2015年06月30日(火)
10:00~17:00
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
48,125円
(本体価格:43,750円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
セミナーのオリジナルテキストとは別途、講師著書の「CAEのための材料力学」を配布いたします。
※1口2名申込み(2人目無料適用)の場合は1冊の贈呈となります。
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
強度の検討を行う機械設計者全般(製品設計、生産設計)、
材料に破壊が発生しそうかどうかを素早く判断したい設計者
CAE解析結果で特異点への対応に悩んでいる設計者・CAE解析担当者
・高張力鋼を除く通常の構造用材料の強度評価方法
・難しい検討を行う前に、簡単な検討で壊れそうか壊れそうでないかを判断する方法
・CAEを使用しなくても応力集中係数の値がある程度把握できる方法
機械設計に際し、設計者が行うべき最も基本的な検討事項は、で製品が”壊れそうか、壊れそうでないか”を素早く判断することです。もし壊れそうなら回避のための対策を講じるのは当たり前なのですが、壊れそうもない部分には無駄な時間を割く必要はありません。
設計でCAEツールが簡単に利用できる環境が伴って来た今、何でもCAEに頼ろうとする風潮が見受けられます。しかしCAEで解析した結果、実際には壊れることはないはずなのに極めて高い応力が現れてしまい、判断に悩む設計者も増えてきているのが実情です。また出力結果を見誤った結果、みすみす解析の成果を無駄にしてしまっている例も見受けられます。
実はある点の応力が高いからと言って、それだけで壊れるわけではありません。このような検討のためには、実はCAEはあまり必要はなく、必要な材料力学の内容も、それほど難しいものではないのです。
本セミナーでは無駄のない強度設計を目指して、応力集中部からの破壊現象について、CAE解析を用いなくても壊れそうかどうかの判断を素早く行える方法についてご紹介します。
機械工学が専門でない設計者の方にとっても、必要な事が非常に効率良く学べます。
1.強度の視点からの材料の挙動と破壊現象
1-1.応力-ひずみ線図
1-2.破壊現象の分類
1-3.弾性破壊について
1-4.線形と非線形
2.応力とひずみ
2-1.応力と成分
2-2.垂直応力とせん断応力
2-3.応力の符号の決め方と符号の意味
2-4.ひずみについて
2-5.主応力と相当応力
3.応力集中と特異点
3-1.力の流線
3-2.応力集中と発生原因別分類
3-3.応力集中係数αの見積もり方
4.応力集中が強度に及ぼす影響
4-1.寸法効果について
4-2.切欠き係数βと、応力集中係数αとの関係
4-3.応力集中部の強度評価の仕方
4-4.特異点(応力無限大の点)と、その強度評価の仕方
5.強度検討のためのCAE解析の中身の理解
5-1.CAEの内部の計算の流れ
(1)要素役割と種類・次数
(2)分布荷重→節点荷重の変換
(3)数値積分と積分点
(4)連立方程式の解法
5-2.入力データについての一般常識
(1)形状 ~3次元CADで作ってCAEに受け渡すのが楽
(2)荷重・拘束 ~部品の強度的役割を考えるとよい
(3)部品同士の結合 ~アセンブリではこの設定が極めて難しい
5-3-結果の表示と評価
(1)変形図の見方と変形の倍率 ~倍率に騙されるな
(2)要素節点応力と節点平均応力 ~強度検討で必要なのは前者
(3)応力の不連続点に関する注意 ~節点平均応力だけを見ていると気づかない現象
(4)メッシュの切り方と応力の精度~メッシュは細かく切るばかりが能じゃない