~IoTのためのフレキシブル/ウェアラブルエナジーハーベスター~

有機系フレキシブル熱電変換材料/デバイスの基礎・課題と最新技術動向
★ 電力自給のためのエナジーハーベスティングデバイスへ。内外温度差・排熱を電気エネルギーとして利用するには?
★ 「やわらかい」フレキシブルな熱電変換材料/素子の実現に向けて、解説いたします。

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セミナー概要
略称
フレキシブル熱電変換
セミナーNo.
st170803
開催日時
2017年08月21日(月) 13:30~17:00
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第1講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
資料付
講座の内容
習得できる知識
熱電変換材料および熱電変換素子の基本原理、フレキシブルエナジーハーベスターとしての熱電変換の位置づけと要求される性能、研究のトレンドを学ぶことができます。
趣旨
 近年盛んに耳にするようになったIoTの末端に位置する様々な孤立電子機器において、電力自給のためのエナジーハーベスティングデバイスは重要な要素である。人間が生活する限りは少なからぬ熱流が生じており、衣服や人間の住環境には必然的に内外温度差が生じている。この排熱を電気エネルギーとして利用できれば、センサーネットワークやヘルスモニターなどの用途における最低限の電子回路動作が維持できる。
 本講演では、熱電変換の基礎から有機系熱電材料に特有のメカニズムや評価法に至るまでを解説し、我々が狙っている従来概念を超える「やわらかい」熱電材料/素子について、そのコンセプトといくつかの最新結果を紹介する。
プログラム
1.熱電変換デバイスの基礎
 1.1 エナジーハーベスティングと熱電変換
 1.2 熱電変換デバイスの基本構造
 1.3 熱電変換デバイスの基本設計思想と材料への要求
 1.4 パワーファクターと無次元性能指数

2.ゼーベック効果の基礎
 2.1 ゼーベック効果概要
 2.2 ゼーベック効果の物理的な中身
 2.3 ゼーベック効果の理論式(線形応答理論より)
 2.4 様々な近似理論式
 2.5 やや特殊な例

3.熱電変換材料研究の現状概観
 3.1 世界におけるエネルギー消費量と排熱
 3.2 熱電変換デバイスの市場予測
 3.3 無機熱電変換材料の現状
 3.4 古典的材料設計指針
 3.5 様々な材料の導電率と熱伝導率
 3.6 低次元化やナノ構造形成のメリットと限界
 3.7 熱電変換が普及していない理由考

4.フレキシブル熱電変換素子実現に向けて
 4.1 フレキシブル熱電変換デバイスの必要性
 4.2 有機系熱電材料/デバイスの報告例
 4.3 フレキシブル熱電材料/デバイスにおける要求事項

5.有機系熱電材料の評価
 5.1 有機熱電材料評価のための要求事項
 5.2 様々な市販装置の例
 5.3 独自評価装置の紹介
 5.4 有機系熱電材料探索結果の概況 ~どのような材料系が有望か?~

6.有望な材料系その1:不均一系材料
 6.1 不均一系熱電材料とは?
 6.2 コアシェル型単分子接合を利用した不均一系熱電材料設計
 6.3 CNT/タンパク質複合材料による断熱性熱電材料の創出
 6.4 CNT複合材料の紡糸と布状熱電変換デバイス

7.有望な材料系その2:高純度有機半導体における巨大ゼーベック効果
 7.1 有機半導体における巨大ゼーベック効果の発見
 7.2 巨大ゼーベック効果の普遍性
 7.3 巨大ゼーベック効果発現の条件および物理機構考察
 7.4 巨大ゼーベック効果に実用性はあるか?

  □質疑応答・名刺交換□
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