研究開発部門が行うべきマーケティングの進め方、活用法を4名の講師が徹底解説!各企業や各製品における事例も紹介!

技術マーケティングの基本手法と各メーカーにおける研究開発への活用
◆◇◆ 講師4名による特別セミナー ◇◆◇

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
技術マーケティング
セミナーNo.
160783
開催日時
2016年07月20日(水) 10:00~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター 3階 第3研修室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
受講対象・レベル
・研究開発企画、新商品開発、技術戦略策定、研究テーマ探索に携わる企画スタッフ、マネージャー
・技術経営を実践する技術者、研究者や現場のマネージャー
・自社が開発した技術・製品へのニーズ獲得手法を具体的にお知りになりたい方
 
趣旨
【第1部】
 理論や概念の講義ではなく、すぐに取り入れることができる実践的な内容をお伝えします。
 世にいう一般的なマーケティングは消費者が対象であり、消費財マーケティングです。我々に必要なマーケティングは法人・専門家が対象であり、産業財マーケティングです。消費財マーケティングが「マス」を対象としているのに対し、産業財マーケティングでは「ニッチ」を対象とします。従ってマーケティング対象はロングテールであり、おのずとインターネットを活用したマーケティングが不可欠になります。
 さらに世の中に知られていない技術・製品の場合、そもそもインターネットでも検索がなされていない、という超潜在ニーズも数多くのパターンとしてあります。この場合、単にインターネット対策だけでは効果がでず、プロ向けの専門媒体を活用したクロスメディアという手法がマーケティングに必要となってきます。
 さらに特許も、情報が世の中に開示されるという意味で、超ニッチな分野においては有効なマーケティング手法であるといえます。
 本講演では実際に技術者・研究者がマーケティングを進める上での具体的な手法・ノウハウを体系的にわかりやすく、すぐに取り入れていただける様にお伝えいたします。

【第2部】
 研究に没頭している研究者から「このテーマはどこから生まれたのですか」と尋ねられることがあります。トップマネジメントからは「なぜそのテーマをやっているのか」と疑問を持たれることもあります。研究開発の企画担当者や、研究テーマ探索に携わる人は、これにきちんと答えられなければなりません。
 本セミナーでは、研究開発テーマを設定するうえで研究段階におけるマーケティングがいかに重要であるか、またとくに研究開発の中長期テーマをどうやって創出するかについて、事業化までに長い時間を要する素材・部材の事例を交えながら解説いたします。
 また、研究開発テーマのもとになるアイデアをどうやって創出しているかについて、演者の経験も踏まえながら、分かりやすく説明いたします。

【第3部】
 今どの会社でも、イノベーションを目指し革新的な新商品開発を求め努力していると思います。一方で少子高齢化や消費者の低価格志向など商品企画の環境が大きく変わってきています。このような時代こそ、顧客の抱える課題解決の「解」に最も近い技術者・研究者が、自ら顧客の課題を適切に捉え提案していくことが求められていると考えます。
 本講座では、マーケティングや市場分析の基礎知識を事例紹介で分かりやすくご説明していきます。さらにこれをベースとした、構造変化の把握と課題発見の手法や中長期的なトレンドに基づく商品企画のやり方の手法やヒントについてお話ししたいと思います。

【第4部】
 将来に亘って顧客価値・ニーズを見通すことは難しい。しかも、顧客は企業からの提案に「無言」の反応で意思を示したり注文をつけたりする。実はこのような顧客行動の中にこそ真のニーズが潜んでいるが、その潜在ニーズを様々な機会を通じて把握するのが、技術マーケティングという手法である。技術マーケティングとは、「テクノロジーの新たな応用法の探索や技術進化とその社会へのインパクトの予測に基づいて新規のニーズを掘り起こし、ニーズを満たす商品市場を創造するためのマーケティングと技術構成に関する考え方・方法論の体系である。」と定義されている。
 本講演では、変化・不透明感が当り前といった大変化、乱気流の経営環境であるが故に発想を転換して、直面する多くの課題を新しいビジネスの機会として前向きにとらえ、研究開発を突破口として成長の道筋を描いてみることを主眼に、技術マーケティングに基づくニーズ仮説の検証の方法を概観する。
 
プログラム

【第1部】10:00~11:30

「技術者・研究者のための実践的マーケティング手法」 
 (株)船井総合研究所 片山 和也 氏

1.はじめに
 1-1 マーケティングの本質的な目的は、自社が一番になれるセグメントを探すこと
2.技術者、研究者目線でのマーケティングのプロセス
 2-1 情報発信
 2-2 ニーズ把握
 2-3 問題解決提案
 2-4 自社技術・製品へのフィードバック
3.情報発信とニーズ把握のポイント
 3-1 潜在ニーズを顕在化させるポイント
 3-2 情報発信手段の比較とその手法
  3-2-1 学会・学会誌
  3-2-2 インターネット
  3-2-3 専門誌・新聞広告
  3-2-4 展示会
  3-2-5 パブリシティ
  3-2-6 特許
 3-3 インターネットが最も重要なマーケティング・ツールとなった背景
4.インターネットをマーケティング・ツールとして活用するポイント
 4-1 ホームページ
  4-1-1 ソリューションサイト
  4-1-2 データベース型ソリューションサイト
  4-1-3 LP(ランディングページ)
 4-2 キーワードプランナー
 4-3 CMS
 4-4 SEO対策
 4-5 クロスメディア
5.成功事例
 5-1 多孔質金属(ポーラス金属)によるマーケティング事例
 5-2 セラミック微細加工におけるマーケティング事例
 5-3 可食インクにおけるマーケティング事例
≪質疑応答・名刺交換≫
 

【第2部】12:15~13:30

「研究段階のマーケティングによる研究開発テーマ発掘」
 旭硝子(株) 岡添 隆 氏

1.はじめに ~失敗事例からの教訓~
2.トレンドから将来ニーズ、研究開発テーマ創出に落とし込む
 2-1 将来は予測できるか
  2-1-1 入手できる将来の絵
  2-1-2 イノベーションの普及
 2-2 テクノロジー・アウトルックの手法
 2-3技術ロードマップ作成の手法
 2-4 事例紹介
3.シーズから研究開発テーマを創る
 3-1 素材・部材メーカーの大型商品はどのようにして生まれたか ~事例研究~
 3-2 事例から読み取れるマーケットとのつなぎ方
4.事業につながる研究開発テーマにする
 4-1 ステージゲートの手法
 4-2 研究開発テーマのポートフォリオ
5.おわりに ~そもそもテーマのもとになるアイデアをどうやって出しているか~
≪質疑応答・名刺交換≫
 

【第3部】13:45~15:00

「技術者のための市場分析の基礎知識とその進め方、中長期的な新商品企画への活用」
 Office Shirato 白戸 潤 氏  ※元トヨタ自動車(株)、元トヨタ部品神奈川共販(株)

1.はじめに
 ・知的職人の時代:技術者・研究者が自ら顧客ニーズを掴む時代
2.マーケティングの基礎知識
 ・マーケティングとは/市場環境の変化
 ・商品企画や問題解決のフロー
3.現状把握の進め方
 ・現状把握のフレームワーク
 ・特に3C・4P分析について事例
4.市場・顧客の構造変化を知る、そして先を読む
 ・市場分析の事例と分析の留意点
 ・問題点あるいは変化の発見
 ・顧客の構造変化を知る、ニーズを探す
5.視点を変える道具
 ・イノベーションのジレンマ
 ・A3資料で全体を俯瞰する
6.最後に
 ・知的職人=知的肉体労働者
≪質疑応答・名刺交換≫
 

【第4部】15:15~16:30

「顧客の潜在ニーズを探る技術マーケティングの実践と研究開発への活用」 
 沖電気工業(株) 杉尾 俊之 氏

1.事業環境のパラダイムシフト
 ・アナログからデジタルへのパラダイムシフト
 ・クローズからオープンへのパラダイムシフト
 ・IoT化が引き起こすパラダイムシフト
 ・市場環境の変化
2.技術マーケティング
 ・技術マーケティングのプロセス
 ・変化の予兆を捉える
 ・マクロ環境の変化(ハイプサイクル)
 ・バックキャスティング
3.戦略の見える化による研究開発シナリオの策定
 ・研究開発の課題
 ・テーマ評価の対象と出力
 ・戦略シナリオの策定
≪質疑応答・名刺交換≫
 
キーワード
マーケティング,技術,研究開発,R&D,ものづくり,メーカー,製品開発,講座,研修
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