1.検図の概念
1-1.何をもって「検図」というのか
・図面の描き方ではなく、「図面どおりに造れるか」を検証せよ!
・検図ができれば設計力向上につながる
2.ノウハウ技術のチェックリストを用いる検図
2-1.検図で何をチェックするのか
・強度的に問題がないか ・製造上問題が発生しないか
・材質は適切か ・オーバースペックになっていないか
・加工できるか ・公差の設定は適切か
・組み立てられるか ・過去のクレームに対する対策がいるか
・干渉していないか など設計的に問題ないかを検図!
3.設計事例図面による検図
3-1.効果的に検図を行うための【検図標準図】の作成
3-2.3次元CAD解析による検図
3-3.投影図と寸法記入について(加工する側にきちんと伝わる配慮を)
3-4.過去の経験を反映させた失敗のない検図
4.剛性と強度不足に対する検図
様々な機械の構造図、組立図を題材に検図のやり方を解説します。
◇ ブラケットの剛性が足りているか
◇ ワークのぶつかる衝撃でたわむ心配はないか
◇ 力が集中する箇所で軸や締結部が破損しないか ...etc.
5.効果的に3次元CADを用いた事例検図
5-1.効果的に検図を行うための【検図標準図】の作成
5-2.3次元CAD解析による検図
5-3.投影図と寸法記入について(加工する側にきちんと伝わる配慮を)
5-4.過去の経験を反映させた失敗のない検図
6.だめだし検図事例により再設計図面作成
設計ミスの抽出から再設計への手順を事例で解説
6-1.位置決めピンに関する設計ミス 【使用用途ごとの部品選択】
6-2.モータの焼付けを起すコンベヤ 【モータの負荷軽減対応策】
6-3.客先指定の減速機で部品点数が増加
【減速機の再選定でスリム化、コストダウンを実現】
6-4.回転装置設計に関する設計ミス 【類似の機会を参考に取り付け方法を見直した】
6-5.ケーブル(配線)と筐体との干渉 【取付金具の向きを変え、干渉を回避】
6-6.その他、分解性の向上、締結部の負荷軽減、加工しやすい形状への変更、
加工方法そのものの変更など再設計事例を紹介。
【質疑応答】