2023年02月07日(火)
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・電子部品、微小部品を製造するための産業機械の自動化機構の設計者
・印刷機械、食品・薬品などの製造機械の設計者
・包装・パッケージングなどの機械の設計者
・機構学や機械力学など基本的な知識があると理解しやすい
・カム・リンク機構の基本を理解し、実践的な設計能力を身につけることができる
・トラブルの要因と防止のための対策方法について身につけることができる
カム機構は、長い歴史を持つ伝統的な機構の1つで、これまでに、印刷機械や食品・薬品などを製造する機械などに多用されてきた。今日では、コンピュータおよびNC機械を利用した設計・製作の技術の進展により、さらに高性能な優れたカム機構を造り出せることで、最近では、微小な半導体や電子部品などを高速かつ多量に製造する機械に用いられ、今なお産業界において、重要な機構として位置付けられている。その理由は、カム機構の設計・製作を適切に行えば、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮できるからである。
そこで本講座では、もっとも普及性の高い、リンクを含む回転する平面および円筒のカム機構に絞り、いくつかの基本かつ重要な留意点を示し、実践的な設計能力を身につける。さらに、カム機構における、トラブルの発生、その要因と防止のための対策の知識を得ることを目標とする。
1.カム機構の形式
1-1 構成要件
1-2 運動速度の領域
1-3 カム機構の例
1-4 形式とその体系的な分類方法
1-5 機構のレイアウトの留意点
2.タイミング線図とは
2-1 タイミング線図を作成する目的
2-2 カム曲線とは
2-3 運動における実次元単位と無次元単位の関係
2-4 代表的なカム曲線とその式
2-5 カム曲線の特性値
2-6 カム曲線を選定する際のポイント
2-7 カスタマイズなカム曲線の作り方
2-8 高速度駆動用カム曲線を選定する際のポイント
3.カム機構の設計と製作
3-1 設計の手順
3-2 圧力角と切り下げ
3-3 カム軸トルクの算出
3-4 基本チェック項目
3-5 材質と熱処理
3-6 潤滑の方法
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