1.仕様の明確化
1-1.要求仕様および設計仕様
(1)場面を想定した上で設計課題を解決するための条件や機能
(2)コンセプト(場面)の設定
・設計を進める上での合意事項
・使用場面や目的などを6W3Hで記述
(3)上位の仕様から優先順に考える
(4)定義した条件や機能の目標を数値(SI単位系)で決定
1-2.仕様の上下関係
(1)下位の仕様は理由なく上位の仕様に反しないこと
(2)仕様で抜けているものは設計部門が責任を持って決定
1-3.順序立てて考える
(1)仕様に基づき具体的な構造や機構を考える
(2)仕様(設計目標値)の曖昧な構造や機構は無意味
(3)3DCAD・CAEは設計検証を効率化するためのツール
1-4.【演習】仕様項目の設定に関する演習課題があります
2.機能の具現化
2-1.構想設計
(1)仕様を満たす具体的な構造や機構を全体から個々へと考える
(2)構造や機構が仕様を満足しているか検証
2-2.樹系図の活用
(1)設計内容を機能別に分類・ツリー状に系統化
(2)機能分類と系統化
・適切に分類・系統化された樹系図(階層が深く分木が少ない)
・分類・系統化されてないフラットな樹系図(階層が浅く分木が多い)
・設計検討の組み合わせ数
(3)樹系図3ヶ条
・設計で重要な機能から分類
・ひとつの階層は4分木以内
・アセンブリと部品は混在させない
(4)製造順と設計順
・工作機械、バルブ・油圧回路の例
・設計部品表(EBOM)と製造部品表(MBOM)
2-3.樹系図の応用
(1)鋳物部品などの複雑形状
(2)モジュール化設計
2-4.【演習】樹系図の考え方と作成に関する演習課題があります
3.設計検証
3-1.構造や機構が仕様を満たしているかをチェック
3-2.3DCAD・CAEなどツールの活用方法
(1)少ない手数で早く問題点を見つける
(2)モデリング3ヶ条
・設計で重要な部分から作成
・フィーチャを設計機能に対応させる
・設計基準を明確にする
3-3.チェックリスト
(1)3DCAD活用自己診断シート
(2)3DCAD活用べし・べからず集
3-4.【事例紹介】設計の進め方および3DCAD・CAEを活用した設計検証に関する内容
(1)モデリング3ヶ条、設計基準と加工基準
(2)定石コマンド、順序変更、挿入、2D断面スケッチ
(3)解析(CAE)のタイミング