塗料・塗膜(塗装系)の基礎と
塗装欠陥(発生メカニズムと対策、評価技術)【東京開催】
~塗料・塗膜・塗装製品の外観品質向上のための必須知識~

セミナー概要
略称
塗料・塗膜【東京開催】
セミナーNo.
st250814
開催日時
2025年08月27日(水) 10:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4階 第1特別講習室
講師
(株)クボタ 研究開発本部 
マテリアル・キャスティングセンター 担当部長 
赤堀 雅彦 氏
価格
非会員: 55,000円(税込)
会員: 52,250円(税込)
学生: 55,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 55,000円(税込)
会員価格:1名につき 52,250円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
製本テキスト(会場にて直接お渡しします)

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
講座の内容
受講対象・レベル
・現在、またはこれから塗料・塗膜・塗装分野に関わりがある方(初級~中級)
・基材の表面処理から上塗りまでの塗装工程(塗装系)を基礎から学びたい方
・塗料/塗膜の不具合(欠陥)の原因や対策を習得したい方
趣旨
 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々に、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識、塗装系から各塗料の役割と塗装工程を復習し、それぞれの目的や注意するポイントを概説します。そして、塗装時に生じる塗膜欠陥について、現象(発生メカニズム)と原因、その対策を考え、製品の外観品質の向上を目指さすことを検討します。
プログラム

1.塗料の基礎:
 1.1 序章:塗料の歴史から塗料の変遷
 1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
 1.3 塗料、塗装の基礎用語の確認
 1.4 塗料の構成成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
 1.5 塗装工程とその目的
 1.6 種々の塗装方法(転移塗装、粉体塗装、霧化塗装、建浴塗装)
 1.7 塗装系の考え方

2.表面処理工程とその目的・必要性:
 2.1 脱脂工程(ブラスト、酸処理とアルカリ処理)の特徴
 2.2 表面調整工程(りん酸亜鉛化成の前工程)
 2.3 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム)と添加金属の特徴
 2.4 水洗の重要性と化成処理の不具合事例

3.電着(カチオン)塗装工程(含:プライマー処理(下塗):
 3.1 電着塗料の組成、プライマー塗料と使い分け
 3.2 電着塗装のメカニズム
 3.3 電着塗装の特徴(つきまわり性)、プライマー塗料との比較
 3.4 電着塗料の管理項目(ライン管理)

4.溶液系塗料の塗装工程:
 4.1 溶剤系塗料vs水性塗料 その特徴と短所
 4.2 スプレーガンの特徴
 4.3 エアスプレー、エアレススプレー、静電塗装の仕組み
 4.4 メタリック塗料、パール(マイカ)塗料の特徴
 4.5 クリヤ塗装の特徴(利点)

5.塗料・塗膜不良(種々の欠陥現象)の原因(メカニズム)とその対策
 5.1 正しい欠陥用語、表記法の確認
 5.2 外観観察(測色法、色差と光沢)の基礎
 5.3 分析機器選択のポイント
 5.4 欠陥分析/解析の3つの観点
  (1)外観観察 ~塗料・塗膜の状況を把握する~
  (2)化学的分析 ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~
  (3)物性的分析 ~塗料・塗膜の物性を把握する~
 5.5 種々の欠陥現象
   (変色、たれ、はじき、へこみ、膨れ、わき、エッジ不良、異物など)
 5.6 塗膜欠陥の発生メカニズム
   (形状不良:はじき、へこみ、膨れ、わき)
    ①表面張力からの形状不良
    ②粘弾性の頑張る力
    ③残留応力による歪み
 5.7 解析評価や機器分析の事例
   (はじき、へこみ、異物を中心に)
  (1) 塗装機からの塗膜異常
  (2) 塗膜のはじき分析
  (3) 塗膜の異物分析

質疑応答

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