☆壊さず、再凝集させない!
 CNTやグラフェンの分散・安定化技術を基礎から解説します。
 さらに、マイクロ波による急速加熱やコンポジット材料への応用など、実務につながる最新事例も紹介します。

ナノカーボン材料の分散安定化技術と評価法【LIVE配信】

Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。

セミナー概要
略称
カーボン材料【WEBセミナー】
セミナーNo.
260122
開催日時
2026年01月28日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
山形大学 名誉教授 Ph.D. 佐野 正人 氏

【ご専門】 高分子物理・ナノカーボン
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
 ・1名49,500円(税込)に割引になります。
 ・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
 ・10名以上で申込される場合は大口割引がございます。
  お気軽にメールでご相談ください。info@rdsc.co.jp
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備考
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちら からミーティング用Zoomクライアントを
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2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
必要な予備知識
大学1,2年生程度の物理化学の知識
習得できる知識
ナノカーボン材料の分散に関する物理化学の基礎を理解することで、個々のナノカーボンに対する分散法の適正性や限界が予測でき、問題解法に向けた論理的思考の基ができる。
趣旨
 カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン材料を液体中に分散させるには、凝集体をほぐし、個々に遊離したナノカーボンを再凝集させないように液体中で安定化させる必要がある。もし、どのくらいの力でナノカーボンが凝集しているかが見積もられれば、それ以上の力を与える事でほぐすことが可能となる。しかしながら、あまり大きな力を加えるとナノカーボン自体が損傷されるので、その影響も見積もらなくてはならない。安定化においても万全策はないので、これまで培われてきた手法の長所・短所を見極めて、目的に合った最適手法を選択する必要がある。ここでは、ナノカーボン材料の分散とその評価法に関する物理化学の基礎をまとめて解説する。
 また、分散体の応用に関して、ナノカーボンはマイクロ波により急速(数秒)で高温(数百℃)まで加熱されるという特徴を活かし、化学反応の効率化や局所加熱の応用例を紹介する。
プログラム

1.ナノカーボンの種類
 1-1 なぜナノカーボンがおもしろいか
 1-2 フラーレン
 1-3 単層および多層カーボンナノチューブ
 1-4 極細炭素繊維
 1-5 グラフェン

2.ナノカーボン分散の基本的操作
 2-1 凝集体をほぐす
 2-2 遊離したナノカーボンの分散安定化

3.どのくらい強く凝集しているのか?
 3-1 ファンデルワールス相互作用とは?
 3-2 ナノカーボンのファンデルワールス相互作用
  (1) 単層カーボンナノチューブ
  (1) 多層カーボンナノチューブ
  (1) グラフェン
 3-3 疎水性相互作用

4.どのくらいのエネルギーでCNTは切れるのか?
 4-1 長さ依存性
 4-2 CNTの引張り強度

5.ほぐす操作はどのくらいのエネルギーを与えているのか?
 5-1 ポリマーとの混錬
 5-2 超音波照射
 5-3 超音波照射の効率化

6.グラフェンをほぐす
 6-1 超音波法
 6-2 酸化法
 6-3 インタカレーション法

7.速度論的分散安定化
 7-1 DLVO理論
 7-2 単層CNTのShultz-Hardy則
 7-3 高粘性媒体
 7-4 希薄化

8.エネルギー的分散安定化
 8-1 静電的斥力
 8-2 界面活性剤の臨界表面凝集濃度
 8-3 立体障壁
 8-4 汎用分散剤の例
 8-5 ナノカーボン特有分散剤の例

9.疎水性相互作用の最小化
 9-1 ナノカーボンの濡れ
 9-2 親水基の導入
 9-3 ポリエチレングリコール鎖の不思議

10.分散に向けたナノカーボンの化学反応
 10-1 再現性の確認された反応 
 10-2 マイクロ波応用

11.市販ナノカーボンの分散
 11-1 形状の影響
 11-2 欠陥の影響
 11-3 不純物の影響

12.汎用分散評価法
 12-1 各種顕微鏡
 12-2 パーコレーション閾値 
 12-3 紫外―近赤外吸収分光
 12-4 ラマン散乱
 12-5 レイリー散乱とミー散乱

13.マイクロ波応用
 13-1 ナノカーボンの急速高温加熱と加熱原理
 13-2 カーボンナノチューブの短時間精製      
 13-3 マイクロ波不加熱液体の急速加熱        
 13-4 化学反応の効率化    
 13-5 ナノカーボン表面でのPt微粒子生成
 13-6 ポリマーコンポジットの物性改善

【質疑応答】

キーワード
カーボン,ナノチューブ,CNT,グラフェン,分散,安定化,凝集,評価,セミナー
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