非会員:
52,360円
(本体価格:47,600円)
会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
【習得できる知識】
☆ トライボロジーの基礎(接触面の摩擦と潤滑)
☆ 振動学の基礎(自由振動、強制振動、自励振動)
☆ スティックスリップのメカニズムと対策
【講座の趣旨】
摩擦の作用により発生する振動は、一般に「スティックスリップ」と呼ばれています。スティックスリップが発生すると、なめらかな運動を想定して設計したはずの摺動面が振動して、製品の寿命や性能が損なわれる場合があります。また、寿命や性能に影響を及ぼさなくとも、発生する振動や騒音が製品の快適性を損ない、その商品性が失われてしまう場合もあります。
そこで本セミナーでは、スティックスリップの対策を講じるために必要となるふたつの学問(すなわち「トライボロジー」と「振動学」)の基礎からスタートして、スティックスリップの考え方と捉え方、および、スティックスリップの回避法と抑制法についての知識を習得できるように、できる限りわかりやすくレクチャーします。
1.トライボロジー
1-1.接触の基礎 (表面形状、接触面積、接触圧力など)
1-2.摩擦の基礎 (静摩擦、動摩擦、摩擦係数など)
1-3.潤滑の基礎 (ストライベック線図、流体潤滑、境界潤滑など)
2.振動学
2-1.自由振動の基礎 (固有振動数、粘性減衰、摩擦減衰など)
2-2.強制振動の基礎 (振幅応答、位相応答、共振、振動絶縁など)
2-3.自励振動の基礎 (特性方程式、平衡点の安定性など)
3.スティックスリップ
3-1.スティックスリップの事例(擦弦楽器から地震まで)
3-2.スティックスリップのモデリングと発生メカニズム
3-3.スティックスリップの発生限界と回避法
3-4.スティックスリップの最新抑制技術