欧州グリーンディール政策における自動車に関する各規則(案)の位置づけとLCAアプローチ【WEBセミナー】

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セミナー概要
略称
欧州グリーンディール政策【WEBセミナー】
セミナーNo.
stb240301
開催日時
2024年03月06日(水) 13:00~16:30
主催
S&T出版(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員: 46,200円(税込)
会員: 39,600円(税込)
学生: 46,200円(税込)
価格関連備考
46,200円 (Eメール案内希望価格:1名39,600円,2名46,200円,3名67,100円)

※資料付
※Eメール案内を希望されない方は、「46,200円×ご参加人数」の受講料です。
※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様46,200円から
 ★1名で申込の場合、39,600円
 ★2名同時申込の場合は、2名様で46,200円(2人目無料)
 ★3名同時申込の場合は、3名様で67,100円
  ※4名以上お申し込みの場合は、ご連絡ください。

※2名様以上の同時申込は同一法人内に限ります。
※2名様以上ご参加は人数分の参加申込が必要です。
 ご参加者のご連絡なく2名様以上のご参加はできません。
備考
<Webセミナーのご説明>
・本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。

<禁止事項>
・セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。
講座の内容
習得できる知識
 仮に欧州グリーンディールが失速するとしても、EUが作り出しつつある「持続可能性」を埋め込んだビジネスルールは、ある種の「国際公共財」として残り、ビジネスを方向付けていく可能性が高い。だとすれば、個別政策を欧州グリーンディ-ルの全体像の中に位置づけて理解しておくことが必要である。これをを理解しておけば、今後、新たな政策が出たとしても、それを理解し適応することが容易になる。
趣旨
 ユーロ7、バッテリー規則、廃自動車指令(ELV)案とその中長期的な影響と対策を考えるには、これらの政策をEUの成長戦略「欧州グリーンディール」の一環として理解する必要がある。この中核に位置づけられるのが、製品から廃棄物を資源に転換する段階に至るまでバリュ-チェーン全体に「持続可能性」のルールを埋め込もうとするEUのサーキュラー・エコノミー戦略である。本講演では、欧州グリーンディールの全体像の中に自動車関連政策を位置づけ、それに企業が適応し新たなビジネス機会を得るにはLCAアプローチが重要となることを論じる。
プログラム

1.サーキュラー・エコノミーへの産業構造転換を目指す成長戦略
 1)カーボンニュートラルを目指すEUとその課題
 2)成長戦略としての欧州グリーンディールの基本構造
 3)欧州グリーンディールの3つの段階と公的資金と官民連携による移行経路の
   共創
 4)「持続可能性の主流化」を組み込んだ「公正」な競争条件を目指すFit for
   55とCBAM
 5)「持続可能性」のためのファイナンス戦略-タクソノミー×情報開示×
   ベンチマーク
 6)シングル・マテリアリティからダブル・マテリアリティへ-サプライ
   チェーンと拡大生産者責任
 7)未開拓市場の開発としてのサーキュラー・エコノミー
 8)サーキュラー・エコノミーの情報基盤の形成:エコデザインと製品デジタ
   ルパスポート(DPP)

2.Sequencing問題と欧州新産業戦略の展開
 1)「持続可能性の主流化」(目標)と移行経路の具体化(現実)のギャップ
 2)欧州新産業戦略の展開
  ①新産業戦略
  ②新産業戦略アップデート
  ③グリーンディール産業計画
  ④経済安全保障戦略

3.サーキュラー・エコノミーへの転換を迫られる自動車関連産業
 1)EUにおけるクリーン・モビリティ戦略の形成-ディーゼル不正事件×パリ
   協定からEurope on the moveへ
 2)欧州グリーンディールにおける持続可能なスマートモビリティ戦略の位置
 3)公的資源によるGX*DXの主導権争い-Made in EU, Made in US, Made in
   China
 4)ユーロ7とACEAの批判-排ガス規制からプラスチック等の粉じん規制と
   バッテリー規制へ
 5)バッテリー規則とDPPの先行事例としてのバッテリー・パスポート
 6)廃自動車(ELV)規則案と車載データ独占問題-ELV×データ法=CASEの
   ための競争政策

4.未完のサーキュラー・エコノミーと中国依存
 1)EV世界市場の登場と輸出ハブとなる中国
 2)世界のクリーン電源関連機械・設備容量と中国
 3)EUの矛盾:環境コストを含まない安価なCRMSに依存した再エネ拡大モデ
   ルの破綻リスク

5.「持続可能性」を埋め込んだ世界市場の形成とLCAアプローチ
 1)DXでミクロとマクロをつなぐ-タクソノミー(制度)を基礎とし、エコデ
   ザインにもとづき「持続可能性」情報を製品に紐付けし(ミクロ)、サー
   キュラー・エコノミーの実現を図る(マクロ)
 2)「ブリュッセル効果」-EUのルールは、ある種の「国際公共財」として生
   き残る
 3)「オリンピック効果」-EUルールの標準化が開く新たなビジネス機会
 4)サーキュラー・エコノミーにおけるビジネス・シーズ、発見プロセス
   としてのLCA

スケジュール
13:00~14:00 講演
 ※質疑応答後に休憩10分
14:10~15:10 講演
 ※質疑応答後に休憩10分
15:20~16:20 講演
 ※質疑応答
16:30終了
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