非会員:
29,700円
(本体価格:27,000円)
会員:
19,800円
(本体価格:18,000円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
今「100年に1度の変革期」と言われている自動車産業であるが、世間ではその現実が正確に理解されているとは言い難い。本セミナーでは、演者による過去20年以上にわたる現場観察とインタビュー調査、学術研究、各種報道資料等をもとに、日本の自動車産業の最近の動きに関する冷静な考察を行う。具体的には、4つの論点を中心に報告する。
第1に、日本の自動車メーカー各社(トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、三菱自動車工業)のグローバル・サプライチェーン管理(SCM)の実態を納期管理の側面から素描する。第2に、近年の半導体不足および自動車部品調達に関する実態報告を行う。それと関連し第3に、5~6次以下の部品メーカーまで含めると数万社は存在すると言われる自動車生産のサプライチェーンの可視化とBCP(Business Continuity Planning)をめぐる動きについて言及する。第4に近年もっぱら話題となっているEV(電気自動車)の問題にも触れ、今後の産業動向について展望する。
1.日系自動車メーカーのグローバルSCM概要
・自動車のグローバルSCM
・自動車メーカー各社の比較
2.近年の半導体および部品調達をめぐる動き
・製品特殊性の強さとアーキテクチャ
・レガシー性の問題
・車載半導体取引の今後
3.サプライチェーン可視化をめぐる動き
・トヨタのRESCUEについて
・部品メーカーとの信頼関係
4.EVをめぐる動き
・現状の確認
・今後のEV市場の行方
- 価格とコスト
- 環境問題
- 新規参入
- 政治
- 消費者視点
5.おわりに
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