Ⅰ.燃料アンモニアのサプライチェーンの構築の重要性 13:00~13:50
<講演の趣旨>
以下の各講演で紹介されるように、燃料アンモニアのサプライチェーンの構築に向けたさまざまな取り組みが、世界中で動き出している。カーボンニュートラル目標の実現に向けて、燃料アンモニアのサプライチェーンの構築が、内外の政府や企業において重要な政策課題や事業戦略の視点となっている理由を説明するとともに、サプライチェーンの将来展望についても述べてみたい。
<プログラム>
1.カーボンニュートラル目標の実現における燃料アンモニアの重要性
2.水素エネルギーとしてのアンモニアに係る内外の動向
3.サプライチェーン構築に関わる政府の目標
4.サプライチェーン構築上の課題
5.水素エネルギーとしてのアンモニアの将来展望
6.質疑応答/名刺交換
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Ⅱ.カーボンニュートラルポートの形成について 14:00~14:50
<講演の趣旨>
港湾は、総貿易量の99.6%が経由する物流拠点であり、CO2排出量の約6割を占める産業の多くが集積する産業拠点である。国土交通省では、港湾において、水素・燃料アンモニア等の大量かつ安定・安価な輸入を可能とする受入環境の整備や、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化等を通じて、「カーボンニュートラルポート(CNP)」を形成することとしている。今回、CNP形成の取組について紹介する。
<プログラム>
1.カーボンニュートラルポートの概要
2.脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化
3.カーボンニュートラルポート検討会
4.質疑応答/名刺交換
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Ⅲ.燃料アンモニア最近の動向と課題 15:00~15:50
<講演の趣旨>
世界的にGHG削減に注目が集まっている中、菅政権は2021年10月に2050年時点でのカーボンネットゼロを宣言。石炭火力発電の国際的批判も高まっている中で、ゼロエミッション火力燃料としての水素とその誘導体であるアンモニアに注目が集まっている。燃料アンモニア導入に向けた政府の動向と今後の課題を整理する。その上で今後起こるであろう注目点について議論したい。
<プログラム>
1.日本のエネルギーミックスと脱炭素に向けた政府の発表内容
2.ゼロエミッション燃料としてのアンモニア
3.アンモニアを原料にした時の課題
4.2030年/2050年に向けた燃料アンモニアの取り組み
5.Supply Chain確立に向けた課題
6.質疑応答/名刺交換
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Ⅳ.低炭素アンモニアへの取組みについて 16:00~16:50
<講演の趣旨>
日本政府が2050年のカーボンニュートラルを目指すことを宣言したことをきっかけに脱炭素への方策としてアンモニアに注目が集まっており、資源・エネルギー庁様を中心に「燃料アンモニア導入官民協議会」が設立される等、燃料アンモニアの早期社会実装に向けて様々な取り組みが加速しています。丸紅(株)も国内外サプライチェーンの構築に向けてパートナーや政府と連携し種々の検討を進めています。当社の低炭素アンモニアの取組みを紹介し、実装に向けての課題などを共有させていただきます。
<プログラム>
1.脱炭素を目指す社会においてアンモニアが果たす役割
2.カーボンニュートラルに向けた丸紅(株)の組織・取組み
3.低炭素アンモニアサプライチェーンの構築について
4.アンモニア社会実装への課題
5.質疑応答/名刺交換
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Ⅴ.エネルギーとしてのアンモニア市場:
市場展望と脱炭素の取り組み(中東から考える) 17:00~17:50
<講演の趣旨>
アンモニアのエネルギー利用がいよいよ本格化を迎える時代となった。現在策定中のエネルギー基本計画にもゼロカーボン電源として位置付けられることになる。アンモニア製造の原料には、天然ガス・石油等、炭化水素が経済的に早道であり、ブルーアンモニア(CCUS技術と併用)がその中心となる。アンモニアは日本市場にとどまらず、アジア太平洋・中東、さらには世界市場へと大きく成長する可能性が高く、その成長の鍵を握るのは、炭素の再利用技術(隔離技術も含め)であり、これまで世界のエネルギー供給の太宗を担ってきた中東の動向にある。
<プログラム>
1.アンモニアサプライチェーンの実証について(サウジアラムコとIEEJ)
2.日本市場のポテンシャルについて
3.原料の多様性とアジア地域の経済成長支援について
4.カーボンの利用技術
5.アンモニ市場の全体像
6.質疑応答/名刺交換