原薬製造時のスケールアップ技術とトラブル予防策
スケールアップする際の各工程別のリスク、注意しなければならないポイントを分かりやすく解説!
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セミナー概要
- 略称
- スケールアップ
- セミナーNo.
-
180815
- 開催日時
- 2018年08月30日(木)12:30~16:30
- 主催
- (株)R&D支援センター
- 問い合わせ
- Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
- 開催場所
- 江東区産業会館 第2会議室
- 価格
- 非会員: 49,980円(税込)
会員: 47,250円(税込)
学生: 10,800円(税込) - 価格関連備考
- 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。 - 備考
- 資料付
講座の内容
- 習得できる知識
- ・化学工学の簡単な理論とスケールアップの関係
・スケールアップする際のリスク
・スケールアップする際に注意せねばならないポイント - 趣旨
- スケールアップ技術は、有機化学と化学工学の境界領域だと思う。私は、有機化学から入って、プロセス化学を経験した後、原薬の実機製造の仕事で化学工学を勉強した。
この講演では、有機化学者と原薬製造の技術者からの立場で、簡単な化学工学理論に基づきスケールアップの本質を捉えたいと思う。 - プログラム
- 1 スケールアップファクターの理論 S/V(Surface/Volume)
1.1 伝熱
1.1.1 スケールアップするとなぜ伝熱に時間がかかるのか?
1.1.2 伝熱の基礎化学工学
1.1.3 単純加熱・冷却
1.1.4 再結晶の冷却
1.1.5 反応熱除去考察
1.2 ろ過
1.2.1 スケールアップでなぜろ過不良が発生するのか?
1.2.2 ろ過の基礎化学工学
1.2.3 加圧ろ過
1.2.4 遠心ろ過
2 溶媒回収と溶媒の選択
2.1 実機スケールではコスト面から溶媒回収が必要なことが多い
2.2 溶媒回収トラブル
2.3 溶媒回収の基礎
2.4 無水溶媒回収
2.5 溶媒の選択について
3 撹拌のスケールアップ
3.1 撹拌のスケールアップはどう考えたらよいのか?
3.2 理論:先端速度、体積当たりの電力、循環回数の意味
3.3 反応、再結晶、などの撹拌を考える
4 抽出のスケールアップ
4.1 抽出工程でのトラブルは意外と多い
4.2 分液不良
4.3 抽出温度
4.4 溶存酸素の影響(Pd(0)除去)
5 ろ過と乾燥のスケールアップ
5.1 ろ過器/乾燥機の組み合わせ
6 プラントの安全性
6.1 溶媒静電気発生
6.2 化合物爆発性
6.3 環境への負荷と規制
7 その他スケールアップについて語りたいこと
【質疑応答・名刺交換】 - キーワード
- 医薬品,製造,GMP,講習会,研修,セミナー
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