粉体挙動スケルトンモデル®を元に機器内での「粉体の動き」を見える化し、
         スケールアップアップ時のよくあるトラブルと防止策を解説!

乾燥・粉砕・造粒工程でのトラブル事例から見る
最適な機器選定/スケールアップのポイント
実例を挙げて粉体機器のトラブル対応の要点を解説!

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
乾燥・粉砕・造粒
セミナーNo.
191146
開催日時
2019年11月18日(月) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

※2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず消費税が10%になります。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付
講座の内容
趣旨
粉・粒を扱うプロセスは、多くの分野でその中間行程の形態プロセスとして使われているが、最終ユーザーが目に見るケースは少ない。機能性材料を創製する手段として、極めて有効な粉・粒の形態も、液体や気体と異なって、その莫大な表面積の大きさから、「詰まる・くっつく」等の、独特のトラブルが発生する。
意外に知られていないが、その「粉体」の扱いを適正に処理することが、専門業界としては「粉体プロセス技術」として確立している。特に新しい機能性材料を創製する業務を遂行するには、必ず知っておかなければならない、基礎的な技術である。
本講演では、透明な粉体挙動スケルトンモデル®を駆使して、機器内での「粉体の動き」を目で見える形にし、「体感」として粉体の動きが「刻々と変化してゆく様」を把握する。
またセミナー講師の実務体験から、簡単なスケールアップの実例を挙げ、計算式の意味するところ、さらに、優先的に効果のあるパラメーターを実感する講義を行う。
講師は、2019年の4月のドイツ「ニュルンベルク粉体工業展」を取材しているので、「これからの IoT、ビッグデーターの扱い」について、ヨーロッパの動向をご報告する。自分の所属する分野が、「2~3年後にどうなってゆくか」 という情報として、参考にされたい。
プログラム
 1.はじめに、粉体技術を俯瞰する。
  ・粉・粒に関わる単位操作全体を、俯瞰し、その影響を再確認する。
  ・業界で扱われている粉体技術の影響、機能性粒子の活躍の状態を紹介する。
  ・なぜ、粉を扱うプロセスにトラブルが多いのか?
  ・粉粒の「形状による分離現象」はなぜ発生し、それらの原因の分類は? 
  ・コストを抑えたトラブル対策は、 どのような方法で構築するのか?
  ・IoTの手法が発展することによって 粉体プロセスはどうなってゆくのか?
 2.乾燥操作  湿った粉体は(微粒子固体と液体・気体の)混相流体である)。
  2-1 乾燥操作の基本
  2-1-1 乾燥原理の分類 ~物性による適性乾燥原理の選定~
   2-1-2 乾燥カーブと主たるパラメーター ~スケールアップには乾燥曲線が必須~
   2-1-3 乾燥装置の分類 ~どの原理を利用した装置か理解する~
   2-1-4 乾燥装置選定の考え方。
  2-2 乾燥操作の実際
   2-2-1 スケールアップ;直接乾燥分野
   2-2-2 スケールアップ;間接乾燥分野
   2-2-3 その他の乾燥分野 ~スケルトンモデルでの体験:(流動層乾燥機、気流乾燥機)
 3.粉砕操作
  3-1 粉砕操作の基本
   3-1-1 粉砕原理の分類 ~新しい粉砕装置の出現~
   3-1-2 粉砕機のパラメーター
   3-1-3 粉砕装置の分類
   3-1-4 粉砕装置選定の考え方
  3-2 粉砕操作の実際 ~粉砕式の歴史的経緯~
   3-2-1 回分式粉砕分野 ~スケルトンモデルでの体験:(ボールミル、ピンミル)
   3-2-2 連続式粉砕分野
   3-2-3 その他の粉砕分野 
 4, 混合操作・造粒操作  生成粒子の機能によって、造粒原理を選択する。
  4-1 造粒操作の基本
   4-1-1 混合操作・造粒原理の分類
   4-1-2 造粒終点と主たるパラメーター優先順位
   4-1-3 造粒装置の分類 ~スケルトンモデル:(転動、混合、押し出し、流動相造粒)
   4-1-4 造粒装置の選定。             (球形化装置)
       ダマにならず溶けやすい粒の造粒。硬くしっかりした粒の造粒は?
       目的部位で分散し、粒子機能を発揮するための柔らかい造粒は?
   4-1-5 機能性粒子の創成。表面改質、複合化。
  4-2 造粒操作のスケールアップ。回分から連続操作。
   4-2-1 造粒とバインダー
   4-2-2 歩留まり向上と整粒
   4-2-3 造粒操作をシステムとして考える
 5.粉体機器のトラブル対応
  5-1 トラブルの原因、(複雑な事象ほど、シンプルに分解する)
  5-2 トラブルの分類、実際の例を挙げて一緒に考える。
  5-3 トラブル解決例、答えは一つでは無いが、実例を紹介する。
  5-4 トラブルを予測し対策、エスケープルートの考え方。
  5-5 IT化にともなうトラブルの新しい可能性。
 6.まとめ (ケミスト+データー・サイエンティスト+プロセス・エンジニア)
  ・これから求められる「粒子挙動の見える化」。 数値シミュレーションの役割。
  ・体験したことを分類して応用が利くようにする為には?
  ・この分野で、技術者が学べること。失敗から学ぶこと。
  ・粉・粒を扱う技術に求められるもの ~IoT.AI.VR、AVの応用の始まり~
   2019年4月の「ドイツ;ニュルンベルク粉体工業展」の傾向。

※透明スケルトンモデル®を、講演の中で順次動かし、器内の粉体挙動を確認します。
 こちらより装置のモデルをご覧いただけます→
https://yoshiichiro68.wixsite.com/website
 今回初公開の「気流乾燥+フィードバックシステム」も当日披露いたします!
キーワード
粉体,造粒,乾燥,粉砕,スケールアップ,装置,研修,講習
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