ゾル-ゲル法の基礎から応用を包括的に実務に適応できるようやさしく解説
材料選択、最適な反応条件、長所・短所、加水分解・縮合反応、構造解析、機能材料への応用・・・
1.ゾル-ゲル法の基礎
1.1 ゾル-ゲル法開発の歴史
1.2 ゾル-ゲル反応とは
1.3 ゾル-ゲル法の特徴(長所と短所)
1.4 ゾル-ゲル法の課題
1.5 ゾル-ゲル材料の機能と応用
2.ゾル-ゲル法の概要
2.1 加水分解反応と重縮合反応
2.2 反応メカニズム
2.3 ゾル-ゲル反応の制御(ゾル-ゲル反応の支配因子)
2.4 アルキルシリケート-1(シランカップリング剤)
2.5 アルキルシリケート-2(架橋型有機アルコキシシラン化合物)
3.ゾル-ゲル法の反応解析とゲル構造解析
3.1 加水分解反応の解析
3.2 重縮合反応の解析
3.3 ゲル(ネットワーク)構造の解析
4.ゾル-ゲル法による材料合成
4.1 ガラスの合成
4.2 ファインセラミックスの合成
4.3 成形プロセス(コーティング膜の作製)
(1)デップコーティング
(2)スピンコーティング
4.4 微粒子(ナノ粒子)の合成
4.5 ナノシリカの合成法、種類、構造と粒径制御
(1)気相法
(2)液相法
(3)Stober法
4.6 シルセスキオキサンの合成
4.7 ナノポーラスシリカの合成
(1)分子鋳型(テンプレート)法
(2)コア-シェル法
(3)細孔壁構造の制御(機能化)
(4)応用(触媒、吸着材、断熱フィルム、光制御薬剤、DDSなど)
5.ゾル-ゲル法の応用(高機能材料の開発)
5.1 有機‐無機ハイブリッド材料の合成
(1)合成法
(2)ハイブリッド化による界面・分散性の制御
(3)特性
(4)構造解析
(5)応用(ハードコート剤)
5.2 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性
(1)汎用(熱可塑性)樹脂(PMMA、PC、PLAなど)
(2)耐熱性・熱硬化性樹脂(PI、エポキシ樹脂など)
5.3 高機能材料への応用
(1)プロトン伝導性材料と燃料電池
(2)高活性触媒・光触媒
(3)無機(セラミック)分離膜
(4)表面機能制御(撥水コート剤)
(5)生体(適合性)材料
6.参考図書
□質疑応答□
【キーワード】
1. 加水分解・縮合反応
2. ゾルーゲル反応メカニズム
3. ナノ・中空・メソポーラスシリカ
4. 機能性セラミックス
5. 有機‐無機ハイブリッド材料