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異種材料の接着・接合技術の基礎と強度特性評価【LIVE配信】

※アーカイブ配信(期間:5/30~6/6)のご視聴を希望される方は、【こちらのページ】からお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
異種材料の接着・接合【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2024年05月27日(月) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
講師
群馬大学 大学院理工学府 准教授 博士(工学) 井上 雅博 氏
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
   ※両名の会員登録が必要です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
有機系接着剤を用いた接着、金属系接合材料を用いた接合など接着・接合に関わる研究開発や生産・製造に携わられている方、電子実装における微細接続技術の研究開発や生産・製造に携わられている方(初心者から中級者まで)
習得できる知識
・接着・接合強度に影響を及ぼす因子と強度測定法
・異種材料の接合現象を理解するための化学結合や熱力学の基礎
・有機高分子系接着剤を用いた接着の基礎
・金属系接合材料を用いた接合技術の基礎
・異種高分子間の溶着の基礎
・表面活性化接合技術の概要
・接着・接合継手の寿命予測の考え方
趣旨
 エレクトロニクスやメカトロニクスなどの分野では、デバイスの進化に伴い、異種材料の接着・接合技術の重要性は益々高まりつつあります。接着・接合技術には、有機系接着剤やはんだ等の金属系接合材料を用いるものだけでなく、表面活性化接合や分子接着技術など様々な手法が研究されています。しかし、これらの接着・接合技術の全体を見通せるような教科書は存在しておらず、それぞれの技術について個別に考えていくしかないのが実情です。
 本セミナーでは、接着・接合技術を理解する上での学術的基礎から始まり、様々な研究者によって研究が進められている先端接合技術についてわかりやすく解説します。最低限の数式は用いますが概念的な理解につながるように説明するとともに、質疑応答にできる限り時間を取りますので、奮ってご参加ください。
プログラム

1.異種材料の接着・接合技術の全体像を理解するために
 1.1 微細接合技術の研究動向をわかりやすく整理する
 1.2 界面相互作用の3つのレベル
 1.3 接着強度を決める諸因子
 1.4 接着強度測定と寿命予測法
 1.5 今後の微細接合技術における界面ナノ構造制御の重要性

2.接着・接合を考える前提としての化学結合論
 2.1 化学結合は実態ではなく概念である
 2.2 分子軌道法から考える化学結合の概念 ~共有結合性とイオン結合性~
 2.3 金属結合とは何か
 2.4 van der Waals力とは何か ~一般化van der Waals理論とLifshitz理論~
 2.5 水素結合とは何か ~拡張Fowks式と酸・塩基説の意味を理解するために~
 2.6 界面での化学結合形成を考える

3.高分子系接着剤を用いた接着
 3.1 濡れ性の評価 ~静的評価と動的評価~
 3.2 平衡接触角を用いた表面自由エネルギー解析
 3.3 van der Waals力や水素結合形成に基づく接着理論
 3.4 界面相互作用を考えるための基礎 ~正則溶液近似~
 3.5 拡張Fowks式と酸・塩基説 ~実は同じ現象を別の視点からモデル化したもの~
 3.6 溶解度パラメータの考え方と推算法
 3.7 カップリング剤 ~相溶性と化学反応性の2つの考え方~
 3.8 分子接着技術への展開
 3.9 界面化学反応挙動解析に基づく接着性評価技術

4.金属系接合材料を用いた接合
 4.1 溶融金属の固体表面への濡れ ~物質移動・化学反応を伴う濡れ~
 4.2 原子の拡散 ~相互拡散,カーケンドール効果を理解するために~
 4.3 界面反応層形成を考えるための基礎 ~正則溶体近似~
 4.4 相互作用パラメータの導入
 4.5 状態図から得られる界面反応に関する情報
 4.6 界面反応層成長の速度論

5.樹脂/樹脂間の接着・溶着
 5.1 有機高分子/有機高分子界面での拡散現象 ~界面層の形成~
 5.2 ポリマーアロイの熱力学
 5.3 金属の合金とポリマーアロイの熱力学理論の比較
 5.4 溶解度パラメータの適用限界

6.ナノテク関連技術を用いた接合
 6.1 バルクの熱力学とナノ粒子の熱力学
 6.2 金属ナノ粒子の融点降下現象と低温焼結現象の違い
 6.3 樹脂バインダ中での金属ミクロ粒子の低温焼結現象
 6.4 金属ナノ・ミクロ粒子ペーストにおける界面化学現象の重要性

7.その他の接合技術
 7.1 各種の表面活性化による常温接合
 7.2 吸着種により促進される界面接着・接合現象
 7.3 ナノスケール・ミクロスケールのアンカー効果
 7.4 ナノスケールインターロッキング

8.まとめ

【質疑応答】

スケジュール
10:30~11:50 講義1
11:50~12:40 昼食
12:40~13:50 講義2
13:50~14:00 休憩
14:00~15:10 講義3
15:10~15:20 休憩
15:20~16:30 講義4
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。休憩前に音声でも可能です。
キーワード
異種材料,接着,接合,難接着,金属,樹脂,プラスチック,異材,研修,講座,セミナー
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