回転機械における振動トラブルの対策
~ロータ振動を座学・実習から学び具体的な制振・防振法まで詳解~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
セミナーNo.
131040
開催日時
2013年10月21日(月) 10:30~16:30
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
タイム24ビル 4F 研修室
価格
非会員:  72,600円 (本体価格:66,000円)
会員:  66円 (本体価格:60円)
学生:  22円 (本体価格:20円)
価格関連備考
・1名につき47,250円(税込、資料付き)
※大学生、教員のご参加は、1名に付き受講料10,500円です。(ただし、企業に在籍されている研究員の方は除きます。)
特典
・2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料(2名で49,980円)※ただし、2名とも案内登録をしていただいた場合に限ります。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
講座の内容
趣旨
 ロータダイナミクス「回転機械の振動」は、不釣合い遠心力、軸受作用、翼振動など多くの要因を含み、通常の静止構造物振動とは様相を異にする面が多々あります。
これらを系統的に理解する試みとして、「正・続 回転機械の振動」が出版されました。これを機に、ロータ振動の考え方や技術ポイントを著者が自ら解説するセミナーを企画しました。
実務に役立つように、各種の実際的振動事例を紹介し、実践的な知識を教授します。回転機の開発・設計者、加えて現場で運転やメインテナンスに従事する方々を対象としています。また、ロータ振動の知見を新たに吸収する人、今までの経験的知識を体系的に再構成する人などにも好適です。また、ロータ振動問題のPCシミュレーション(HIL=Hardware In the Loop)を行い、実際の振動波形を計測観察し、FFT分析しながら振動診断の知見を養います。
プログラム
第1部 ロータ振動 ~基礎編~
[プログラム]
1.ロータ・軸受系振動の特徴
  1-1.ジャイロ効果
  1-2.不釣り合い振動
  1-3.危険速度マップ
  1-4.複素固有値と安定性
  1-5.事例研究
2.慣性座標系から回転座標系へ
  2-1.振動波形(変位センサーとひずみゲージ)
  2-2.固有値と共振
  2-3.ジャイロモーメントとコリオリ力
  2-4.事例研究
3.翼・羽根車系の振動解析
  3-1.回転円板や翼の固有振動数
  3-2.翼・羽根車の静止側からの加振と共振
  3-3.キャンベル線図
  3-4.事例研究
第2部 すべり軸受油膜の力学とロータ振動
[プログラム]
1.すべり軸受油膜の静特性と動特性
2.不釣り合い振動振幅を低減するための油膜軸受の設計法
3.油膜の不安定化力による自励振動(オイルホイップ)とその防止法
4.シール・インペラ部流体膜の不安定化力による自励振動とその防止法
第3部 ロータHILと振動診断の実習
[プログラム]
1.HIL技術の紹介
2.実習メニューの概説
  (インパルス応答、減衰計測、バランス,クロスばねの功罪、内部減衰不安定、他)
3.実習デモ
第4部 実機振動問題の事例研究
[プログラム]
1.回転機械における振動トラブルと対策
 1-1. 因果マトリックス
 1-2. 強制振動と自励振動
2.ロータ強制振動の実際
 2-1. 共振問題に対する考え方
 2-2. 振動の規格
 2-3. 不釣合い振動
 2-4. 非対称ロータ,歯車,十字継手
 2-5. 電磁振動,旋回失速,動静翼干渉,ねじり振動など
3.ロータ自励振動(安定性問題)の実際
 3-1. 自励振動問題に対する考え方
 3-2. すべり軸受・シール
 3-3. 翼車流体力
 3-4. 内部減衰,液体内蔵ロータ,フリクションホイップなど
 3-5. スクィーズフィルムダンパによる減衰付加
第5部 ロータ振動 ~応用編~
[プログラム]
1.回転機械振動の重要性
2.危険速度とQファクター
3.不釣り合い振動と釣り合わせ
4.すべり軸受けで支えられたロータの不釣り合い応答
5.不安定振動の原因と対策概要
6.振動問題解決事例
7.結び
第6部 振動診断技術と認証試験例
[プログラム]
1.フーリエ級
 1-1.フーリエ級数展開の意味
 1-2.原理と計算法
2.離散フーリエ変換
 2-1.原理と計算法(FFT)
 2-2.特徴(サンプリングとエリアシング誤差)
 2-3.ノイズ対策
 2-4.FFTの各種値(rms、OAなど)
3.振動診断士
 3-1.制度の紹介
 3-2.認証試験の体験
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連するタグ
フリーワード検索