金属有機構造体MOF(有機ゼオライト)の合成・評価方法の基礎から、薄膜化や微粒子化、賦形化などの加工手法、ガス分離・貯蔵・ドラッグデリバリーなど多岐にわたる応用展開まで解説します。

金属有機構造体MOF(有機ゼオライト)の形態制御と応用【WEBセミナー】
MOFの合成・評価方法、加工手法、ガス分離・貯蔵、ドラッグデリバリー等への応用展開

セミナー概要
略称
MOF【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250810
開催日時
2025年08月26日(火) 13:00~17:00
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
関西大学 環境都市工学部 エネルギー環境・化学工学科 教授
田中 俊輔 氏

【略歴】
2005年
 大阪大学大学院 基礎工学研究科 博士(工学)取得
2005年~2007年
 日本学術振興会 特別研究員PD(大阪大学、Purdue University、関西大学)
2007年~2012年
 関西大学 エネルギー・環境工学科 助教
2012年~2019年
 関西大学 エネルギー・環境工学科 准教授
2014年~2015年
 Vrije Universiteit Brussel 客員研究員
2019年~
 関西大学 エネルギー・環境工学科 教授
2022年~
 関西大学 エネルギー環境・化学工学科(学科名称変更) 教授
2023年~
 関西大学 先端科学技術推進機構、研究部門長(環境・エネルギー・社会)

【受賞】
2011年 化学工学会・研究奨励賞
2017年 日本吸着学会・奨励賞
2018年 日本膜学会・奨励賞
2019年 矢崎学術奨励賞
2025年 関西大学「学の実化」賞

【その他 活動等】
化学工学会論文誌エディター、ゼオライト学会編集委員、日本吸着学会編集委員
価格
非会員: 39,600円(税込)
会員: 37,840円(税込)
学生: 39,600円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,840円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・研究開発業務にたずさわって数年の若手技術者や新人の方
・新しい材料の探索を始められた方
・これからMOFの研究を始める方、始めてみたがその合成、評価に困っている方
習得できる知識
・MOFの合成と基本物性の把握
・MOFの形態制御技術の習得
・MOFの評価方法の習得
・応用例(吸着、分離、ドラッグデリバリー)の把握
・国内外の研究開発状況の把握
趣旨
 金属有機構造体MOF(有機ゼオライト)は、金属イオンと有機配位子の組み合わせを変更することによって、従来の多孔性材料(活性炭や無機ゼオライトなど)にはできない分子レベルの構造制御性を備えています。
 本講演では、MOFの合成・評価方法の基礎から、薄膜化や微粒子化、賦形化などの加工手法、ガス分離・貯蔵・ドラッグデリバリーなど多岐にわたる応用展開まで解説します。
プログラム

1.MOFの概要
 1.1 MOFの定義と特徴
 1.2 MOF(有機ゼオライト)と無機ゼオライトの比較
 1.3 MOFの材料特性

2.MOFの合成と評価
 2.1 基本的な設計指針
 2.2 様々な合成方法
 2.3 一般的な評価方法
 2.4 形態制御・成形加工(薄膜化、微粒子化、賦形化)

3.MOFの機能性評価
 3.1 吸着の基礎原理
 3.2 MOFの構造柔軟性
 3.3 膜分離に関する定義、膜透過機構
 3.4 MOFの性能(吸着・分離、貯蔵)

4.MOFの応用展開
 4.1 国内外の研究動向、開発状況
 4.2 MOF吸着剤の応用事例と分離性能
 4.3 MOFベース膜の作製と応用事例
 4.4 応用開拓(反応、ドラッグデリバリー、機能性フィラー)

5.まとめ(実用化への課題と展望)


□質疑応答□

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