ISO9001の理解とプロセス改善=医薬品開発の効率化へのアプローチ、
  品質マネジメントとリスクマネジメントを混同していませんか?
SOPはただのツール?! たたき台を求めずゼロから創り出すマインドセットへ!

医薬品開発QMS構築のためのファーストステップ!≪2日間≫【LIVE配信】
~2日でじっくり学ぶ~

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
臨床試験QMS(2日間)【WEBセミナー】
セミナーNo.
201122
開催日時
2020年11月16日(月) 10:30~16:30
2020年11月17日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  77,000円 (本体価格:70,000円)
会員:  70,400円 (本体価格:64,000円)
学生:  77,000円 (本体価格:70,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で77,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、70,400円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計77,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付

【LIVE配信】セミナーとは
・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
  ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
  ZOOM WEBセミナーのはじめかたをご覧ください。

・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
 一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
 LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は郵送にて前日までには、お送りいたします。
  ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
・ご質問については、音声またがチャットでお願いいたします。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・講義終了後、後日のご質問は対応できません。予めご了承ください。
・講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく
 複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
講座の内容
趣旨
ICH-E6(R2)では、臨床試験の品質を確保するために品質マネジメントシステム(QMS)の構築及び運用が要求されます。また、リスクベーストアプローチの概念が導入され、臨床試験のプロセスやデータに影響を与えるリスクを、システム(体制)やスタディレベルで考慮することが求められことになります。
ICH-GCPに新しく取り入れられることになったこれらの概念は、製品やサービスの品質マネジメントのグローバルスタンダード(国際標準)であるISO9001として、既に世界中に広く普及し、確立している考え方(の一部)です。そして、日本の臨床試験(治験・臨床研究)の現場、あるいは医薬品開発の現場でも、このようなグローバルスタンダードの品質マネジメントのあり方が求められるようになります。
各局の対応の状況を見てみると、ICHが2016/11/9にICH-E6(R2)を発出後、EMAが2017/6/14、やや遅れてFDAが2018/2/28、順次改訂ICH-GCPの運用を開始しています。
これに対し日本では、EMAとのレギュレーションラグ2年以上の2019/7/5、J-GCPといわれる省令GCPの本文には手を加えず、GCPガイダンスその他の通知を利用した形での運用を開始させています。そして、それに対する業界の反応を見ると、「品質マネジメント」でも「リスクベーストアプローチ」でもなく、「リスクマネジメント」と「イシューマネジメント」を行うことが、さも新レギュレーション対応であるかのような動きがあります。
改訂ICH-GCPのメッセージは、「efficiency=効率」です。そしてこの「効率」こそ、欧米と比較した場合の、日本の治験や医薬品開発の弱点であったはずです。したがって、われわれは、今般の改訂ICH-GCPを契機として、この「効率」改善に向けた取り組みを行わなければならないはずです。つまり、われわれがまず取り組むべきは、「リスクマネジメント」でも「イシューマネジメント」でもなく、「リスクベーストアプローチ」を基本方針とした「品質マネジメント」なのです。
以上のような考え方を理解するには、ISO9001の知識が必須となります。そこで本講座では、まずISO9001の基本的な考え方を理解し、必要不可欠な基礎知識を習得します。その上で、改訂ICH-GCPが要求するQMS、リスクベーストアプローチ、プロセスアプローチ、Built in Quality等の概念を理解します。さらに、QMSを有効に運用しプロセス改善につなげていくための様々なアプローチを学びます。具体的には、QMSのツールとしてのSOPとはどういう意味なのか?PDCAが回っているシステムとはどういうものなのか?PDCAが回っていないシステムとはどういうものなのか?本当にノー検査・ノーQCで大丈夫なのか?等々の疑問を1つ1つ解決していきます。
最終的には、医薬品開発QMSやGCPリノベーション(刷新)の意義を本質的に理解し、日本の治験や医薬品開発の「効率」改善につながるための品質マネジメントへ導くことを目標とします。

本講座は、これまでにISO9001を学んだことがない方でも理解が出来るように構成しておりますが、本講座をより有効に活用されるため、以下の規格書を事前にご一読され、また当日ご持参し適宜ご参照されることをお勧めします。
「対訳ISO9001:2015(JIS Q 9001:2015)品質マネジメントの国際規格」(日本規格協会)

なお、過去の本講座の受講生から、何をすべきか(What)は理解できたので、次にどのようにやるべきか(How)を教えて欲しいとのご相談を多くいただいております。通常Howについては、一般論でご説明することは不適切であり、各組織との1:1のコンサルテーションが必要になりますが、運用上の第1歩としてISO9001の理解をより深めるために、医薬品開発担当者向けのISO9001の解説書と、これを使ったセミナーを準備中です。アンテレグループ合同会社ホームページ(https://interet555legal.jimdo.com/)等でご確認ください。
プログラム
 1.Terminology
  1)「Quality」について
  2)「Management」について
  3)「System」について
 2.ガラパゴス化した日本のGCP対応
  1)Role & Responsibilityって何?
  2)手順は敢えてあいまいに!
  3)「日付はいつにしておく?」
  4)書類の差し替えは日本だけ?
  5)民法改正ではんこは消えるのか?
  6)最終成果物が綺麗ならOK?
   ・出口管理
   ・全数検査
   ・許容エラー率0%?
  7)モニタリングレポートのQC?
  8)QC・QA(監査)が品質を保証する?
 3.ISO9001による品質マネジメント
  1)ISO9001について
   ・ISOとは?
   ・規格の位置付け
   ・ISO9000シリーズ
  2)ISO9001:2015の構成
  3)まず第一にやるべきこととは?
  4)品質について
   ・品質とは?
   ・適正な品質とは?
   ・価格とは?
   ・適正な品質はどうやって決める?
  5)品質マネジメントの7つの原則
  6)品質マネジメントシステム(QMS)により得られるもの
  7)審査とは?
  8)審査の目的
  9)審査の種類
  10)QMSのPDCAサイクル
  11)品質マネジメントの肝
  12)継続的改善
  13)Lean Six Sigmaとは?
  14)DMAICとは?
 4.ISO9001とICH-GCP
  1)ISO9001:2015改訂のポイント
  2)ICH-E6(R2)改訂のポイント
  3)ICH-GCPの2本の柱
  4)ISO9001とICH-GCPの関係
  5)ISO31000(リスクマネジメント規格)との関係
  6)ISO9001に基づくQMSへのパラダイムシフト
  7)プロセスとシステム
  8)プロセスアプローチとシステムアプローチ
   ・Quality by Design(QbD)・Built in Quality
  9)医薬品開発のQMSとは?
  10)医薬品開発データの創製プロセス
  11)モニタリングの位置付け
  12)審査(監査)の種類
  13)医薬品開発実施プロセスのPDCAサイクルと継続的改善
 5.医薬品開発QMSについて
  1)医薬品開発QMSの組織体制
   ・伝統的なQCQA体制
   ・グローバルスタンダードのQM体制
  2)医薬品開発QMSの適合性
  3)医薬品開発QMSの有効性
  4)ISO9001に基づく医薬品開発QMSの実装
   ・医薬品開発QMSの実装で何が変わる?
   ・マインドセットを形成するもの
   ・80%の法則とは?
   ・What is our ultimate goal?
 6.医薬品開発QMSにおけるSOPマネジメント
  1)こんな疑問ないですか?
  2)SOPはなぜ必要なのか?
  3)SOPと教育
  4)明確化=ルール化の目的
  5)医薬品開発QMSの実装によるSOP見直しのポイント
   ・生産性向上につながるSOP
   ・明確化(見える化)・最小化(ムダ取り)・標準化(生産性向上)
   ・有効なSOPとは?
   ・無駄・不適切なSOPとは?
   ・避けるべき表現とは?
   ・好ましい表現とは?
   ・どこまで詳細にすべきか?
   ・GCP,ガイドライン等の規制はどこまで盛り込むべきか?
   ・SOPの階層構造
   ・SOPマネジメントのPitfall
   ・SOPを改訂すべき要因
   ・今後作成・見直しを検討したいSOP
  6)SOPマネジメントシステムのあり方
   ・組織体制
   ・管理方法
  7)グローバルSOPとローカルSOP
   ・それぞれの役割
   ・ポジショニングと階層構造
   ・海外規制当局(FDA/EMA)が求めるグローバルSOP
 7.医薬品開発QMSにおけるリスクアセスメント
  1)リスクマネジメントとリスクベーストアプローチはどう違う?
   ・リスクマネジメントについて
   ・リスクベーストアプローチについて
   ・問題(イシュー)マネジメントについて
  2)リスクの定義
  3)「安全」とは?
  4)リスクアセスメントについて
  5)リスクアセスメントのプロセス
  6)医薬品開発におけるRisk Identification(特定)
  7)医薬品開発におけるRisk Estimation(見積り)
  8)医薬品開発におけるRisk Evaluation(評価)
  9)リスクマネジメントベーストモニタリング(RMBM)とリスクベーストモニタリング(RBM)
  10)まず第一にやるべきこととは?
 8.医薬品開発QMSにおけるRBM(リスクベーストモニタリング)
  1)DM・統計学的アプローチ
  2)モニタリングプロセスアプローチ(プラクティカルRBM)
  3)プラクティカルRBMのプロセス
  4)Risk Identification(特定)
  5)Risk Estimation(見積り)
  6)Risk Evaluation(評価)
  7)Risk Reduction(低減)
  8)リスクのモニタリング計画への反映
 9.品質マネジメントの観点からのオーバーサイト(Oversight)
  1)スポンサーによるCROオーバーサイト
   ・ISOを知らないCROオーバーサイト
   ・ISOを理解したCROオーバーサイト
   ・バリューチェーンマネジメント
   ・CROの今後の課題
  2)治験責任医師による治験チームオーバーサイト
   ・ISOを知らない治験チームオーバーサイト
   ・ISOを理解した治験チームオーバーサイト
 10.Global Communication
  1)Languages from native English speakers
  2)Japanese in Global Communication
  3)Global Cultural Differences
  4)English as a Tool of Global Communication
  5)How to apply PDCA Cycle in English Learning
 11.おわりに
  1)医薬品開発QMSの成功例
  2)医薬品開発QMSの失敗例
  3)まず第一にやるべきこととは?

※講義内容へのご質問は質疑応答のお時間でお願いいたします。
 講義終了後、後日のご質問は対応できませんので、予めご了承ください。
スケジュール
※多少前後する可能性がございます。
 10:30~12:00 講義1
 12:00~13:00 昼食・質疑応答
 13:00~14:00 講義2
 14:00~14:05 休憩
 14:05~15:05 講義3
 15:05~15:10 休憩
 15:10~16:10 講義4
 16:10~16:30 質疑応答
キーワード
治験,QMS,モニタリング,セミナー,Web,ネット,研修,講習
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連する通信講座
関連するタグ
フリーワード検索