1. はじめに
・自動車の脱炭素規制の動向
・自動車メーカーのEV戦略
・世界のEV販売台数
・EVを巡る主な政策と自動車メーカーの最近の動き
・自動車のパワートレインとその変遷
・e-Axleとは?
・e-Axleの構造例/適用例
2. e-Axleの種類
・e-Axleの構成要素とそのバリエーション
・e-Axleの構成要素とフルードの役割
・e-Axleの構造例
・市販EVの使用潤滑油
・既販e-Axleの仕様比較
・e-Axleサプライヤにおける開発の方向性
3. e-Axle用フルード(EPTF)の要求特性
・自動車用駆動系メカニズムに採用されている機械要素
・従来の駆動系との違い
・EPTFが受ける過酷度
・低電費
・高速対応
・油膜保持
・低騒音
・電気特性
・材料適合性
・耐久性
・低粘度化と処方最適化の事例(文献検索)
4. EPTFの構成基剤
・駆動系オイルの構成要素とその働き
・潤滑油に用いられる基油とその用途
・EPTFに用いられる基油とその物性
・冷却性へのフルード粘度/基油分子構造の影響
・基油のタイプと熱伝導率・比熱の関係
・駆動系潤滑油に用いられる添加剤
・粘度指数向上剤の分子量が油膜厚さに及ぼす影響
・油膜形成型ポリマーのEHL油膜向上効果について
・粘度指数向上剤のタイプが疲労寿命に及ぼす影響
・硫黄系添加剤の影響
・基油タイプの影響について
・EPTFの3つのトレードオフ
5. 潤滑油によるEVの冷却技術
・EVの発熱要素とフルードへの要求
・電気自動車の発熱箇所と冷却回路
・EVのバッテリー冷却システム例
・高速走行⇔急速充電の繰返しにおける電池温度推移
・間接水冷と浸漬冷却による電池温度の差異
・モーターの冷却方法
・浸漬油冷と間接水冷によるモーター温度の差異
・フルードの冷却性評価法
・フルード基剤の分子構造が冷却性能に及ぼす影響
・フルードの物性と冷却性について
・各種物質の代表物性と熱伝達率
・潜熱を利用した冷却
6. EPTFの将来展望
・自動車用潤滑油の変化予測
・e-Axleの将来展望
・e-Axle用フルード(EPTF)のための性能評価技術
・基剤タイプの影響を克服するHybrid処方について
・EPTFの将来展望
7.まとめ