2015年07月09日(木)
11:00~16:30
2015年07月10日(金)
10:00~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
48,125円
(本体価格:43,750円)
学生:
48,125円
(本体価格:43,750円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名様同時申込の場合、2名で86,400円(税込)になります。
セミナーご参加の方には日産自動車 横浜工場(無料)、追浜工場(無料)見学に招待いたします。
※同業他社の方はお断りする場合がございます。
工場見学の内容とセミナー内容は関連の無い場合がございます。あらかじめご了承ください。
20名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
工場見学集合場所
10日(金) 9:30 JR横浜駅 西口 天理ビル前 ※必ず15分前にはお越しください。
・製造メーカにて設計、生産技術に携わっているエンジニアの方
・レーザ加工がご担当の方、今後、レーザ加工に携われる方
・異材接合を適用している、もしくは、今後適用を検討している各種部品設計・製造メーカーの技術者(初心者から中級者まで)
・接合におけるレーザの選定と活用方法
・接合に及ぼす大気圧プラズマの活用方法
・強度信頼性の高い接合体を得るための方法と解決策
・金属と熱可塑性プラスチックを直接接合する為の金属表面への新開発微細構造形成技術 など
【第1部】
レーザによる異種金属および金属/プラスチック異材接合のプロセスと、異材接合体の強度信頼性評価に関するこれまでの研究成果を中心にご紹介いたします。異材接合の界面で生じる問題を材料・プロセス的な観点と力学的な観点から解説いたします。材料学的には拡散、力学的には界面力学や破壊力学などに関連した内容です。本講演により、未知の材料組合せの異材接合に対しても、より強度信頼性の高い接合体を得るための方法や解決策を見出すことができるようになることが目標です。
【第2部】
現在、ファイバーレーザと半導体レーザの適用が急速に拡大しつつあります。これらレーザの特徴を、ルビーレーザに始まるレーザ発振器の進化をたどりながら解説し、また最新のレーザ発振器の製品化の情報についても紹介します。樹脂溶着に必要なレーザ出力は数十?数百Wであり、手頃な価格で入手できることも魅力のひとつです。
次に、レーザによる樹脂溶着、その特徴を生かした各分野での製品への適用例について自動車への適用例を中心に紹介します。それを踏まえた上で、現在、開発が進められている樹脂と金属、CFRPと金属の異種材料のレーザ溶着技術について、回折光学素子(DOE)による光整形技術を用いたCFRTPと金属のレーザ溶着技術を中心にご紹介します。
【第3部】
「レーザとプラズマを利用した金属-プラスチックの直接接合技術」は、微細凹凸構造を形成した金属表面とプラズマ処理により化学官能基を付与したプラスチック表面とをアンカー効果と化学結合の2つの接合効果を発現し異種材料の強力な接合を実現します。加えて新たに開発した金属表面への微細構造形成手法により完全ドライプロセスで成型済熱可塑プラスチック部品にも対応した異種材料接合技術について講演します。
【第1部】「レーザによる異材接合技術と異材接合体の強度信頼性評価」
長岡技術科学大学 機械創造工学専攻 准教授 博士(工学) 宮下 幸雄 氏
1.はじめに
2.レーザによる異種金属接合のプロセス
2-1 鋼/アルミニウム合金異材接合
2-1-1 これまでの研究例
2-1-2 異種金属接合の問題
2-1-3レーザによる異材接合の例
(1) 接合原理
(2) 熱伝導解析
(3) 接合実験
(4) 接合体の評価
2-2 その他の材料組合せへの適用例
2-3 まとめ
3.レーザによる樹脂/プラスチック異材接合のプロセス
3-1 これまでの研究例
3-2 金属材料の影響
3-3 金属材料の表面の影響
3-4 接合体の強度特性
3-4-1 金属側に形成する溶込部形状の影響
3-4-2 樹脂側に生成する気泡の影響
3-4-3 マクロな強度特性に及ぼす各種因子の影響
3-5 まとめ
4.異材接合体の強度信頼性評価
4-1 界面力学
4-2 強度評価の例
4-3 まとめ
5.まとめと展望 −強度信頼性の高い接合体をつくる!−
5-1 材料学的アプローチ
5-2 力学的アプローチ
【第2部】「CFRPと金属のレーザ溶着技術」
前田工業(株) 取締役 レーザ事業部長 三瓶 和久 氏
1.最新のレーザ発振器
1-1 レーザ発振器とその進化
1-2 半導体レーザの特徴と加工プロセス
1-3 ファイバーレーザの特徴と加工プロセス
2.レーザ樹脂溶着加工技術と適用例
2-1 レーザ樹脂溶着技術
2-5 レーザ樹脂溶着技術の適用例
3.異材接合技術
3-1 各種異材溶着技術
3-2 樹脂と金属のレーザ溶着技術
3-3 CFRPと金属のレーザ溶着技術~高出力レーザでのDOEの活用
4.レーザ加工の設備導入時のポイント
(質疑応答・名刺交換)
【第3部】「レーザとプラズマを利用した金属-プラスチックの直接接合技術」
輝創(株) 代表取締役 前田 知宏 氏
1.金属-プラスチックの直接接合概要
2.レーザとプラズマを利用した異種材料接合
2-1 レーザ界面加熱による異種材料接合
(1)レーザによる接合界面加熱
(2)界面加熱に用いるレーザ
(3)界面加熱による接合メカニズム
(4)接合に及ぼす温度特性
2-2 プラズマによる異種材料接合技術
(1)プラズマの役割
(2)プラズマ処理による親水化
(3)化学結合発現メカニズム
(4)プラズマ処理の特性
3.アンカー効果発現の為の金属表面処理
(1)金属表面処理の種類と特徴
(2)アンカー効果とポジティブアンカー効果
(3)ポジティブアンカーを可能にするPMS処理
4.PMS処理を用いた異種材料接合
◆セミナー(7/9)のスケジュール
11:00~12:30 第1部
↓
13:15~14:45 第2部
↓
15:00~16:30 第3部
◆工場見学(7/10)のスケジュール
9:30 横浜駅 集合
↓ バスで移動
10:00~12:00 日産自動車 横浜工場 見学
↓
12:00~14:00 移動。大黒ふ頭で各自昼食(予定)
↓
14:00~15:30 日産自動車 追浜工場 見学
↓ バスで移動
16:30 横浜駅にて解散
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