☆入門レベルから一歩進んだステップアップ講座。
 ガラスの破壊・強度・強化・クラック伝播の関係性を、2日間で体系的に学ぶ!

ガラスの破壊・強度・強化とクラック伝播《2日間講座》【LIVE配信】

前編のみをご希望の方はこちら→ 「ガラスの破壊メカニズムと切断、強度評価」
後編のみをご希望の方はこちら→ 「強化ガラスのクラック伝播と破壊挙動の理解」

セミナー概要
略称
ガラス(2日間)【WEBセミナー】
セミナーNo.
250993
開催日時
2025年09月09日(火) 10:30~16:30
2025年09月10日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
GMS研究所 代表 博士(工学) 荒谷 眞一 氏
 元・セントラル硝子(株)、元・帝京大学

【ご専門】ガラス物性、材料工学、破壊工学、伝熱工学
日本学術振興会 先端強度材料 第129委員会委員(2012/4~)
ISO規格作成日本代表委員(1994/3~2002/5)TC160/SC2/WG7(security試験法)
価格
非会員:  110,000円 (本体価格:100,000円)
会員:  99,000円 (本体価格:90,000円)
学生:  110,000円 (本体価格:100,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名100,000円(税込)から
 ・1名90,000円(税込)に割引になります。
 ・2名申込の場合は計100,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
 ・10名以上で申込される場合は大口割引がございます。
  お気軽にメールでご相談ください。info@rdsc.co.jp
■会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちら からミーティング用Zoomクライアントを
  ダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
趣旨
 ガラスは、その組成や構造を変えることにより種々の希望する特性を容易に得ることができる有用な材料です。一方、脆性破壊を示す代表的な材料でもあり、強度や破壊に対する保証が極めて難しい材料でもあります。
 ガラスの破壊、強度および強化とクラック伝播との間には密接な関係があります。破壊はガラスの割れ開始後のクラック進展により発生し、強度はガラスが割れる限界の強さでクラックの進展開始時の負荷値から算出し、強化はガラスを割れにくくすることでクラックの進展を圧縮応力により抑止します。
 本講座では、こうした現象の相互関係をふまえ、「初級~中級」レベルの内容として、1日目に「ガラスの破壊と強度」、2日目に「強化ガラスとクラック伝播」をそれぞれ取り上げます。入門講座を終えた方向けに、基礎知識の整理とともに最新知見や応用的視点にも触れて解説します。
 2日間連続して開催する今回の講演会を併せて聴講されることにより、ガラスの破壊・強度・強化とクラック伝播との密接な関係を含め、ガラスの破壊現象に対する理解が深まると思っています。
プログラム

●1日目(9月9日)
『ガラスの破壊メカニズムと切断、強度評価』

1.板ガラスと破壊の基礎
 1-1 板ガラスとは?
 1-2 板ガラスの基礎と主な特性
 1-3 破壊の基礎概念

2.ガラスの切断
 2-1 ガラス切断の考え方 
 2-2 ガラスカッターによる切断 
 2-3 切断液(雰囲気)の影響

3.ガラス破壊における時系列因子
 3-1 ガラス破壊の概要
 3-2 負荷の供与
 3-3 応力の発生と伝達
 3-4 初期クラックの生成(破壊始点の形成)
 3-5 クラック進展(分岐)
 3-6 ガラス破壊

4.新たなガラス強度測定方法
 4-1 反力試験法
 4-2 Quasi-static試験法

5.応力緩和と網目溶解
 5-1 応力緩和現象とは?
 5-2 歪点未満の応力緩和現象
 5-3 室温近傍の応力緩和現象(温度計効果)
 5-4 室温近傍の応力緩和現象(Quasi-static試験法による解析)
 5-5 網目溶解

6.ガラスの破壊と強度
 6-1 従来の考え方
 6-2 新たな知見
 6-3 ガラスの破壊と強度の考え方


●2日目(9月10日)
『強化ガラスのクラック伝播と破壊挙動の理解』

1.強化ガラスとクラックの基礎
 1-1 強化ガラスとは?
 1-2 強度と破壊の基礎知識
 1-3 クラックの基礎

2.強化ガラスの基礎
 2-1 熱強化ガラスと化学強化ガラス
 2-2 熱強化ガラスの強化メカニズムと易強化性
 2-3 易強化性の誘導
 2-4 易強化性の高いガラス組成 

3.熱強化ガラスのクラック伝播観察
 3-1 はじめに
 3-2 Cranz-Schardin型高速度カメラ
 3-3 光弾性法
 3-4 Caustics法
 3-5 ホログラフィ干渉計法

4.クラック先端に発生する応力σCR
 4-1 クラックの連結現象と応力σCRの導入
 4-2 応力σCRと合成応力場の確認
 4-3 応力σCRの推定値
 4-4 応力σCRと応力拡大係数 

5.新たなクラックの生成
 5-1 二股分岐と枝分かれ分岐
 5-2 2つのクラック衝突によるクラック 

6.熱強化ガラスの安全性
 6-1 熱強化ガラスのクラック生成
 6-2 反射波の影響
 6-3 熱強化ガラスの断片化現象と安全性

【質疑応答】

キーワード
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