導電性を効果的に発現させるためには?カーボンブラックの選定、配合、混練・混合プロセス等の分散技術から応用技術まで解説します!
1.はじめに
・各種導電フィラーの位置づけ、炭素の多様性
2.カーボンブラックの特性と用途
2-1.代表的な導電性カーボンブラック
・アセチレンブラック、ケッチェンブラック
・ファーネス法導電性カーボンブラック
2-2.製法と基本性状の関係について
・カーボンブラックの製法
・カーボンブラックの合成プロセス
・3大基本特性(一次粒径、比表面積、OAN、揮発分)
・結晶性、凝集形態、不純物、その他
2-3.基本性状の評価方法
・分析的手法
・物性評価による方法
2-4.導電性カーボンブラックの特性と用途
・CVケーブル、導電性シリコーン、ICトレー・シート、タイヤブラダー
・その他
2-5.電池用途におけるカーボン系導電材の役割及びアセチレンブラックの適用
・リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシター、燃料電池
・その他
3.カーボンブラックの導電性メカニズム
3-1.導電性メカニズム
3-2.導電性、分散性に影響を及ぼす因子
4.カーボンブラックの最適活用・配合術
4-1.アセチレンブラックの代表的品種、特殊なアセチレンブラック
・粉状品、プレス品、粒状品
・高比表面積品、低比表面積品
・改質品(高結晶化、官能基付与など)
4-2.アセチレンブラックのリチウムイオン二次電池の導電材の用途別活用例
・リチウムイオン電池の技術トレンド
・正極における導電材としての活用事例
・負極における導電材としての活用事例
5.リチウムイオン電池の電極プロセスを事例にしたアセチレンブラックの分散技術
5-1.用途における分散の定義及び工程分散について
5-2.小粒径アセチレンブラックの活用術
・混練工程における工夫
・分散液化技術、易分散化技術
5-3.分散の新しい評価技術
・電極スラリーにおける電気化学的分散評価の取り組み
6.アセチレンブラックとカーボンナノチューブ(MWCNT)との併用事例
6-1.リチウムイオン二次電池用途
・カーボンナノチューブ(MWCNT)について
・アセチレンブラックとカーボンナノチューブの併用・複合化事例
6-2.コンパウンド用途における併用事例
7.次世代アセチレンブラックへの課題と対応
7-1.リチウムイオン二次電池用途の導電材としての課題
・急速充電特性の改善
・厚膜化への適用
7-2.電気化学分野におけるアセチレンブラックの展望
7-3.まとめ