に高価な大型コンピュータが主流であったため、一般の家庭や職場でコンピュータが使われると予想した人は少なかった。しかしApple Ⅱは多彩なアプリを搭載することで個々のユーザーのニーズに応えることができた。このため大方の予想を覆してパソコンは広く社会に普及し、その後のインターネットやスマートフォンなど巨大IT市場を生み出す引き金となった。
今、当時のパソコンで起きたのと同じことがロボット産業で起きようとしている。従来のロボットが工場などで稼働する大型で高価な産業用ロボットであったのに対し、これから登場する新たなロボットの多くは、一般の家庭や職場などで人と協調して働くサービス・ロボットだ。これはパソコンと同じく、多彩なアプリを搭載することで消費者のニーズに応じてカスタマイズして使うことができる。2015年に発売が予定されるPepperやハウステンボスに導入予定のサービス・ロボットなどが新時代の幕開けとなるかもしれない。
そこに期待される市場はパソコン以上に巨大だ。かつてのパソコンがデスクワークを中心とする頭脳労働やオフィスワークに用途が限定されていたのに対し、今後登場するサービス・ロボットの用途は家庭、オフィス、工場、倉庫、流通の現場など全社会空間へと広がると同時に、頭脳・肉体労働の両方をカバーするからだ。だが、そこには安全性や規制に関する新たな問題も生まれる。本講演では黎明期の次世代ロボット市場の現状と行方を探る。(脚注)
1.次世代ロボット産業の全体像と現状
~ドローン、ヒューマノイド(ペッパー等)、自動運転車、各種作業用ロボット、
これら次世代ロボットを取り巻く社会環境、アマゾンやグーグルの動向・・・
2.次世代ロボットの先兵、「ドローン(無人航空機)」の現状
(1)ドローンとは何か、その種類と用途など
(2)安全性の問題と規制の現状
(3)ドローン市場をリードするのはどの国か
3.次世代ロボットに搭載されるAI(人工知能)の実力
(1)ヒューマノイドの認識能力や会話能力はどの程度か?
(2)「ディープラーニング」など先端ニューラルネットは
ロボットに使えるのか?
(3)スパイキング・ニューラルネットを1チップ化した
「ニューロモーフィック・チップ」とは何か?
4.ヒューマノイドに搭載されるアプリを予想
~家庭やオフィスに入り込んだヒューマノイドは何のために使われるか
そのためには、どんなアプリが必要とされるだろうか
5.製品化が前倒しされる自動運転車
~テスラやGMなどの動き、自動運転への段階的移行の問題点、
統計確率型AIに潜む危険性
6.軍事転用の罠
~自律的AI兵器の現状
7.日本の産業界にとっての意味
~日本のお家芸である掃除機(家電製品)や自動車など既存製品が
ロボット化することの意味とは
8.質疑応答/名刺交換