2026年04月22日(水)
10:30~16:30
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(株)INVENTION labo
代表取締役 田中 光利氏
【ご専門】
生化学、電気化学、フォトポリマー
【ご経歴等】
■略歴
富士フイルムで32年間新規テーマに従事した後、特許調査・セミナー会社(株式会社INVENTION labo)を設立し、メーカー様の研究開発を独自のメソッドでサポートしている。
新規テーマでは膨大な数の特許を限られたメンバーで読む事が求められ、筆者自身は苦しみながら整備し特許調査会社が運営できるレベルまで作り上げたメソッド。多数の特許から技術を読みだすときに使用する 「特許リーディング法」と自分や他社の特許内容を議論する時に活用する「三行要約」がある。いずれも追試するつもりで読む事を基本としている。これらのメソッドが浸透した職場では研究のパフォーマンスが向上する傾向にあり、普及を願っている。
■おもな専門分野・研究分野
[学術分野] 生化学、電気化学、フォトポリマー
[研究内容] 臨床化学検査、リチウムイオン電池、高密度配線基板、フラットパネルディスプレイ
■書籍名、発行元等
1.特許リーディング法(amazon) 基本的な考え方と演習を1冊にまとめたもの
2.ペロブスカイト太陽電池(amazon) 特許リーディング法を用いた特許分析の事例
3.特許調査に必須な階層的思考と生成AIの使用感(amazon)
非会員:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
学生:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
◆◇◆
10名以上で同時申込されるとさらにお得にご受講いただけます。◆◇◆
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よくある質問
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、
こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)
セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては
こちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までに製本テキストを郵送いたします。
お申込みが開催直前の場合、到着が間に合わない可能性がございます。
画面の共有によって内容をご覧いただけますので、ご受講可能です。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
日本メーカーに勤務する日本在住の研究者や知財部門の方
・特許の読み込みに時間がかかっていると感じている方
・新規テーマを担当している方/新規テーマ担当の可能性のある方
※演習実施のため、事前アンケートを実施いたします。
開催前日までにご連絡いたしますのでご協力をお願いいたします。
例)ご専門の分野などご所属に関する内容、特許出願に関するご経験、特許明細書の数など
※講師の判断によってご受講をお断りする可能性がございます。
例)コンサルタントおよびそれに類する業に関係する方など
特に予備知識は必要ありません。
事前アンケートなどで受講者様の状況を確認させていただき当日の内容を選定いたします。
事前にPDF公報などをお送りし、当日は演習にて読み取るコツなどをご体験頂きます。
※おひとり1台のPCが必要です
1.特許を速く正確に読むための基本的な考え方
2.上記の力をつけていくための練習方法
3.著名なテキストに出ているトークの中で実際の研究にマイナスだったものの共有
4.メーカー研究の方向性の考え方 (ベストモード探求志向 vsロイヤリティー収入志向)
※いずれも現場実例に基づく考え方の提案です。
私は研究所時代に、知財テキストに従い「請求項中心」の読み方にて苦しんだが、実施例中心の読み方に切り替えて解決した。
独立後、クライアント様にお会いすると、未だに「請求項中心」の読み方が多いのに驚く。テキストの多くが特許事務所の先生(権利書としての請求項中心のお仕事)によって書かれている事が一因の様だ。特許は技術文書でもあるから技術文書としての読み方(実施例中心)も必要、これが根付くと研究者の皆様に時間が生まれ、有用な情報を得て研究が加速すると期待される。
更に、マーケティング教科書にある『破壊的イノベーション』、特許庁推奨;ロイヤリティー収入を目指す『知的創造サイクル』、IPランドスケープやM&Aで用いられる『特許の価値の指標』など、新規テーマに従事する人が、あるいは知財部員として実績をアピールする人が、上から問われる可能性がある”トーク”についても、実例に基づく考え方をお伝えする。
第一部 特許リーディング法
1.特許リーディング法とは
2.特許はなぜ読みにくい
3.サッと読む ~これを覚えると時間に余裕が生まれる~
【演習1】 単純実施例
【演習2】 複合実施例 参考 生成AI の使用感
【演習3】
4.詳しく読む ~他社の経験を自分のものにして新たな発想が生まれる~
【実演動画】 2μのゼラチンフイルムを作ってみよう
【実例紹介】 追試を行うと新たな製品案が生まれやすい
詳しく読むの「基礎的事項」とノウハウ
5.効率的な調べ方
6.『30分から始めよう』
7.事例 特許リーディング法で調べる「ペロブスカイト太陽電池」
8. 三行要約
(1)三行要約とは
【演習4】 電池
【演習5】 材料
【演習6】 装置(予定)
第二部 特許情報の基礎的事項
1.情報は裏を取る習慣をつける
(1) クイズ
銀塩写真の市場がシュリンクした時にF社の売上を一番支えた事業は?
(2) ネット等で手に入る情報には恣意的に作られたものが混入している
(3) 簡単な方法(計算等)でチェックする
(4)出願数動向図から発明ネタ/研究テーマは生まれない
例:特許庁 分野別特許出願技術動向調査
2.4つの事例にみる、新規事業・新規テーマでふまえるべきポイント ~隣接地の拡大~
(1) 四つの事例
・臨床検査システム ・リチウムイオン電池 ・高密度配線基板 ・FPD
新規事業の教科書では「飛び地を目指せ」と書いているが正しく無さそう
(2) 自社特許は自社技術を知る一つの手段
自社特許は「空気」のような存在でわかりにくい。IPCサブクラスで整理する。
(3)隣接地で展開した例
4.リスクを想定する手段の一つとしての特許情報
(1) 事業に影響を与える重要項目からシナリオを考える時に活用
(2) 七つの競争要因(コトラーの5フォース+技術要因2)で考える時に活用
5.良く聴くフレーズと真偽 ~トークに騙されないために~
第三部 攻めの姿勢を貫く他社権利回避のノウハウ
1.他社権利回避の基礎 ~問題特許が見つかったら~
(1)問題特許が見つかっても「やばい」「抵触する」とは書いてはいけない
~知っておきたい怖い話~
(2)ファミリーの「生死」も確認する~日本は「死」でもUSが「生」のこともある~
(3)無効資料を探す
(4)権利範囲を確かめる ~特許請求の範囲が権利範囲とは限らない~
(5)判断する ~このまま進むか路線を修正するか~
2.他社権利回避のアドバンス ~追試によって活路を見出す~
(1) 追試してベストモード求める
(2) 発明は明確か、重要な要素が落ちていないか、追試で確かめる
(3) 権利範囲を再考する
(4) 技術の横展開を考える
3.皆さんへのメッセージ ~特許出願活動は何のために行うか~
ベストモード探求志向 vsロイヤリティー収入志向
特許庁の発信情報の変化
『知的創造サイクル』削除 『活用』の定義を技術開発力の向上などに差し替え
事例
有価証券報告書にロイヤリティー収入計上していたライバル社のその後
勝訴したP社特許はベストモード含む水路確保出願では?
※注 当日は習熟効果を高めるため、内容の差し替えや、プログラム順序の入れ替えを行うことがあります。
10:30~12:00講演
12:00~13:00昼休憩
13:00~16:30講演(適宜小休憩)