☆オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のPCで受講できます。
※11/13(木)にR&Dテーマ創出セミナーを行います。2日間セットでお申込をいただくことも可能です。
1.日本企業の研究開発テーマのマネジメントの3つの代表的問題
1)評価者の限定的かつ属人的経験・知識に基づく評価(化学会社の例)
2)研究者の熱意の過度の重視(食品メーカー、無線機器メーカーの例)
- 研究開発テーマも“Garbage in, garbage out” (元のテーマが悪ければ、創出技術・製品も悪い)
- 背後にある日本人の特徴(一橋大学 野中郁次郎 名誉教授の研究から)
3)不確実性を軽視した評価(オフィス機器メーカーの例)
2.様々な研究開発テーマ評価法
<非財務法>
1)直感法(スティーブ・ジョブズ、井深大、シャープの緊プロの例)
- 直観法とは?
- 直観法の是非
2)対話法(化学会社の例)
3)スコア法
a. BMO(Bruce Merrifield & Ohe)法
b. リスク-リターン法
c. STAR(Strategic Technology Assessment Review)法
d. 演習1:スコア法演習(「AテーマーBテーマ、どちらのテーマを選ぶべきか?」)
e. スコア法のメリットとデメリット
<財務法>
4)ディスカウント・キャッシュフロー法
a. NPV(正味現在価値)
b. IRR(内部収益率)
c. 演習1~5(NPV・IRRの算定と意思決定)
d. ディスカウント・キャッシュフロー法の主要な課題
e. ディスカウント・キャッシュフロー法を使う上での注意点
5)回収期間法
6)ECV(期待経済価値)法(演習6)
3.良い研究開発テーマ評価システムの要件
1)個別の研究開発テーマ評価法の限界:「一つの評価法では、正しい評価はできない!」
2)研究開発テーマ評価の基本フレームワーク:不確実性・複雑性を所与とした評価システム
3)良い研究開発テーマ評価システムの要件
a. 不確実性・複雑性に対処しながらも分かり易い評価体系
b. 評価者・担当者の間で納得感・信頼感がある
c. 事業・製品で成功するための重要なポイントをきっちりおさえている
d. 革新的なテーマを正しく判断し意思決定ができる:多数決は機能しない
4.全体評価体系としてのステージゲート・プロセス
1)ステージゲート・プロセスとは?
a.「良い研究開発テーマ評価システムの要件」に対処したプロセス
b. ステージゲート・プロセスは方法論ではない!テーマ・マネジメントの「普遍的」な仕組み!
- 皆さんの会社のプロセスを含め、全てのプロセスは、そもそもゲートとステージのあるプロセスになっている!
c. ステージゲート・プロセスの背景と歴史
d. 革新的な製品・事業・技術創出には:不確実性への対処
2)不確実性への対処としてのステージゲート・プロセスの11の工夫
3)ゲートでの評価体系・評価項目例
4)ゲートでの正しい意思決定法
5)ステージゲート・プロセスと上で議論した個別研究開発テーマ評価法との関係
- ステージゲートをプラットフォームに、個別の研究開発テーマ評価法のいいとこどりをして組み込む
5.最後に
【質疑応答】