本セミナーでは、水電解の原理を基礎的な熱力学、電気化学を交えて解説した後に、アルカリ水電解技術の特徴や課題、国内外の動向について紹介する。また講師のアルカリ水電解に関連する研究成果についても言及する。
1.水素社会の実現に向けて
1.1 なぜ「水素」なのか
1.2 水素の利用
1.2.1 エネルギー源および化学原料としての水素
1.2.2 エネルギー貯蔵技術としての電池との比較
1.2.3 今後の水素市場
1.3 水素のさまざまな製造方法
2 水電解の原理と特徴
2.1 原理
2.1.1 水分解の熱力学
2.1.2 水電解の電気化学
2.1.3 電解電圧の理想と現実(過電圧について)
2.1.4 効率
2.1.5 性能向上に向けて
2.2 水電解の種類と特徴
2.2.1 アルカリ形水電解
2.2.2 プロトン交換膜形水電解
2.2.3 アニオン交換膜形水電解
2.2.4 固体酸化物(高温水蒸気)形水電解
3.アルカリ水電解
3.1 アルカリ水電解の歴史
3.2 国内の動向
3.3 欧州を中心とした国外の動向
3.4 各要素技術の概略
3.5 実用化に向けた課題
4.アルカリ水電解用アノード触媒の開発
4.1 アノード触媒の課題
4.2 遷移金属元素から成る複合酸化物触媒
4.3 シングルナノメートルサイズの複合酸化物超微粒子触媒
□ 質疑応答 □