2015年10月28日(水)
10:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員:
47,025円
(本体価格:42,750円)
学生:
49,500円
(本体価格:45,000円)
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
幅広い分野の商品開発、評価計測、広報部門ご担当者など
幅広い分野の方が対象となります。また、受講に必要な予備知識等も不要です。
顧客の言葉に表される情報の重要性や商品開発上留意すべき点、製品の評価計測方法など
これまでの触感の官能評価では、素材の物理特性などに基づいて分類基準を設定し、一定数の評価項目で被験者に評価させることにより触感の特徴を把握しようとしてきました。しかし、私たちは、日常見たり、触れたり、味わったりするものから感じたことを、評価項目ごとに分析的に感じているのではなく、「ふわふわでさらさらな髪になりたい」、「しっとりもちもちで美味しい」といったオノマトペ(擬音語・擬態語の総称)で直感的に表現することが多いものです。オノマトペは音韻を組み合わせることで数万通りも存在し、限られた数の形容詞では表現しきれない日々増殖する多様なものの手触りの感じ方を微細に表現するために、無意識のうちに頻繁に用いられています。
本講演ではオノマトペを構成する音や形態に反映される、微細な触感と快不快を含む感性を定量化し、顧客が求める質感の把握とそれを実現する製品開発への貢献の可能性についてお話しします。
1.これまでの人の感覚の定量評価手法とオノマトペ
1.1 従来の感性の定量化手法
1.2 オノマトペとは
1.3 従来手法に対するオノマトペの強み:微細な質感・感性を捉えられる
オノマトペの特長を研究室の実験結果などを紹介しながら解説
2.オノマトペはなぜ微細な感覚の違いを表現できるのか
2.1 音象徴性:言語学分野での従来研究
2.2 音象徴性:言語音と五感の結びつきに関する言語を超えた普遍性視覚や味覚のブーバキキ効果
2.3 オノマトペについて:オノマトペを構成する各音に感性的印象が
結びつく音象徴性により、様々な音を数万通り組み
合わせることによって多様な感性を表現できる
3.オノマトペの音と結びつく快不快
3.1 オノマトペの音に反映される手触りの快不快:研究室の実験結果
を紹介しながら解説
3.2 オノマトペの音に反映される味の快不快:研究室の実験結果を紹
介しながら解説
3.3 オノマトペの音に反映される快な粘性と不快な粘性
4.オノマトペによる感性評価システム(視触覚版)
4.1 システム構築手順
4.2 システムのデモ
5.システムによる研究事例
5.1 粘性画像・動画推薦システム(デモ付き)
5.2 実物と模造の違いの測定への応用
「金属加飾デザイン開発における定量評価」としてNHK「クローズアップ現代」で紹介された研究
5.3 オノマトペ分布図を利用した触素材感性評価傾向の可視化
5.4 オノマトペによる人の触感を網羅する触感サンプル
6. 素材とオノマトペの関係性を個人差に合わせて操作するシステム(デモ付き)
7.オノマトペ生成システムによる新しい触感マイニングの可能性
7.1 システム構築手順
7.2 システムのデモ
□質疑応答・名刺交換□