モバイル・ウェアラブル・センサ・スマートワイヤレスデバイスのための小型・薄型アンテナの設計・実装・最新動向
-アンテナの基礎、測定・評価、小型化・薄型化、マルチバンド化・広帯域化、設計の具体的なテクニック、開発事例-

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セミナー概要
略称
小型・薄型アンテナ
セミナーNo.
150746
開催日時
2015年07月15日(水) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・エレクトロニクス系技術者全般
・ワイヤレス機器開発技術者
・高周波回路技術者
・アンテナ設計技術者
・技術営業担当者
 
必要な予備知識
基礎から実践までわかりやすく解説するため、特別な予備知識は必要ありません。
 
習得できる知識
・アンテナ設計に関する基本的な考え方
・アンテナの小型・薄型化や,マルチバンド・広帯域化などに有効な設計テクニック
・アンテナの機器筐体の曲面部分への配置やアンテナ形状の変化に対する特性変動
・アンテナの人体近接時の影響,EMCなどを含めたアンテナ実装技術
・IoT/M2M,スマートデバイス,センサネットワーク機器における通信技術概要
 
趣旨
 近年、IoT/M2Mに注目が集まっており、モバイル・ウェアラブル・センサデバイスをはじめとするスマートワイヤレスデバイスには、3G/4G・LTEのみならず、無線LANやRFID、WiMAXなど利用周波数帯の異なる通信システムが搭載されています。これらの機器において、アンテナは電波の出入り口となるキーデバイスとなります。
 本講演では、IoT/M2M時代に対応すべく、モバイル・ウェアラブル・センサデバイスなどのワイヤレスシステムにおけるアンテナをターゲットとし、アンテナの小型化・薄型化や、マルチバンド化・広帯域化などに有効なテクニックを解説し、さらには、機器筐体の曲面部分へのアンテナ配置やアンテナ形状の変化に対する特性変動、人体の影響、EMCなどを含めたアンテナ実装技術について、アンテナ設計や研究開発に携わった経験をもとに、基礎から実践までわかりやすく解説します。
 
プログラム
1.アンテナの基礎
(1)電磁放射発生のメカニズム
 ・伝送線路からアンテナへ
 ・半波長ダイポールアンテナの電磁放射メカニズム
 ・1波長ループアンテナの電磁放射メカニズム など
(2)共振の利用
 ・ダイポールアンテナの特性
 ・ダイポールアンテナからの電磁放射
 ・ダイポールアンテナの放射特性
 ・シフテッドダイポールアンテナの特性 など
(3)アンテナの種類・分類
 ・ダイポールアンテナ
 ・モノポールアンテナ
 ・ループアンテナ
 ・スロットアンテナ
 ・パッチアンテナ
 ・その他のアンテナ など

2.アンテナの測定・評価パラメータ
(1)反射特性
 ・反射係数
 ・リターンロス特性
 ・VSWR特性 など
(2)入力インピーダンス特性など
 ・反射係数と入力インピーダンス
 ・反射係数とVSWR,リターンロス,VSWRの関係 など
(3)放射特性
 ・放射パターン
 ・指向性利得,絶対利得,相対利得
 ・アンテナの効率,放射効率 など
(4)生体安全性,SARなど
 ・生体安全性評価
 ・局所SAR,全身SAR
 ・各国の局所SAR制限値 など

3.モバイル・ウェアラブル・センサデバイスにおける通信技術概要
(1)第3,4世代移動通信
(2)WiMAX
(3)無線LAN
(4)Bluetooth
(5)ZigBee
(6)RFID
(7)Ultra Wideband,Wireless USB
(8)Body Area Network,人体通信 など

4.アンテナ設計の具体的なテクニック
(1)小型化の手法
 ・放射素子形状の工夫による小型化
 ・モノポールアンテナの小型化
 ・誘電体・磁性体を利用した小型化
 ・板状逆Fアンテナの小型化 など
(2)マルチバンド化の手法 ~単一共振から複数共振へ~
 ・マルチバンド化の具体的な手法
 ・ダイポールアンテナのマルチバンド化 など
(3)広帯域化の手法 ~複数共振から広帯域共振へ~
 ・広帯域化の具体的な手法
 ・ウルトラワイドバンド用アンテナ など
(4)アンテナの具体的な設計・開発事例
 ・小型化・マルチバンド化・広帯域化の検討プロセス
 ・広帯域アンテナの小型化設計
 ・プリント基板を利用した超広帯域アンテナ など

5.モバイル・ウェアラブル・センサデバイスにおけるアンテナ実装技術
(1)アンテナ内蔵時の特性変動
 ・機器内部の金属部材の影響
 ・金属筐体内へのアンテナの実装
 ・樹脂ケースの影響
 ・樹脂ケース内蔵時の影響と特性改善 など
(2)機器筐体曲面部へのアンテナ配置と形状変化に対する特性変動
 ・アンテナの折り曲げによる曲面配置の方法
 ・アンテナの折り曲げ方によるアンテナ特性の変動
 ・アンテナの折り曲げ時の放射パターン
 ・試作アンテナのVSWR特性 など
(3)人体の近接による影響
 ・人体モデルを用いた電磁界シミュレーション
 ・日本人モデル,西洋人モデル
 ・人体近接時の特性変動 など
(4)モバイル・ウェアラブル・センサデバイスのEMC
 ・マイクロストリップ線路の伝送特性と曲がり部分の影響
 ・マイクロストリップ線路の曲がり部分からの電磁放射
 ・電子機器におけるスリット部の影響
 ・電子機器におけるスリット部からの電磁放射 など

6.モバイル・ウェアラブル・センサデバイスにおけるアンテナの最新動向
 (1)筐体自体をアンテナとする手法
 (2)メタマテリアルを利用したアンテナ
 (3)ボディエリアネットワーク用アンテナ など

【質疑応答・名刺交換】
 
キーワード
小形、アンテナ、設計、実装、RF-ID、UHF、帯、研修、講座、講義、研究、セミナー
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