1. 共鳴法(MIT方式)の回路としての定式化
1.1 非接触給電に対する誤解と偏見
非接触給電は,原理的にはIH調理器と同じ,かつ,有線給電に匹敵する効率を達成可であることを示す
1.2 集中定数回路とできる工学的な条件
集中定数回路と分布定数回路を区別可能な工学的尺度
1.3 回路としての共鳴法(MIT方式)
集中定数回路としてみたとき,共鳴法(MIT方式)が有線給電に匹敵する高効率転送を可能であることを示す
1.4 使用周波数とコイルの巻き方の関係
100kHzは直巻可能,10MHzは並列接続が望ましいことを示す
2. 共鳴法(MIT方式)に対する解析
2.1 共振回路における高電圧の原因解析
一次電流と二次電流の導入
2.2 共鳴法(MIT方式)による高効率転送可能な理由
Q回反復によるエネルギ転送
3. 漏洩電磁波
3.1 漏洩電磁波のモデル化
非接触給電システムの漏洩電磁波は,難しい分布定数回路としなくても,解析可能であることを示す。
3.2 雑音抑圧法
携帯電話に用いられていたスペクトル拡技術により,転送効率を損なうことなく漏洩電磁波を抑圧可能。