ウェアラブル生体情報センシングと
感覚フィードバックを組み合わせたサービス展開【WEBセミナー】

セミナー概要
略称
生体情報センシング【WEBセミナー】
セミナーNo.
tr240501
開催日時
2024年05月09日(木) 10:30~17:00
主催
(株)トリケップス
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻
教授(博士(工学))割澤 伸一 氏

<略歴、他>   
 1994年 東京大学大学院 工学系研究科 博士課程修了 博士(工学)
 1994年~2000年 東京工業大学 助手
 2000年 東京大学大学院 工学系研究科 講師
 2003年 同助教授
 2012年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 准教授
 2015年 同教授

 人を取り巻く様々な環境の刺激を受けて変化する精神・心理状態や統合認知機能への深い理解を進め、健康状態や精神・心理状態を日常的にモニタリングする方法や人の健康・知覚・認知機能を増進させる方法をマルチスケールなものづくりと情報技術の融合によって実装し、安全・安心で快適な生活環境の実現を目指している。
価格
非会員: 53,900円(税込)
会員: 53,900円(税込)
学生: 53,900円(税込)
価格関連備考
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)

※4名以上お申し込みの場合は、ご連絡ください。
備考
★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

★インターネット経由でのライブ中継のため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
講座の内容
趣旨
心拍数、呼吸、体温、筋活動、脳波などの人体の生理的指標センシング技術は、健康管理、医療支援、トレーニングなど多岐にわたる分野で利用されている。スマートウォッチやスマートリングにより心拍数、血中酸素濃度、体温、体動を検出して運動量や睡眠スコアが算出され、運動や休憩を促すメッセージが送られる。しかしながら、運動量スコアや睡眠スコアは実感や行動変容に結びつきにくいこと、メッセージによる行動誘導がなされにくいことが課題として指摘されている。
 感覚フィードバックの技術はこの課題解決の可能性を持っている。例えば、触覚フィードバックでは振動や圧力を用いてユーザに刺激を与え意識を向けることができる。触覚フィードバックは感覚に訴えることにより記憶に結びついたり、習慣行動を定着させる効果がある。さらに、複数の感覚を組み合わせて提示することによって、効果的なフィードバックや新たな体験創出が可能になっている。
 この講演では、ウェアラブル生体情報センシングや感覚フィードバックに関わる最新の技術トレンドやそのメカニズムを解説する。生体情報センシングで得られたデータと感覚フィードバックを繋げたサービスシステムの考え方をまとめる。
プログラム

 1 ウェアラブル生体情報センシング関連技術
  1.1 心拍変動性に基づくウェアラブル生体情報センシング技術
  1.2 皮膚電動性応答に基づくウェアラブル生体情報センシング技術
  1.3 脳波計測に基づくウェアラブル生体情報センシング技術
  1.4 眼動追跡に基づくウェアラブル生体情報センシング技術
  1.5 化学的センシングに基づくウェアラブル生体情報センシング技術

 2 感覚フィードバック関連技術
  2.1 没入型感覚ディスプレイ
  2.2 感覚共有技術
  2.3 能力拡張を実現するフィードバック技術
  2.4 感覚のクロスモーダル作用によるフィードバック技術

 3 生体情報センシングの研究事例
  3.1 カフレス血圧センシング
  3.2 座面圧力分布計測によるストレスセンシング
  3.3 キータイピングによる情動状態センシング

 4 多様な感覚を組み合わせた新たな体験創出の研究事例
  4.1 視聴触覚間のクロスモーダル効果による風向知覚操作
  4.2 クロスモーダル錯覚による擬似風覚提示
  4.3 クッションデバイスによる呼吸誘導
  4.4 VR環境における香りの弁別感創出
  4.5 Pseudo-hapticsによる重量知覚創出導

 5 生体情報センシングと感覚フィードバックを繋げたサービスシステム
  5.1 心豊かな生活環境を実現するシステムプラットフォーム
  5.2 生体情報センシングのための要素基盤技術
  5.3 感覚フィードバックのための要素基盤技術
  5.4 センシングとフィードバックを組み合わせた価値創造 

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