電気的・磁気的信号により粘弾性の制御が可能な機能性流体について、
各種機能性流体の特性から応用デバイスの設計法、期待されてる応用分野まで、1日かけてじっくり学習します。
1. はじめに
1.1 機能性流体と歴史的背景
1.2 機能性流体の基本原理と挙動
1.3 機能性流体の応用分野と研究状況
2.ER流体(ERF: Electro-Rheological Fluids)
2.1 ER流体の種類と組成
2.2 ER効果発現メカニズムと応力特性
2.2.1 分散系ER流体と均一系ER流体のER効果(基本的応力特性)
2.2.2 ER効果発現の理論的検討(球形粒子分散系ER流体)
2.2.3 粒子分散系ER流体のER効果(静的特性と動的特性)
2.2.4 分散系ER流体が具備すべき条件
2.3 ER流体デバイスと関連技術への適用
2.4 ER流体の応用技術
2.4.1 ER流体の応用デバイス
2.4.2 応用デバイスが抱える問題
2.4.3 ERゲル(ERG)の開発とその応用
3.磁性流体(MF:Magnetic Fluids)
3.1 磁性流体と磁気的性質
3.1.1 磁性流体の組成
3.1.2 磁性流体の磁気的挙動
3.2 磁性流体(MF)の応用例
4.MR流体(MRF: Magneto-Rheological Fluids)
4.1 MR流体と磁気的性質
4.1.1 MR流体の組成
4.1.2 MR流体と磁性流体の比較
4.2 MR効果(基本的応力特性)
4.2.1 降伏応力の発現
4.2.2 MR流体が具備すべき条件と問題点
4.3 MR流体の問題点の解決検討(実用的開発)
4.3.1 分散媒のチキソトロピー化とMR流体の作製
4.3.2 開発したMR流体と性能評価
4.4 MR流体の応用技術
4.4.1 MR流体の関連技術とデバイスの基本的設計
4.4.2 MR流体の実用デバイス例
4.5 磁気混合(MC)流体とその応用
5.電界共役流体(ECF: Electro-Conjugate Fluids)
5.1 電気流体力学(EHD)による液体ポンピング
5.1.1 EHD現象の研究分野と体系
5.1.2 液体を駆動する力の根源
5.2 EHD液体ポンピングのメカニズム
5.2.1 従来のメカニズムと実用上の問題点
5.2.2 問題点の解決に向けた新規メカニズム
5.3 EHDポンプとポンピング特性
5.3.1 EHDポンプ用電極の試作
5.3.2 EHD液体引き出し現象
5.4 電界共役流体の応用技術(近年の動向)
6.おわりに
□質疑応答□