2020年04月22日(水)
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・CFR(T)PやCNFおよびその応用、特に自動車分野への応用に興味のある技術者
・CFR(T)PやCNFおよびその応用、特に自動車分野への応用に興味のある企画部門の方
・CFR(T)PやCNFおよびその応用、特に自動車分野への応用に興味のある経営者
・CFR(T)PやCNFの材料設計、成形技術
・CFR(T)PやCNFの応用技術
・CFR(T)PやCNFの普及の考え方
CO2問題、AI、5Gなど取り巻く環境が大きく変化する中、自動車は、電動化、CASE、MaaSなど、今、大変革の時期と言われている。そうした中、自動車の構成材料も、これまでのフルスチールから、アルミやCFR(T)Pのような軽量高強度材料が多く採用されるようになってきた。更には、植物の成分であるセルロースをナノ繊維化(CNF)しプラスチックを複合強化した材料(CNFRP)も注目されるようになってきた。また、マルチマテリアル化という考え方も強調され、異材接合技術とともに盛んに研究されている。
では、なぜ、このような新しい材料が注目されているのか。それは、自動車を取り巻く環境の変化と密接な関係がある。特にはCO2問題が大きい。現在、各国は、走行時のCO2排出量規制を掲げ、自動車全体の80%以上を占める走行時のCO2排出量対策に余念がない。電動化や軽量化はその一環であり、軽量高強度材料に目が向けられている。ただ、次に多い素材製造時のCO2排出量に関しては、なかなか手が付けられない現状にある。本格的なLCA対策として植物に目が行くのも良く分かる。ところが、軽量でLCAに優れた材料で、コスト要求も含め、満足する材料は、残念ながら見当たらない。そこで出てきた考え方がマルチマテリアルである。ここでは、これらの材料の動向と今後、普及・定着するための課題や一対策案について紹介し、議論してみたい。
Ⅰ 自動車を取り巻く環境の変化
1 温暖化
2 SDGsへの取り組み
3 情報社会(AI、IoT、5G・・・)との連携
4 各種モビリティの共演
Ⅱ 自動車の大変換
1 環境対応車両への期待
2 電動化の取り組み
3 地域、人が造る自動車
4 CASE、MaaSの導入
Ⅲ 自動車材料の改革(2010~)
1 軽量材料に期待
2 CFR(T)Pに注目
3 CFR(T)Pとは (材料、設計、成形法)
4 CFR(T)Pの歴史
5 CFR(T)Pの動向
6 CFR(T)Pの課題
Ⅳ 自動車材料の改革(2030~)
1 環境材料に期待
2 植物系材料への期待と課題
3 CNF複合材料(CNFRP)に注目
4 CNFRPとは(材料、設計、成形法)
5 CNFRPの動向
6 CNFRPの課題
Ⅴ 自動車材料の改革(2040~)
1 ハイブリッド材料に期待
2 マルチマテリアルに注目
3 マルチマテリアルとは
4 マルチマテリアルの動向
5 マルチマテリアルへの一提案(CFR(T)PとCNFのコラボ)
6 マルチマテリアルの普及と課題
Ⅵ まとめ
Ⅶ 質疑応答