本セミナーでは、水電解の原理を基礎的な熱力学、電気化学を交えて解説した後に、アルカリ水電解技術の特徴や課題、国内外の動向について紹介する。また講師のアルカリ水電解に関連する研究成果についても言及する。

アルカリ水電解の原理・特徴から研究開発動向、今後の展望まで【WEBセミナー】
"古くて新しい"アルカリ水電解技術の現在と今後
アノード触媒にフォーカスし複合酸化物触媒に関する最新の研究成果も紹介

セミナー概要
略称
アルカリ水電解【WEBセミナー】
セミナーNo.
st240613
開催日時
2024年06月24日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
鳥取大学 工学部化学バイオ系学科・准教授 辻 悦司 氏
【学歴】
2011年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程物質創成専攻 修了 博士(理学)
【職歴】
2008年 4月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
2011年 4月 北海道大学大学院工学研究院物質化学部門 助教
2015年10月 鳥取大学工学部化学バイオ系学科 講師
2018年12月 鳥取大学工学部化学バイオ系学科 准教授
現在に至る
【受賞歴】
2016年3月 電気化学会 進歩賞(佐野賞)
2019年3月 電気化学会 論文賞
2022年3月 中国電力技術研究財団 研究奨励賞
2024年2月 鳥取大学工学部優秀教職員表彰 未来の工学賞
【研究内容】
・水電解用アノード触媒の開発
・二酸化炭素電解還元用電極触媒の開発
価格
非会員: 37,400円(税込)
会員: 35,640円(税込)
学生: 37,400円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 37,400円(税込)
会員価格:1名につき 35,640円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・水電解に興味のある方
・水電解における要素技術、特に電極材料(触媒)に興味のある方
・無機セラミックス材料に興味のある方
・熱力学、電気化学を中心に基礎的なところを勉強したい方
習得できる知識
・水素製造法に関する基礎知識
・水電解に関する基礎知識
・水電解に関する国内外の開発動向と課題
・水電解用アノード触媒の開発課題と最新動向
・水電解を例に熱力学、電気化学の基礎知識
趣旨
 再生可能エネルギー由来の電気を用いた水電解は二酸化炭素を排出しない水素製造技術であり、中でもアルカリ水電解は20世紀初頭から工業的に稼働している。本セミナーでは、水電解の原理を基礎的な熱力学、電気化学を交えて解説し、その後アルカリ水電解の特徴や課題、国内外の動向について紹介する。また要素技術の中で重要となるアノード触媒にフォーカスし、複合酸化物触媒に関する我々の最新成果も織り交ぜながら開発動向を解説する。
プログラム

1.水素社会の実現に向けて
 1.1 なぜ「水素」なのか
 1.2 水素の利用
    1.2.1 エネルギー源および化学原料としての水素
    1.2.2 エネルギー貯蔵技術としての電池との比較
  1.2.3 今後の水素市場
 1.3 水素のさまざまな製造方法
 
水電解の原理と特徴
 2.1 原理
  2.1.1 水分解の熱力学
  2.1.2 水電解の電気化学
  2.1.3 電解電圧の理想と現実(過電圧について)
  2.1.4 効率
  2.1.5 性能向上に向けて
 2.2 水電解の種類と特徴
  2.2.1 アルカリ形水電解
  2.2.2 プロトン交換膜形水電解
  2.2.3 アニオン交換膜形水電解
 2.2.4 固体酸化物(高温水蒸気)形水電解
 
3.アルカリ水電解
 3.1 アルカリ水電解の歴史
 3.2 国内の動向
 3.3 欧州を中心とした国外の動向
 3.4 各要素技術の概略
 3.5 実用化に向けた課題
 
4.アルカリ水電解用アノード触媒の開発
 4.1 アノード触媒の課題
 4.2 遷移金属元素から成る複合酸化物触媒
 4.3 シングルナノメートルサイズの複合酸化物超微粒子触媒

□ 質疑応答 □

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