・ヒトは、どのような感覚器やプロセスを経て触感を得るか
・塗装木材の各種物理量等を通じ、世代による接触感の相違・快適な表面を追究
・工業応用上欠かせない「耐久性」と「触感」の両立を達成した自動車内装材の開発事例

[狙いどおりの触感]をつくるためのヒトの蝕知覚特性と製品開発事例

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セミナー概要
略称
狙いどおりの触感
セミナーNo.
st180808
開催日時
2018年08月09日(木) 10:30~16:20
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん  5F 第4講習室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
習得できる知識
第一部
・触覚の発現メカニズム、触覚の評価法、触感に着目した商品開発事例

第二部
・塗装は木材表面に任意の性状を付与することができ、快適な表面がどのようなものであるかが明らかになれば、そのような表面を作り出すことが可能となる。これは、金属、樹脂等各種材料による設備等に対しても、快適な表面を付与するための指標を与えることとなる。

第三部
・官能評価と定量化技術、材料設計、商品価値など
プログラム

「触覚喚起のプロセス:複雑であいまいな感覚の世界」

第1部 [10:30~12:00] ※12:00~13:00はご昼食休憩です

 近年、衣料・化粧品だけでなく、医療・ロボティクス,バーチャルリアリティなどの分野で触覚の重要度が増しています.触覚は、さまざまな脳機能に関わる上、あらゆるヒューマンマシンインタフェースにも関わることから、理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考えられます.本セミナーでは、ヒト触覚の力学的・神経科学的理解といった触覚の基礎と触覚センサ/ディスプレイなどの応用技術をご紹介した上で、講演者がこれまで取り組んできた事例を紹介します。

1.触覚の複雑さとあいまいさ

2.触覚のサイエンス

3.触覚のセンシングとディスプレイ

4.触覚研究は世の中に何をもたらすのか?


□ 質疑応答 □

 

「世代による手の平性状の違いと接触感の関係 ~塗装木材での研究を通じて~」

第2部 [13:00~14:30]

 人は室内で多くの時間を過ごし、その際、目、耳、鼻、手足等に様々な刺激を受け、不適切な場合ストレスの原因となる。この内、接触感についてはほとんど配慮がなされていない。接触感には、手足と材料との界面において生じる各種物理量が大きく関係する。さらに、人の皮膚表面性状が世代間で異なることから、接触感が世代間で異なると予測される。
 本講演では、各種の塗装仕上げを行った木材について、高齢者、若年者および子供を被験者とした官能試験、手の平性状の計測、材料物性および接触時の各種物理量の測定を行い、接触感とこれらの関係、世代による接触感の相違、各世代にとって快適な表面はどのようなものかについて発表する。

1.接触感と物性,界面における物理量との関係
  1.1 温冷感
  1.2 滑り感
  1.3 硬軟感
  1.4 凹凸感

2.世代による手の平性状の違いと接触感との関係
  2.1 温冷感
  2.2 滑り感
  2.3 硬軟感
  2.4 凹凸感
  2.5 快・不快感(心地よさ)

3.接触感と温湿度環境

□ 質疑応答 □

 

「自動車内装における高品質の取り組み -触感を中心とした五感の定量化と設計技術-」

第3部 [14:40~16:20]

 バブル全盛期を境に内装の高品質化に焦点があてられ、特に最近はその進化が激しい。内装の五感、特に、触感を中心に、定量化と設計の実例を開設する。また、開発秘話を交えながら、目標値の設定の仕方、商品の価値など、採用されるために重要な要素について、経験を紹介する。最後に、今後、自動運転の時代が到来し、内装がどのように変化していくのか動向を解説する。

1.バブル時代の高品質化/高級化
 ・インパネまわりの変化
 ・素材の高級化

2.最近の高品質化
 ・人を科学するとは?
 ・上質な造りのコンセプト
 ・触感を軸にした取り組み
 ・触感の定量化
 ・触感の設計
 ・五感を中心とした取り組み
 ・当たり前品質での取り組み

3.最近の内装
 ・加飾の動向

4.今後の内装
 ・自動運転での内装の変化と期待

 □ 質疑応答 □
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