ホーム > セミナー > ポリマーフィルムの溶液法製造技術の基礎と実際

フィルムの溶液製膜に関して、プロセス開発、設計、生産性向上などの必要な基礎技術を、現場で遭遇する事例を交えて解説!

ポリマーフィルムの溶液法製造技術の基礎と実際

~化学工学的観点から見た基礎技術およびトラブル対応~

セミナー概要

略称
フィルム溶液法製造
セミナーNo.
開催日時
2018年07月30日(月)12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 第2研修室
講師
辻本技術コンサルティング 辻本 忠宏 氏

<ご専門>
 化学工学、ポリマープロセシング

<学協会>
 化学工学会、上席化学工学技士

<ご略歴>
 1978年:東京工業大学修士課程化学工学専攻修了
 1978年:富士写真フイルム(株)入社、足柄工場、製造部技術課 配属(写真支持体用TAC製膜技術開発)
 1982年:米国ミネソタ州立大学客員研究員
 1989年:冷却ゲル化法による高速TAC製膜機の実用化
 1990年:生産技術部開発グループに異動(製膜技術の生産技術開発)
 2000年:偏光板保護フィルム用の高品質、高速製膜技術を開発実用化2006年:化学工学会認定、上席化学工学技士資格取得、 製膜、塗布の生産技術開発統括
 2009年:インキュベーションセンター創設
 2014年:富士フイルム(株)退職
 2016年:辻本技術コンサルティング開業

<フィルム生産技術に関する表彰実績>
・第58回大河内記念賞(代表研究者);
 大画面液晶テレビ向け高品質偏光板保護フィルムの高効率溶液製膜技術、大河内記念会(平成24年3月)
・第44回日化協技術賞総合賞;
 フジタックの高品質、高効率溶液製膜技術開発による事業拡大、日化協(平成24年5月)
・化学工学会技術賞(代表研究者);
 大画面LCDテレビ用偏光板保護フィルムの高品質、高効率溶液製膜技術の開発実用化、化学工学会(平成25年3月)
・第5回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞;
 液晶ディスプレイの世界的普及を支えた光学フィルムの高度生産プロセスの開発、経済産業省(平成25年9月)
価格
非会員: 49,980円(税込)
会員: 47,250円(税込)
学校関係者: 10,800円(税込)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。

■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付

講座の内容

習得できる知識
・溶液製膜技術の特徴と意義
・ポリマー溶液調製の基本技術
・キャスティング/乾燥の基本技術
・ウエブハンドリングの基本技術
・溶液製膜の品質と生産性のポイント
 
趣旨
 溶液製膜は特殊なポリマーのフィルム製造に用いられることもあり、プロセスについてはあまり知られていない。しかしLCDの普及に伴い偏光板の材料製造の他、耐熱フィルム、メンブレンの製造においても重要な役割を担っていることは周知の通りである。
 そこで本セミナーにおいては、長い歴史を有しながらもプロセス革新により偏光板保護フィルム事業へ転身したTAC溶液製膜のプロセスを中心に、歴史的経緯と意義を紹介する。併せてプロセス開発、設計、生産性向上などの必要な基礎技術も化学工学的観点より紹介する。現場で遭遇する事例も取り上げてプロセスの理解を深めたい。
 溶液製膜にはポリマープロセシング的な側面や自己支持性のフィルムを成形するという側面もあり、広範な領域が含まれるので溶液製膜の他、塗布や製膜にも参考になることを期待している。
 
プログラム
1.イントロダクション
  1-1.溶液製膜の歴史
     何故、今溶液法なのか?
  1-2.溶液製膜と溶融製膜
     ポリマー設計が製造方法を考慮しているかどうか?
  1-3.LCDの普及と偏光板保護フィルム
     保護フィルムは何故重要か?
  1-4.LCD-TVのパラダイムシフト
     LCD-TVの登場は薄型大画面化やデジタル放送を可能にしたのみならず産業構造まで変えた?
  1-5.化学工学から見た溶液製膜技術
     溶液製膜プラントは石油精製プラントのようなもの?

2.キャスト溶液の調製
  2-1.ポリマーと溶媒の選択
     よく溶ける溶媒は乾燥しにくい?
  2-2.溶液調製プロセス
     ママコって業界共通語?
  2-3.溶液精製プロセス
     沪過、濃縮、乾燥は重要な精製プロセス
  2-4.キャスト溶液調製における化学工学
     ドープの物性変化がトラブルの元凶?

3.キャスティングおよび乾燥
  3-1.キャスティングプロセス
     流延とも言い、面状品質にとっても重要!
  3-2.剥離プロセスの重要性
     生産性に大きな影響を及ぼすプロセス
  3-3.乾燥プロセス
     根本的に溶液製膜の効率を決定する
  3-4.キャスティングおよび乾燥における化学工学
     減率乾燥は内部拡散律速のプロセス、温度アップ以外の乾燥速度アップの方法は?

4.ウエブハンドリングおよび後処理プロセス
   4-1.ウエブハンドリング技術
     溶液製膜プロセス内のフィルムは温度、物性、組成がどんどん変化するので一筋縄ではいかない・・・
   4-2.フィルムの後処理技術
     後処理とはフィルム製品の化粧か?
  4-3.巻き取り技術
     何千年も前からある技術なのに何が難しいのか?
  4-4.ウエブハンドリングおよび後処理における化学工学
     溶液製膜は搬送するだけでなく、面状品質や物性品質を達成するために均一に乾燥したり、張力をコントロールしつつ乾燥する乾燥器の一部でもある・・・

5.まとめ
 
キーワード
フィルム、製膜、塗布、溶液、偏光、LCD、液晶、キャスティング法、ウェブハンドリング

関連するセミナー

関連する書籍・DVD

関連するタグ