➢ 近年注目の高まる固体酸化物セル(SOCs)に関して、基礎、評価法から応用までを、各分野の第一線の研究者が広範に解説!
➢ 産学官および企業間連携、情報交換の要である、東北大学SOFC/SOEC実装支援研究センターのご監修!
➢ 大学・研究機関の研究者のみならず、企業の研究者によるご執筆!
➢ 比較のため、SOFC/SOEC以外の燃料電池・水電解装置の市場動向も記載!
➢ SOFC/SOECに興味を持つ研究者、企業、投資家などにとっての必携の書!

カーボンニュートラルのためのSOFC/SOEC技術 ~基礎・評価法から熱利用を含むシステム応用まで~
SOFC/SOEC Technologies for Carbon Neutrality — From Fundamentals and Evaluation Methods to System Applications Including Heat Utilization —

商品概要
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略称
カーボンニュートラルのためのSOFC/SOEC技術
商品No
bk8159
発刊日
2025年12月12日(金)
ISBN
978-4-910581-73-6
体裁
A4判・並製・173頁
価格
110,000円 (本体価格:100,000円)
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発行
(株)シーエムシー・リサーチ
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監修
監修:東北大学SOFC/SOEC実装支援研究センター
著者
川田 達也  東北大学 大学院環境科学研究科 先進社会環境学専攻 教授
横川 晴美  東京大学 生産技術研究所 シニア協力員
重松 良祐  九州大学大学院 工学府 水素エネルギーシステム専攻
立川 雄也  九州大学 水素エネルギー国際研究センター 准教授
松崎 良雄  九州大学 エネルギー研究教育機構 教授
佐々木 一成  九州大学 水素エネルギー国際研究センター センター長・主幹教授
堀田 照久  国立研究開発法人産業技術総合研究所 研究戦略本部 企画部次長
水谷 安伸  名古屋工業大学 生命・応用科学類 研究員
石原 達己  九州大学 カーボンニュートラルエネルギー国際研究所 教授
髙村 仁   東北大学 大学院工学研究科 知能デバイス材料科学専攻 教授
松井 敏明  京都大学大学院 工学研究科 物質エネルギー化学専攻 准教授
谷口 俊輔  九州大学 次世代燃料電池産学連携研究センター 教授
佐藤 一永  東北大学 大学院工学研究科 附属先端材料強度科学研究センター 准教授
鈴木 稔   京都大学 成長戦略本部 特定教授
八代 圭司  島根大学 材料エネルギー学部 材料エネルギー学科 教授
鷲見 裕史  国立研究開発法人産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門
       研究グループ長
浅野 浩一  電力中央研究所 EX研究本部 エネルギー化学研究部門 上席研究員
鹿園 直毅  東京大学 生産技術研究所 教授
シチョンシコ アンナ  東京大学 生産技術研究所 講師
山地 克彦  国立研究開発法人産業技術総合研究所 省エネルギー技術研究部門
       エネルギー変換デバイス研究グループ 上級主任研究員
雨澤 浩史  東北大学 多元物質科学研究所 教授
多々見 純一  横浜国立大学大学院 環境情報研究院 人工環境と情報部門 教授
岩井 裕   京都大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻 教授
藤本 哲朗  京セラ㈱ CN技術研究所 GX開発1課責任者
島津 めぐみ  森村SOFCテクノロジー㈱ 技術部 主査
山口 祐貴  国立研究開発法人産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 主任研究員
田中 順也  ㈱デンソー 水素事業推進部 セルスタック開発室 担当係長
長田 憲和  東芝エネルギーシステムズ㈱ エネルギーシステム技術開発センター
       化学技術開発部 次世代電解技術グループ マネージャー
小阪 健一郎  三菱重工業㈱ エナジードメイン 技術戦略室 技監・主幹技師
渡邉 秀貴  ㈱アイシン カーボンニュートラル推進センター CN技術開発部
       水素システム開発室 SOFCシステム開発グループ グループ長
林 真大   ㈱デンソー 水素事業推進部 SOECモジュール開発室 室長
大西 久男  大阪ガス㈱ エグゼクティブフェロー 先端技術研究所
       SOECメタネーション開発室 統括室長
根本 和昌  一般財団法人カーボンニュートラル燃料技術センター
       合成燃料技術開発本部 企画部 副主任研究員
吉田 優香  ㈱シーエムシー・リサーチ
発刊にあたって
カーボンニュートラルの実現に向けて節目とされてきた2030年はすぐそこに迫っており、様々な脱炭素化技術が開発・検証されている。2050年までに構築されるべきネットゼロ社会の姿は未だ明瞭ではないが、これらの技術が評価されていく中で、インフラを含むエネルギーシステム全体のあり方が方向づけられていくものと推測される。より効率的に脱炭素を実現する社会の構築のためには、優れた技術がタイムリーに社会に提供されることが必要となる。
 本書では、このような技術の中から、近年、注目度が高まっている、固体酸化物セル(Solid Oxide Cells, SOCs)を使った燃料電池と電解をとりあげた。固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)は、多様な燃料に対応して高効率な発電が可能な燃料電池として、国外の一部では業務用システムの導入が進み、国内でも家庭用燃料電池「エネファームType-S」が販売されてきた実績がある。この逆反応である固体酸化物形電解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell:SOEC)は、排熱を利用した水蒸気電解により、他の電解技術に比べひときわ高い水素製造効率が達成できること、水蒸気と二酸化炭素の共電解が可能でグリーン燃料合成との相性も良いこと、などの特長を有する。このため欧米では早くから実証に向けた取り組みが行われ、MW級のシステムも開発されている。国内の開発はやや遅れをとった感があるが、SOFC技術の高いポテンシャルがあり、開発の機運が高まっている。
 ただ、固体酸化物セルは、他の燃料電池や電解セルとは技術要素が大きく異なり、特殊な知識やノウハウの蓄積が必要であるため、新規参入のハードルが高い。さらに、原料供給からセルの作製、スタック化、システム化のそれぞれを担う企業間の緊密な連携も求められる。そこで東北大学では、SOC関連の基礎知識や大学のシーズを提供するとともに、産官学・および企業間の情報交換の場を醸成することを目的に、2023年に「SOFC/SOEC実装支援研究センター」を設立した。現在、約30社が参画して活動を行っている。この活動の中で改めて認識されたのは、SOFC/SOECに関連する知識・情報の習得に対する需要の大きさと、その機会の少なさである。センターでは基礎講座や対面でのオープンサイエンスイベントを開催し、そういった声に応えようとしているが、時間的・人的制約がある。そのような時、シーエムシー・リサーチの吉田様から、本書の企画の提案をいただいた。この機会に、SOFC/SOECの開発を主導して来られた企業、研究機関、大学の方々にご協力をいただければ、現時点での最先端の情報に加え、これまでの開発で蓄積されてきた知識や知恵を書籍として残し、広く公開することができると考え、本書の出版に至った。
 SOFCとSOECの技術には共通する内容が多いので、本書の多くの部分ではこれらを区別せずに、あるいは併記して解説している。第1章では、SOFCの開発の歴史を振り返り、そこから技術の特徴や開発指針を考察するとともに、国内のプロジェクトの状況や、今後のSOFC/SOECの役割を概観する。第2章は、SOFC・SOECの動作や各部材の特性から、システムの熱設計に至る、基礎的な考え方について解説している。第3章は、開発において必要となる、セル、スタック、および構成材料の評価手法を紹介する。第4章では、先行してきたSOFCの開発事例を中心に、固体酸化物形セルの製造技術に関する取り組みを紹介し、強靭セルや信頼性向上の考え方についても解説する。第5章では今後大規模な開発が期待されるSOECを中心に、その燃料合成への展開や、水素型SOFCにも触れながら、カーボンニュートラルに向けたSOFC/SOEC技術を展望する。加えて、第6章では、比較検討のためにSOFC/SOEC以外の燃料電池および水電解装置も含めた市場動向を紹介する。
 各節の執筆は、SOFC/SOECの研究・開発の第一線で活躍して来られた研究者・技術者の皆様にお願いした。どの記事も、それぞれの専門性や経験に基づく、示唆に富んだ貴重な内容を多く含んでおり、これらを一冊にまとめた本書は、研究開発の現場で、さまざまな形でお役立ていただけるものと確信している。SOFC/SOECの技術が早期に社会実装されカーボンニュートラル社会の重要な一翼を担う、その一助に、本書がなれば幸いである。
 最後に、ご多忙の中、快く執筆をお引き受け下さった著者の皆様、並びに本書の企画をご提案いただき、刊行にご尽力下さったシーエムシー・リサーチの吉田様、坂田様に深く感謝申し上げます。
                東北大学SOFC/SOEC実装支援研究センター 川田達也
書籍の内容

第1章 概要

 

第1節 SOFC/SOEC技術の概要   川田達也
1 固体酸化物形燃料電池(SOFC)の特徴
 1.1 高温作動に起因する特徴
 1.2 セラミックス材料の使用に起因する特徴
 1.3 O2−イオン導電体に起因する特徴
 1.4 H-SOFC(PCFC)の可能性
2 固体酸化物形電解セル(SOEC)の特徴
3 SOFC/SOECの構成
 3.1 電解質
 3.2 燃料極
 3.3 空気極(酸素極)
 3.4 インターコネクト材料
4 SOFC/SOECのセルとスタックの形状 
5 平板セル構造のバリエーションについて
 5.1 電解質支持セル 
 5.2 燃料極支持セル
 5.3 金属支持セル
参考文献

第2節 SOFC開発の歴史とSOECへの展開   横川晴美
1 はじめに
2 概観 世界と日本でのSOFC開発の特徴
 2.1 SOFC技術開発の特徴─PEFCとの比較
 2.2 SOFCスタックの特徴付けと歴史的な進展
 2.3 主な歴史的トピックス 
 2.4 何が難しかったのか?
3 第1世代はセラミックスセル
 3.1 定置型中大容量SOFCハイブリッドシステムを目指した動き:Westinghouseの成功とインパクト
 3.2 WHセルのデメリット解析と一つの疑問
 3.3 WHセルの欠点克服法と国内企業の湿式法への適用
 3.4 Dornier SOECからの出発
 3.5 三菱重工業長崎造船所 円筒横縞形セル
 3.6 Rolls Royceおよびその他の筒状横縞形セル
 3.7 セラミックス平板形セルの基本的課題
 3.8 三菱重工業神戸造船所 MO
 3.9 村田製作所 平板形2種の開
 3.10 DornierのSOFC用平板形セル
 3.11 一括焼結セラミックスセル
 3.12 第一世代で明らかになった課題とその解決法
  3.12.1 材料コスト
  3.12.2 SOFCスタック製造法と材料両立性(1)LSM-YSZ界面
  3.12.3 SOFCスタック製造と材料両立性(2) 酸化物ICの選択 
4 第2世代 金属インターコネクトの利用 
 4.1 異なる二つの戦略
 4.2 Siemensの先見性と戦略性
  4.2.1 Hexis,Sunfire
  4.2.2 Bloom Energy(BE)の成功
 4.3 アノード支持セルの譜系
  4.3.1 Julichのアノード支持セルの特徴 
  4.3.2 Fuel cell energy(前Versa Power,元Global Thermoelectric)
  4.3.3 SolydEra(前SOFCPower, HTceramics)
  4.3.4 Delphi,BMW
 4.4 京セラSOFCセル・スタックの革新性とインパクト
 4.5 日本におけるアノード支持セル
5 第3世代 金属支持セル
6 トピックスとしてのPCFC
7 SOFCの実用化
8 SOECへの展開
 8.1 電解における注意点
 8.2 各セルスタック構造のSOECへの適用
  8.2.1 第1世代:高温セラミックスセル
  8.2.2 第2世代:電解質支持形セル
  8.2.3 第2世代:燃料極支持形セル 
  8.2.4 第3世代:金属支持セル形
9 おわりに
参考文献

第3節 水素エネルギー社会でのSOFC/SOECの位置付け   重松良祐,立川雄也,松崎良雄,佐々木一成
1 カーボンニュートラル実現への固体酸化物形セルの重要性
2 水素社会におけるSOFCとSOECのポテンシャル
3 固体酸化物形可逆セルのポテンシャル
 3.1 高いエネルギー出力密度に起因した柔軟なシステムサイズの選択が可能
 3.2 需要に応じたSOFC/SOECモード選択により柔軟なデマンドリスポンスが可能
 3.3 高い往復効率での運用が可能
  3.3.1 コスト低減
  3.3.2 セルおよびシステム部材の劣化
4 炭化水素系燃料を用いたSOFCと水蒸気─二酸化炭素共電解SOECおよび二酸化炭素電解SOECのポテンシャル
参考文献

第4節 SOFC-SOECの研究開発プロジェクト   堀田照久
1 はじめに 
2 克服すべき技術課題の整理
3 SOFC-SOEC研究開発プロジェクトの経緯と概要
 3.1 1990年代から2000年の基盤・システム構築期
 3.2 2000年台の燃料電池システム導入期
 3.3 2013年度〜2019年度のNEDOプロジェクト
 3.4 2020年度〜2024年度のNEDOプロジェクト
4 固体酸化物形電解セル(SOEC,高温水蒸気電解セル)のプロジェクト 
5 まとめ
参考文献

第5節 プロトン伝導セラミック燃料電池/電解セルの開発と課題   水谷安伸
1 はじめに
2 国内外におけるPCC研究開発の現状 
 2.1 国内(NEDOプロジェクト)
 2.2 米国
  2.2.1 コロラド鉱山大学・フュエルセルエナジー社
  2.2.2 ジョージア工科大学・フィリップス
  2.2.3 HydroGENコンソーシアム 
  2.2.4 2024年からの新規DOEプロジェクト
 2.3 欧州
  2.3.1 ノルウェーを中心とした取り組み
  2.3.2 ドイツにおける金属支持プロトン伝導セル(MS-PCC)開発
3 PCEC(電解セル)への期待と課題
 3.1 PCECのメリット・デメリット
 3.2 今後の課題
4 おわりに
参考文献

第2章 基礎

第1節 固体酸化物による発電・電解の原理と動作   川田達也
1 火力発電と燃料電池,電気分解
2 SOFC/SOECの動作原理
3 SOCの起電力とガス分圧 
4 電圧 vs. 電流の挙動
5 SOCの活性化過電圧の考え方
6 多孔質電極の挙動
7 電解質の電子輸送と酸素ポテンシャル分布
脚注
参考文献

第2節 電解質材料と酸化物イオン伝導体   石原達己
1 はじめに 
2 酸素イオン伝導性の発現
3 新しい酸素イオン伝導体の動向
4 高イオン伝導体LaGaO3系酸化物の薄膜化と電解セル
5 おわりに
参考文献

第3節 空気極材料の物性・輸送現象と反応   髙村 仁
1 はじめに
2 空気極材料の要件と反応
 2.1 空気極の要件
 2.2 空気極における表面交換反応
3 混合導電性空気極材料
 3.1 ペロブスカイト型及び関連材料
 3.2 複合体型混合導電体
4 空気極材料の特性と課題
 4.1 電極構造と特性
 4.2 空気極材料の課題と開発動向
5 まとめ
参考文献

第4節 燃料極材料の物性・微細構造と反応   松井敏明
1 燃料極反応
2 燃料極材料に求められる条件
3 燃料極材料の種類
4 サーメット燃料極
 4.1 熱膨張挙動
 4.2 混合比と導電率の相関  
 4.3 燃料極の微細構造と電極性能
 4.4 サーメットに用いる酸化物イオン伝導体と電極反応
 4.5 サーメット中のNi/酸化物イオン伝導体界面の安定性
5 その他の電極設計指針
6 おわりに  
参考文献

第5節 インターコネクト用合金材料   谷口俊輔
1 SOFCスタックにおける合金インターコネクター
2 インターコネクト用合金材料の種類  
3 空気中での酸化と表面保護皮膜  
4 合金インターコネクターからのクロム拡散の問題とコーティング 
5 燃料中での水蒸気酸化と表面保護皮膜の重要性 
6 FeCrAl合金の表面アルミナ皮膜への導電性付与 
参考文献 

第6節 SOFC/SOEC材料の機械的特性   佐藤一永
1 様々な応力場
2 脆性・延性とは
3 欠陥許容性
4 製品(材料)ごとのバラツキ
5 破壊判定基準
6 部材内の化学ポテンシャル(酸素ポテンシャル)分布と酸素不定非性による材料物性変化
7 製造セルの微小変形評価
8 製造セルの微小欠陥評価
9 セルの応力変化のその場観察
参考文献

第7節 SOFC/SOECシステムの熱設計   鈴木 稔
1 はじめに 
2 SOFCシステムの発電効率の概観と基本事項
 2.1 SOFCシステムの効率 
 2.2 SOFCシステムにおける炭化水素燃料の改質  
  2.2.1 改質反応に用いる水(水蒸気)の供給方法
  2.2.2 改質反応による吸熱の活用または悪影響の回避
  2.2.3 運用中の触媒上やセル燃料極側での炭素析出の防止
3 いくつかのSOFCシステムの構成と特徴
 3.1 天然ガス等炭化水素燃料 基本的なSOFC発電システム構成
 3.2 天然ガス等炭化水素燃料 高温燃料リサイクル
 3.3 天然ガス等炭化水素燃料 加圧SOFC/GTハイブリッドシステム
 3.4 天然ガス等炭化水素燃料 常圧高発電効率構成
 3.5 水素でのSOFCシステム構成と効率
4 SOECシステムの熱設計
 4.1 エンドサーマル(吸熱)動作
 4.2 サーマルニュートラル(熱中立動作)
 4.3 エキソサーマル(発熱動作)
参考文献

第3章 評価・解析

第1節 単セル試験法〜直流・交流測定   八代圭司
1 はじめに
2 単セル評価試験
3 セル構造の影響
4 劣化耐久試験
5 ボタンセルによるセル材料特性の評価
6 三電極法による単セル評価
7 交流インピーダンス法
8 参照電極電位への電極配置・特性の影響
参考文献

第2節 緩和時間分布(DRT)法による電気化学インピーダンス解析   鷲見裕史
1 DRT法の原理
2 SOFC/SOECへのDRT法の応用
3 おわりに
参考文献

第3節 スタック試験と性能評価   浅野浩一
1 スタック試験に関する留意事項
2 試験における燃料ガス組成について
3 試験装置
 3.1 試験装置構成
 3.2 使用する機器準備
 3.3 使用する試験装置の準備
4 スタック試験
 4.1 スタック健全性の確認
5 スタックの発電試験
 5.1 スタック特性試験
  5.1.1 セル電圧Vの測定の重要性
  5.1.2 スタックの発電試験
 5.2 内部抵抗の測定試験
  5.2.1 測定装置の選定
  5.2.2 電流遮断法
6 SOFCの性能要因評価
 6.1 性能要因分析手法
 6.2 性能要因評価
参考文献

第4節 FIB-SEMと機械学習を利用した電極微細構造の評価   鹿園直毅,シチョンシコ アンナ
1 はじめに 
2 FIB-SEMによる電極3次元構造再構築
3 機械学習による構造評価
 3.1 自動セグメンテーション
 3.2 電極3次元構造の人工的生成
 3.3 電極微細構造変化の予測
4 おわりに
謝辞
参考文献

第5節 二次イオン質量分析計を利用した界面と反応の評価   山地克彦
1 はじめに
2 SIMSの特徴 
3 バルク中の物質移動の評価 
 3.1 酸化物イオン導電体の表面交換反応速度定数と拡散係数の評価
 3.2 陽イオンの拡散(Ga蒸発)
 3.3 元素分布のイメージング
4 劣化機構解明
 4.1 材料の劣化とSIMS不純物分析
 4.2 共電解セルにおける炭素析出の評価
5 おわりに  
参考文献 

第6節 放射光を利用した電極反応場の評価   雨澤浩史
1 はじめに
2 オペランドXAFS測定によるSOFC空気極反応の解析
 2.1 放射光X線を用いたオペランド分光測定の必要性・有用性
 2.2 SOFC/EC緻密薄膜空気極のXAFS測定
 2.3 硬X線マイクロXAFS測定によるSOFC空気極反応の反応分布評価
3 まとめ
参考文献

第7節 マイクロカンチレバー曲げ試験による電解質の機械的特性   多々見純一
1 はじめに  
2 マイクロカンチレバー曲げ試験
3 マイクロカンチレバー曲げ試験で測定したメソスケール力学特性
 3.1 SOFCセル中の電解質層の力学特性
 3.2 単結晶8YSZの力学特性
参考文献

第8節 電極シミュレーション   岩井 裕
1 はじめに  
2 特性長さ解析
3 電極1次元数値解析
 3.1 イオン・電子の輸送
 3.2 ガスの輸送
 3.3 電気化学反応
 3.4 境界条件と解析例
4 電極3次元数値解析
5 様々な電極解析
参考文献

第4章 製造技術

第1節 家庭用SOFCスタックの開発から普及に向けた取り組みについて   藤本哲朗
1 はじめに  
2 京セラにおけるSOFCセルスタックの開発の歴史
 2.1 初期の取り組み(1985年〜2004年)(大型→小型化コンセプト)
 2.2 実用化への進展(2005年〜2012年)(エネファームtype Sの誕生)
 2.3 継続的な改良と普及への取り組み(2012年〜)(スタックの進化)
 2.4 京セラ製SOFCセルスタックの稼働実績について
3 まとめ
参考文献

第2節 高性能SOFC開発の取り組み   島津めぐみ
1 はじめに 
2 森村SOFCテクノロジー製セルスタックの特徴
3 セルスタック開発状況
 3.1 セルスタック開発経緯
 3.2 HPDS61仕様セルスタックの開発状況
  3.2.1 HPDS61仕様セルスタック初期性能
  3.2.2 HPDS61仕様セルスタックの信頼性
4 ホットモジュール開発状況
 4.1 ホットモジュール設計思想
 4.2 ホットモジュールの信頼性評価
 4.3 水素・都市ガス混合燃料でのホットモジュール発電試験
5 システム開発事例
 5.1 カナデビア㈱様20kW級システム
 5.2 東京ガス㈱様・三浦工業㈱様5.8 kWシステム
6 まとめと今後の展望 
 6.1 まとめ
 6.2 今後の展望
謝辞

第3節 金属支持SOFC/SOEC開発の動向   鷲見裕史,山口祐貴
1 平板形SOFC/SOEC支持体の種類
2 粉末冶金とセラミックス共焼結による金属支持SOFC/SOECの開発
3 おわりに
参考文献

第4節 セル製作から運転までの全工程を通した機械的信頼性の向上   田中順也
1 はじめに
2 焼結工程
3 運転工程
4 応力発生要因のばらつきが発生応力に与える影響
5 材料強度と故障率について
参考文献

第5章 応用

第1節 SOEC技術の現状と課題   長田憲和
1 高温水蒸気電解の開発動向
2 高温水蒸気電解システムの課題
3 高温水蒸気電解システムの開発状況
謝辞 
参考文献 

第2節 SOEC実証試験と高温排熱利用の展望   小阪健一郎
1 はじめに
2 近年のSOEC実証試験の状況
3 三菱重工業でのSOEC実証運転のとりくみ
 3.1 円筒焼結形SOECセルスタック
 3.2 SOECシステム
 3.3 400kW級展示デモ機の運転状況
4 SOEC高温排熱利用の展望
 4.1 熱機関としてのSOECの考察
 4.2 SOEC高温排熱の利用の一例
 4.3 外部高温熱源の利用 
5 おわりに  
参考文献 

第3節 工場のカーボンニュートラル化に向けた水素SOFCシステムと低温排熱利用水蒸気電解SOECシステムの展望   渡邉秀貴
1 はじめに
2 日本の産業界における二酸化炭素排出量
3 未利用低温排熱を活用したSOECによる水素製造技術開発
 3.1 未利用低温排熱を利用する要素技術開発
 3.2 水蒸気電解SOECシステムの技術開発
4 業務用純水素SOFCシステムの開発状況
 4.1 SOFCシステムにおける高効率発電化技術
 4.2 低温型アノードオフガスリサイクル技術の検証
 4.3 業務用SOFCシステム開発による技術展望
5 工場・事業所のカーボンニュートラル化への展望
6 おわりに
参考文献 

第4節 SOEC水素製造システムの開発と展望   林 真大
1 はじめに
2 グリーン水素製造技術
3 SOEC水素製造システムの開発領域
 3.1 システム開発
 3.2 ホットモジュール開発
 3.3 セルスタック開発
4 国内外での実証事例
 4.1 実用化に向けた取り組み
5 おわりに
参考文献

第5節  SOECメタネーション技術による超高効率エネルギーキャリア,P2Gシステムの実現   大西久男
1 はじめに 
2 天然ガスによる低炭素化とe-メタンによるCN化の推進
3 エネルギーのCN化実現に向けたエネル ギーキャリアの必要性とe-メタン
4 バイオマス,e-メタンの製造・利用サイクル,CO2削減効果
5 SOECメタネーション技術の概要と特長
6 SOECメタネーション技術革新に関する大阪ガスの取り組み
7 SOECメタネーションによるe-メタンの再エネ輸入キャリアとしての優位性
8 SOECメタネーション技術が切り拓く“e-メタン革命”の姿
9 おわりに
謝辞
参考文献

第6節 SOEC共電解とe-fuel合成   根本和昌
1 はじめに 
2 SOEC共電解による合成ガス製造
 2.1 SOEC(固体酸化物形電解セル)電解技術
 2.2 SOEC共電解によるFT用合成ガス製造
 2.3 SOEC共電解における課題
  2.3.1 SOECの耐久性向上
  2.3.2 スケールアップ
3 FT合成による合成粗油生成
 3.1 FT合成とは
 3.2 生成物選択性制御への取り組み
 3.3 FT反応器の設計
4 おわりに 
謝辞
参考文献

第6章 市場

燃料電池・水電解装置関連市場の世界動向と展望(SOFC・SOECとアジアの動向を中心に)   吉田優香
1 燃料電池と水電解装置の種類と概要
 1.1 燃料電池の種類と概要
 1.2 水電解装置の種類と概要
 1.3 SOEC共電解
2 燃料電池の市場規模と市場動向概要
 2.1 燃料電池の市場規模推定
 2.2 燃料電池種類別の市場規模と市場動向
 2.3 燃料電池用途別の動向
  2.3.1 燃料電池自動車(FCV)
  2.3.2 定置型燃料電池の概要
   (1)国別・地域別の導入規模と特徴の概要
   (2)定置型燃料電池タイプ別の特徴と概要
   (3)定置型燃料電池の成長要因
  2.3.3 家庭用燃料電池(エネファーム等)
  2.3.4 産業用燃料電池
 2.4 燃料電池のメーカー動向
  2.4.1 日本国内の動向 
  2.4.2 中国の動向
   (1)FCVおよびPEFCの動向 
   (2)SOFCの動向
   (3)DMFC,PAFC,MCFCの動向 
  2.4.3 韓国の動向
  2.4.4 世界の動向(日本・中国・韓国以外)
3 水電解装置の市場規模と市場動向概要
 3.1 グローバルの水素製造の動向
 3.2 グローバルの水電解装置導入の推移と見通し
  3.2.1 現状  
  3.2.2 水電解装置の生産動向
   (1)固体酸化物形電解セル(SOEC)
   (2)AEM 
  3.2.3 水素関連プロジェクトの動向
  3.2.4 トランプ政権発足後の概要 
   (1)DOEなどの国家予算関連 
   (2)水素製造装置メーカーの動向例:thyssenkrupp nucera 
 3.3 水電解装置メーカー動向 
  3.3.1 日本国内の動向
  3.3.2 中国企業の動向
  3.3.3 韓国企業の動向 
  3.3.4 海外企業の動向(日本・中国・韓国以外の海外) 
  3.3.5 SOEC関連企業の動向
参考文献

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