☆演習付き
 リスクアセスメントの難しさ→あなたが品質保証責任者なら?どう対応するか。

化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント【アーカイブ配信】
-GMP 概論/品質監査の活用/監査項目/監査チェックシート/指摘事例…etc.-

こちらは4/16実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
化粧品品質【アーカイブ配信】
セミナーNo.
240446A
配信開始日
2024年04月17日(水)
配信終了日
2024年04月26日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
こちらは4/16実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

・配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
趣旨
・講演者の意図.→How toではなくWhy,Whatを気付くことが大事.有事に備えて仮想体験する。
・化粧品GMPとは→成り立ちと取り組みを知る.具体的な内容はどうなっているのか?要求事項と解釈を理解する.
・化粧品製造販売業者とは→GQPと品質保証の取り組みを知る.品質保証は製販業の業務範囲,しっかり品質保証するには 
 どうしたらよいか.品質監査の重要性について述べる.
 委託先との関係は様々である。

 1)新規に製造業者を選定して、委託製造をお願いする場合→基本事項の確認とレベル感
 2)現在品質の問題はないが,定期的に監査する場合→問題を炙り出すため(予防)
 3)現在,何らかの問題を抱えている場合→製造品質を改善したい(再発防止,管理水準変更)
 委託先のリスクに応じて監査の基準や着眼点を変えるべきである。実効性の高い品質監査を行うことを目指す。
  ・品質保証は設計から市場までのライフサイクル全体の「品質」が十分確保されていることを確実にする活動である。
  ・CAPAを確実にするためには、品質リスクアセスメント(失敗学)の活用が有効である。
セミナーは4部構成となっている.
プログラム

 1. はじめに(日本の製造業と化粧品製造業の実態)
  1.1 日本の製造業の衰退
  1.2 化粧品GMPとGQPの関係(守備範囲)
  1.3 製・販分離の弊害
  1.4 化粧品GQPの効果的運用
  1.5 まとめ
 化粧品業界ではGMPとGQPの役割分担により,各品質(設計品質,製造品質,市場品質)における
 責任役割が分かれました。

 2. GMP概論
  2.1 GMPの基礎
  2.2 化粧品GMPの変遷
    粧工連の自主基準である81年版GMP技術指針との関係→02年に改訂版を策定したが.
     ISO化の動きがあった.07年にISO-22716を業界の自主基準とすることが決まった.
     旧化粧品GMPとISOの化粧品GMPの橋渡しが必要になった.「運用留意事項」を発行した.→粧工会のH/Pで紹介
     化粧品GMP全面改訂を受けて。「包装・表示・保管」業者への対応。輸入業者への対応。
  2.3 ISO22716(化粧品GMP)の概要
      要求事項とガイドライン規格について説明する.GMPの3要素.項番構成と条文説明.Shouldの数が要求事項.
      項番とモノの流れの関係を示す.モノの流れと役割の関係を示す.
  2.4 GMPの運営方法
      取り組みの目標は何か?
      *薬機法改正「法令順守体制の確保」責任役員の役割を説明する.
  2.5 包装・表示・保管、輸入化粧品のバッチ、保管サンプル、製品標準書について
      粧工会のGMP委員会で整理した内容を説明します.

 3. 品質監査の活用(製造品質を確保するために)
  3.1 品質監査の目的
      製造販売する製品が,製造業者において,適正かつ円滑に製造されたものであることを定期的に確認,その記録を作成すること
      (適正な製造管理及び品質管理の確保に関する手順)に基づく。
  3.2 内部監査と第2者監査の違い
      GQP 省令で求められる「品質監査」がある.製造販売業者が製造業者に対して行う第2 者監査である.
      第2 者監査の目的は「製造品質が今後も安定していること」を確認することである.
  3.3 品質監査の計画と準備
      チェックリストを選定する基準は,
       - トレンドが含まれているか
       - 対象範囲に漏れは無いか
       - 顧客や認定機関等の指摘事項は反映されているか
        などを基準に行うと良い.
  3.4 品質監査チェックシート
      添付のチェックシートを説明.SGS第2者監査の結果報告書を参照する.
      粧工連のGMPタスクフォースの検討.輸入,包装・表示事業所のGMP基準.
  3.5 品質監査の着眼点
      全体のレイアウトから動線を確認する。
  3.6 各調査ポイントでのチェック項目とチェック内容
  3.7 衛生管理
      実施の実態を把握することが大事。
  3.8 書類監査
      生データの取り扱いと記録の整合性を確認する。
  3.9 異常処理
      深堀することが大事だが,中々参照できないのが問題である。提出してくれるようお願いするしかない。
  3.10 改善指示
       指示の内容によって是正とリコメンド(推奨)に分けて考える。
  3.11 品質監査報告
       結果を文書化して管理する。
  3.12 品質監査の留意点
       お互いの立場を尊重してWin_Winの関係を築く.
  3.13 リスクベースで行う品質監査
       監査の目的は「安定な生産品質確保」である。委託先のリスクに応じて対応するのが良い。
  3.14 製造所のリスク管理
       製造所ごとのリスク評価を行うとよい。
  3.15 品質監査での指摘事項
       - 都道府県の指摘事項(添付)朱字は筆者の追記事項
       - 京都府の指摘事項(添付)
       - 埼玉県の指摘事項(画面投影)最初に説明する.
       - 品質監査質問事項(添付)

 4. 化粧品の品質保証
  4.1 ICH Qトリオの考え方
  4.2 製剤開発に関わるガイドライン(ICH Q8)
      Qbdの考え方で開発することが重要
  4.3 品質リスクマネジメント(ICH Q9)
      リスクへの対応を事前に考えておく。
  演習:リスクマネジメントの難しさ→あなたが品質保証責任者なら?どう対応するか。
  4.4 品質システム(ICH Q10)
      経営者の関わり方が重要である。
  4.5 リスクへの対応
      リスクアセスメントを活用することが大事。
  4.6 ハインリッヒの法則
      事故の早期発見
  4.7 変更管理の重要性
      3Hに問題が潜んでいる
  4.8 GMPの限界
      ダブルチェックは万能ではない
  4.9 ヒューマンエラーの防止策
      設計段階での取り組みが重要
  4.10 技術者の心得と社会の役割
       技術者は謙虚であれ。技術者は真摯であれ。リスク感性を磨け。
  4.11 リスクマネジメントの難しさ
       未然防止(新規,潜在問題)の視点から着目すべきことは,リスク評価の結果で切り捨てられそうになった部分である.
       ここに,従来の知見からでは見えてこない問題が潜んでいる可能性がある.

 【質疑応答】

キーワード
化粧品,GMP,品質管理,品質保証,製造,バリデーション,プロセス,セミナー,研修,講習
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