学術的な基礎から接着技術を俯瞰し、実用系における接着特性・信頼性の向上へと落とし込む

高分子系接着剤を用いた接着、金属系接合材料を用いた接合、
 樹脂/樹脂間の接着・溶着、金属/有機界面形成技術、ナノテク関連技術を用いた接合、、、

異種材料の接着・接合技術と信頼性の評価と向上【WEBセミナー】
~信頼性の高い接着・接合を実現するために~

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セミナー概要
略称
異種接着【WEBセミナー】
セミナーNo.
st210710
開催日時
2021年07月27日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
※電子媒体(PDFデータ/印刷可)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー中、講師へのご質問が可能です。
講座の内容
受講対象・レベル
材料メーカーや実装メーカーなどで接着・接合に関する業務に携わっておられる方
習得できる知識
・化学結合論の考え方
・接着・接合現象解析の考え方
・様々な接合技術の研究動向
趣旨
 異種材料を接着する技術は、エレクトロニクス実装をはじめ様々な産業における基盤技術のひとつです。しかし、接着強さは様々な因子の影響を受けるため、信頼性の高い接着接合を実現することはそれほど容易なことではありません。
 本セミナーでは、学術的基礎から接着技術を俯瞰し、接着特性や信頼性について考えてみたいと思います。一般的な接着・接合技術に関するセミナーでは、有機系接着剤や金属系接合材料などの特定の材料系に焦点を絞った内容のものが多いと思いますが、本セミナーでは有機系接着剤と金属系接合材の両方について基礎から説明していきたいと思います。
プログラム

1.最新の異種材料の接着・接合技術を理解するために
(1)微細接合技術の研究動向をわかりやすく整理する
(2)界面相互作用の3つのレベル
(3)接着強度を決める諸因子
(4)今後の微細接合技術における界面ナノ構造制御の重要性

2.接着・接合を考える前提としての化学結合論
(1)化学結合の概念
(2)分子軌道法から考える化学結合の概念 ~共有結合性とイオン結合性~
(3)金属結合とは何か
(4)van der Waals力とは何か ~一般化van der Waals理論とLifshitz理論~
(5)水素結合とは何か ~拡張Fowks式と酸・塩基説の意味を理解するために~
(6)分子軌道相互作用の概念で界面結合形成を考える

3. 高分子系接着剤を用いた接着
(1)濡れ性の評価 ~静的評価と動的評価~
(2)平衡接触角を用いた表面自由エネルギー解析
(3)van der Waals力や水素結合形成に基づく接着理論
(4)界面相互作用を考えるための基礎 ~正則溶液近似~
(5)拡張Fowks式と酸・塩基説 ~実は同じ現象を別の視点からモデル化したもの~
(6)溶解度パラメータの考え方と推算法
(7)キュアプロセス中での接着力の発達過程の解析 ~濡れから接着への変化~
(8)カップリング剤 ~相容性と化学反応性の2つの考え方~
(9)分子接着技術への展開
(10)界面化学反応挙動解析に基づく接着性評価技術

4.金属系接合材料を用いた接合
(1)溶融金属の固体表面への濡れ ~物質移動・化学反応を伴う濡れ~
(2)原子の拡散 ~相互拡散,カーケンドール効果を理解するために~
(3)界面反応層形成を考えるための基礎 ~正則溶体近似~
(4)相互作用パラメータの導入
(5)状態図から得られる界面反応に関する情報
(6)界面反応層成長の速度論

5.樹脂/樹脂間の接着・溶着
(1)界面層の形成 
(2)同種高分子界面と異種高分子界面
(3)界面層の厚さと接着強度

6.ナノテク関連技術を用いた接合
(1)バルクの熱力学とナノ粒子の熱力学
(2)ナノマテリアルによる接合技術 
(3)金属ナノ粒子の融点降下現象と低温焼結現象の違い ~熱力学的1次相転移と表面拡散現象~
(4)金属ナノ・ミクロ粒子ペーストにおける界面化学現象の重要性

7.その他の金属/有機界面形成技術
(1)種々の表面活性化手法による低温接合 ~コンタミ除去型、改質層付加型、ハイブリッド型~
(2)吸着種による表面拡散促進
(3)化学的表面改質を利用した接合技術
(4)ナノスケールインターロッキング
(5)ミクロおよびナノアンカーを利用した接合技術

8.信頼性評価のための基礎知識
(1)強度特性評価のためのワイブル統計の基礎
(2)外部要因によって引き起こされる現象がもたらす不具合
(3)寿命予測の考え方 ~ワイブルプロットに時間因子を導入する~
(4)反応速度論モデル(アレニウスおよびアイリングモデル)

  □質疑応答□

キーワード
接着理論、有機系接着剤、はんだ、表面活性化による接合技
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