技術専門書などには記載されていない多くの技術ノウハウをわかりやすく解説!

騒音の低減および騒音問題解決のための技術とノウハウ(入門~実務へ)

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セミナー概要
略称
騒音低減
セミナーNo.
it150505
開催日時
2015年05月28日(木) 10:00~17:00
主催
(有)アイトップ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
青山DFビル 5階 青山セントラル セミナー会場
価格
非会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
学生:  39,600円 (本体価格:36,000円)
価格関連備考
1名様につき、38,880円(税込)
(テキスト代(レーザープリンターでカラー片面印刷)、印刷していない面はメモに使用できます)
1社から2名様以上同時にお申込み頂きますと、2名様目から受講料を5,400円割引させて頂きます。
定員
20名
講座の内容
趣旨
 通常、日本の大学ではどの学部でも騒音工学の授業がありません。よって、本セミナーでは、騒音の測定・分析技術について入門的な内容から分かりやすく解説し、実務における騒音問題解決のための基礎技術が身につくように多くの実例を交えながら解説致します。
 騒音の周波数分析についても代表的な2つの方法(リアルタイム・オクターブ分析、FFT(高速フーリエ変換による分析においてもこの分野の技術専門書には記載されていない多くの技術ノウハウについても分かりやすく解説致します。
 騒音低減および騒音問題解決のために必要となる基礎事項を練習問題を解きながら分かりりやすく解説した後に、この分野で世界的に圧倒的に多くの実績がる音響インテンシティ技術および騒音のアクティブ・ノイズ・コントロール技術についてもその理論、実務における活用法を分かりやすく解説致します。
 具体的には、騒音の可視化技術として有名な音響インテンシティでは、その応用実務技術としての音源探査技術や音響パワーレベルの測定方法などを動画を併用しながらわかりやすく解説致します。
 また、騒音を検出しその逆位相の音を瞬時に作り出し、これをもとの騒音に加えることにより低騒音化を達成するアクティブ・ノイズ・コントロール(ANC)技術(騒音の能動制御)についても動画を併用しながら分かりやすく解説します。
 テキストには、音響インテンシティ技術とアクテイブ・ノイズ・コントロール技術についての理論についても詳しく、かつ分かりやすく記載してありますので、これらの分野の理論を詳しく勉強したいというかた、また将来詳しく勉強されたいというかたにとっても大変有益なテキストになっています。
プログラム
1.音・騒音の基礎
  1-1 音・楽音・騒音・異音とは?
  1-2 楽音とは?
  1-3 異音とは?
  1-4 周波数・周期・振幅・ピーク値・P-P値・実効値(rms)・平均値の関係
  1-5 騒音に限らず波動現象を理解するために最初に理解しなくてはならない4ケの数式とは?
  1-6 音・騒音と振動は同じ波動現象であるが決定的な違いがある! その違いとは何か? 
  1-7 波形とスペクトル、どう違うの?
2.音・騒音の計算計算方法(デシベルでの計算)
   -騒音の専門家と同じデシベル計算のしかた、デシベル計算における暗算のしかたのノウハウも解説致します-
  2-1 なぜdB(デシベル)を使用するのか?
  2-2 人間の聴覚はどうなっているのか?
  2-3 人間の聴覚はどのような関数で表せるのか?
  2-4 人間の聴覚は具体的にどのような数式で表すことができるのだろうか?
  2-5 デシベルでの計算のしかた
    ① デシベルの足し算 (合成音の求め方)
    ② dB の平均(パワー平均)パワー平均と算術
      平均の違いは?
    ③ レベル差 ( 暗騒音補正 )
    ④ 簡便法(表)による暗騒音補正の例題をやってみよう!
  2-6 dB の足し算・引き算におけるノウハウ
  2-7 等価(連続)騒音レベルとは?
  2-8 dBの足し算の応用として作業環境騒音の等価騒音レベルの計算のしかたについての考え方を考察してみよう!
  2-9 音響パワー (パワー) と 音響パワーレベル
     (パワーレベル) の違いと計算のしかた
  2-10 dB の計算は 10log で行うのか?それとも 20log で行うのか?両者の違いは? 
  2-11 実際にdBの計算をしてみよう(計算例題4題)!
  2-12 ここで音・騒音分野における重要基本用語を再整理しよう!
3.騒音計を技術的に正しく使いこなすために!
  3-1 騒音計を技術的に正しく使いこなすための技術ノウハウとは?
  3-2 音・騒音の各種量記号について
  3-3 騒音計の周波数特性、動特性と時定数の関係、周波数レスポンス
  3-4 内部発生器・音響校正器・ピストンホンの違いは?
4.音・騒音における『レベル』を詳しく検討してみよう!
  4-1 そもそも『レベル』とは? 
    音・騒音の分野における『レベル』は日常会話において使用する『レベル』と同じか?
5. 周波数分析:1/1,1/3などの実時間オクターブ分析器とは?
  5-1 バンドパス・フィルタとは?
  5-2 実際のBPFの詳細
  5-3 騒音の分野でよく使用する主なBPF
  5-4 いろいろな電気フィルタ
  5-5 オールパス(レベル)とオーバーオール(レベル)の違いは?
  5-6 1/1オクターブバンド分析値から騒音レベルを求める例題
  5-7 1/3オクターブ分析結果から1/1オクターブバンドレベルを求める例題
  5-8 1/3オクターブ分析結果から音圧レベルと騒音レベルを求める例題
  5-9 そもそも周波数分析とは?
6.FFTアナライザの特徴と使いこなしノウハウ
   -FFTアナライザについての技術専門書は多数あるが、どの本にも記載記載されちないが、FFTアナライザを技術的に正しく使いこなすための技術ノウハウを解説-
  6-1 時間を変数とする世界と周波数を変数とする世界
  6-2 周期的な信号は多くの三角関数の和で表される
  6-3 フーリエ級数とは?
  6-4 フーリエ変換 : FFT と DFT
  6-5 FFT を使いこなす際の6ヶの重要目とは?
7.多数の騒音発生源とその騒音レベル
8.音源探査などに有効な音・騒音の可視化方法(ビジュアリゼーション)としての『音響インテンシティ法(SI, AI)』とその動画解説、動画で実務にすぐに活用できる音源探査の方法と通常の工場(無響室や半無響室内でなく)で精度よく測定できる音響パワーレベルの測定方法もわかりやすく解説!
  8-1 今、なぜ音響インテンシティなのか?
  8-2 音響インテンシティとは?
  8-3 音響インテンシティの理論
  8-4 直接法(直接積分法)による音響インテンシティ測定の理論
  8-5 直接法による音響インテンティの測定理論をブロック図化
  8-6 間接法による音響インテンシティ測定の理論式
  8-7 間接法による音響インテンシティ測定のための理論式の導出
  8-8 音響インテンテンシティ計測用マイクロホンプローブの指向特性
  8-9 音響インテンシティ計測における直接法と間接法の特徴を整理しよう!
  8-10 直接法と間接法による実際の測定例
  8-11 音と音響インテンシティの略歴
  8-12 音響インテンシティ計測で容易に行える音源探査
  8-13 各社の1次元用および3次元用音響インテンシティプローブ
  8-14 一次元音響インテンシティ測定システムの構成例
  8-15 三次元音響インテンシティ測定システムの構成例
9.従来からの難題であった低周波音対策に有効なアクティブ・ノイズ・コントロール(ANC、騒音の能動制御)技術のポイントをわかりやすく解説。 動画の解説も併用  
   -騒音に逆位相の音を重ね合わせて低騒音化する技術をわかりやすく解説し、この技術を実務へ適用する場合のポイントも分かりやすく解説-
  9-1 今、なぜANCが必要なのか?
  9-2 アクティブ・ノイズ・コントロール技術出現前 
  9-3 アクティブ・ノイズ・コントロール技術の昔と今
  9-4 簡単なアクティブ・ノイズ・コントロールの実験
  9-5 ANCのだいぶ前から実施されている波の干渉の応用
  9-6 付加音源(2次音源)としてのスピーカについての考察
  9-7 スピーカとエンクロージャーの関係-音響放射効率を考える-
  9-8 1次元音場のアクティブ・ノイズ・コントロール
  9-9 ANC技術を実現するデジタルフィルタの例
  9-10 ANC技術を実現するための理論式を導出してみよう!
  9-11 LMS ( Least Mean Square ) アルゴリズムとは? -ANCにおける消音アルゴリズムの基本-
  9-12 LMS による適応フィルタのシステム構成の詳細
  9-13 Filtered-X LMS アルゴリズム-ANCにおける消音アルゴリズムの代表選手-
  9-14 実際の Filtered-X LMS アルゴリズム 
  9-15 Filtered-X LMS アルゴリズムにおけるタップ重み(係数)の更新式
10.質疑応答
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