☆タイ分子の理解、評価法、そして強度設計や加工プロセスによる制御方法までを体系的に解説します。
 基礎を学び直しながら、設計や加工の現場でタイ分子を活かすための実践的知識を身につけられます。

結晶性高分子の強度を支配する『タイ分子』の基礎理解と材料の高強度化・高耐久化設計【LIVE配信】

【アーカイブ配信受講:11/24~12/1】を希望される方は、⇒ 《こちら》 からお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
タイ分子【WEBセミナー】
セミナーNo.
2511108
開催日時
2025年11月21日(金) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
SHテクノリサーチ 代表 工学博士 細田 覚 氏
元・京都工芸繊維大学長持ちの科学開発センター シニアフェロー

【ご活躍】高分子学会フェロー
【ご専門】高分子構造物性、高分子工学、高分子化学
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名49,500円(税込)から
 ・1名46,200円(税込)に割引になります。
 ・2名申込の場合は計49,500円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
 ・10名以上で申込される場合は大口割引がございます。
  お気軽にメールでご相談ください。info@rdsc.co.jp
■会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちら からミーティング用Zoomクライアントを
  ダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・研究開発・製造業務に携わって数年の技術者や新人の方
・研究開発の長年の経験者で、今一度、結晶構造・タイ分子について学び直したい方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・ポリオレフィンに関する基礎知識(触媒、製造技術など)
・分子構造のキャラクタリゼーションの方法  
・結晶構造の基礎知識(結晶系、球晶構造、ラメラ晶、配向結晶、結晶構造分布、等)
・分子構造分布が結晶構造分布にどのように反映されるか
・タイ分子の実験的定性・定量方法、および統計的方法            
・高強度化、高耐久性能とタイ分子 
・分子設計の観点から見るさらなる高性能化について
・加工法と構造形成過程
趣旨
 高分子製品のリサイクル、リユースまでの使用期間の長期化や、軽薄短小化(リデュース)という観点から、結晶性高分子には、長期の機械的耐久性や衝撃に対する機械的強度の向上が常に求められており、これらの特性の発現にはタイ分子が関係していることが判っている。
 このセミナーでは、まず代表的な結晶性高分子であるポリオレフィンを中心に、その触媒や製法、分子構造・結晶構造の基礎について学び、次に、タイ分子に深く関係する組成分布、ラメラ厚み分布、結晶への短鎖分岐の取り込みなどについて説明する。
 その後、弾性率や分光法によるタイ分子の測定例や統計的な求め方について、種々の研究例を用いて説明する。さらにタイ分子増大によるプラスチック製品の高性能化の方向性についても説明を加える。
 最後に、加工によってタイ分子を増やす方法として、Tダイ法やインフレーション法によるフィルム成形と高次構造形成の関係について解説する。
プログラム

1.結晶性高分子の分子構造、結晶構造
 1-1 ポリオレフィンの基礎(触媒と製造技術)
 1-2 分子構造のキャラクタリゼーション   
 1-3 分子構造分布
 1-4 結晶構造の基礎(結晶系、球晶構造、ラメラ晶、配向結晶等)
 1-5 分子構造分布が結晶構造分布にどのように反映されるか
   (分子量、組成分布、短鎖分岐種、連鎖長分布)

2.タイ分子と分子構造、結晶構造
 2-1 タイ分子の概念の確立(高分子説からラメラクラスター理論まで)
 2-2 房状ミセル構造からラメラ晶 (fold結晶)への変遷
 2-3 タイ分子の実験的定性・定量法(弾性率、ESR、IR、等)
 2-4 統計的取り扱い            
 2-5 IR法、ラマン法によるタイ分子の評価と結晶構造

3.タイ分子の観点からの高強度化設計
 3-1 LLDPEの機械的強度
 3-2 HDPE(高耐久性能PE)の分子設計、製造法
 3-3 さらなる高性能化について
 
4.加工法と構造の形成
 4-1 押出加工
  (1) シシケバブ構造の形成と加工条件
 4-2 インフレーションフィルム成形法
  (1) 構造形成過程(球晶とrow構造)
  (2) 直鎖状PE/長鎖分岐PEブレンド
 4-3 射出成形法

 【質疑応答】

キーワード
タイ分子,結晶性高分子,高強度化,高耐久性,セミナー
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