2015年07月22日(水)
10:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
48,125円
(本体価格:43,750円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名様同時申込の場合、2人目無料(2名で49,980円)になります。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください
ものづくりを取り巻く環境は厳しさを増している。取り組むべき主要なテーマは生産性向上と難削材切削である。業態や経営方針を徹底的に見直し収益改善を図るとともに,難削材切削に関する基礎研究と人材育成を進める必要がある。
「切削加工の見える化」を図りながら,前半では難削材切削加工のA.B.Cと基礎技術,加工現場の生産性向上とトラブルシューティング,そして,ステンレス鋼の難切削現象の解説と上手な削り方を旋削加工,ドリル切削,正面フライス切削,エンドミル切削について詳しく解説する。後半では金型用鋼や高硬度鋼のトラブル現象と上手な削り方,レア・メタルの高融点金属(純Zr,Mo,Nb,W,Ta等)の切削データと削り方,ダクタイル鋳鉄やオーステンパ球状黒鉛鋳鉄(ADI)などの鋳鉄系難削材の切削データと削り方,セラミックスや超硬合金などの硬脆性材料に関する切削データと削り方,最後にCFRPやMMCなどの複合材料の切削データと削り方を解説する。
現行の自動・無人の生産システムでは,工作機械内部が堅牢なカバーで閉ざされ、加工点も切削油剤で覆われている。生産現場で体験することが困難な切削加現象を実切削データで「見える化」を図りながら解り易く解説する。
はじめに・・・切削とは何か
*切削を生産現場のものづくりサイドから理解しよう!
*切削の自動化と無人化に要求される課題
*切削加工の見える化
1.削りにくい材料と難削材のピラミッド
1-1.難削材のピラミッド
2.難削材の切削加工A.B.C
2-1.切れ刃写真データの正しい見方は?
2-2.工具摩耗進行図の正しい見方は?
2-3 V-T線図の正しい見方は?
2-4.誰にでもできる切削加工技術の新しい習得法
3.難削材切削の基礎技術を学ぼう
3-1.切削の知識/技術/技能/ノウハウを理解しよう!
3-2.工具材種選択の最適化はなぜ必要か?
3-3.切れ刃形状選択の最適化はなぜ必要か?
3-4.切削条件の設定の適正化はなぜ必要か?
4.加工現場の生産性向上とトラブルシューティング
4-1.難削材切削におけるトラブル対策の重要性
4-2.切削加工の支配要因を吟味せよ!
4-3.切削工具は上手に選び上手に使え!
4-4.切削のトラブル防止策の徹底を図れ!
4-5.切削トラブルは事前に予知して防止せよ!
5.ステンレス鋼と難切削現象
5-1.ステンレス鋼の種類と化学成分
5-2.ステンレス鋼の鋼種の差異と工具損傷
*各種ステンレス鋼切削での主切れ刃部平均逃げ面摩耗量の比較
*オーステナイト系ステンレス鋼の鋼種比較
*異系種ステンレス鋼の鋼種比較
5-3.ステンレス鋼の難切削現象
*ステンレス鋼の材料特性とトラブル切削現象
*熱伝導率が小さく特性と切れ刃すくい面摩耗
*剪断型(鋸歯状)切りくずと切削抵抗の動的成分,切削振動
*加工硬化が大きくノッチ摩耗や切りくず再切削による異常損傷が起こりやすい。
*工具材種との親和性が大きく切れ刃に溶着チッピング,溶着欠損が起こりやすい。
5-4.ステンレス鋼の被削性指数
6.ステンレス鋼の上手な削り方
6-1.工具材種は最適なものを選択しよう!
6-2.切削工具の切れ刃形状は最適なものを選択しよう!
6-3.適正な切削条件は設定しよう!
6-4.旋削加工はどのように進めたらよいか?
6-5.ドリル切削はどのように進めたらよいか?
6-6.正面フライス切削はどのように進めたらよいか?
6-7.エンドミル切削はどのように進めたらよいか?
7.金型用鋼切削の難切削現象と上手な削り方
7-1.金型用鋼の主な鋼種と化学成分
7-2..金型用鋼切削の工具材種/切れ刃形状/切削条件
*旋削加工の工具材種
*正面フライス切削におけるサーメットと超硬合金
*エンドミル切削の工具材種
*ドリル切削の工具材種
*熱間ダイス鋼と冷間ダイス鋼の切削データ
*プリハードン鋼の切削データ
*機械構造用鋼等とのV-T線図の比較
*高速度工具鋼の切削データ
7-3.エンドミル切削・・高精度/ローコスト切削の決め手
*工具材種/ねじれ角/刃長/刃数と側面切削の加工精度
*径方向切り込み量と切削抵抗,加工精度
*ハイへリックスアングルエンドミルの上手な使い方
*工具摩耗の生成と加工精度
*被加工物の特性と切削抵抗,加工精度
*アップカット,ダウンカットと加工精度,工具摩耗進行
8.高硬度鋼の切削現象と上手な削り方
8-1.高硬度鋼の切削現象と切削データ
*工具材料の硬さと生産加工が可能な材料の硬さ
*高硬度鋼の切削現象
*材料の硬さと切りくず形態の差異
8-2.cBN焼結体の切削性能
*4角形インサート正面フライスでの高能率切削の事例
*丸形状インサート正面フライスでの高能率切削の事例
8-3.高硬度鋼切削での切れ刃の低速性脆性破壊損傷
*コーテッド超硬合金エンドミルによる切削事例
*cBN焼結体正面フライスによる切削事例
8-4.ドリル切削での拡大代の縮小
*ドリル切削での拡大代の縮小トラブル
9.レア・メタル高融点金属の切削現象と上手な削り方
9-1.レア・メタルと高融点金属
*レア・メタルと高融点金属
9-2.純Ni/純Mo/純Nb/純Ta/純Zr/純Wの切削データ
*純Ni(ニッケル)の切削データ
*純Mo(モリブデン)の切削データ
*純Nb(ニオブ)の切削データ
*純Ta(タンタル)の切削データ
*純Zr(ジルコニア)の切削データ
*純W(タングステン)の切削データ
10.鋳鉄系難削材の切削現象と上手な削り方
10-1.鋳鉄切削におけるトラブル現象
*鋳鉄切削の切りくず生成(亀裂型)
*鋳鉄切削におけるエッジ品質トラブル
*切れ刃すくい面の工具摩耗形態の特性
10-2.ダクタイル鋳鉄の切削データ
*ダクタイル鋳鉄切削における工具損傷形態の特性
10-3.オーステンパ球状黒鉛鋳鉄の切削データ
*オーステンパ球状黒鉛鋳鉄の種類と機械的性質
*オーステンパ球状黒鉛鋳鉄の切削データ
10-4.高硬度チルド鋳鉄の切削データ
*チルド鋳鉄切削におけるいろいろな工具損傷
*高硬度鋳鉄切削における切れ刃のフレーキング損傷
11.硬脆性材料の切削現象と削り方
11-1.硬質物質と結合物質の役割
*セラミックスと超硬合金の成分と組織
11-2.セラミックス,岩石,耐火煉瓦,単結晶シリコンの切削データ
*セラミックスの切削データ
*岩石(天然のセラミックス)の切削データ
*耐火煉瓦の切削データ
*単結晶シリコンの切削データ
11-3.超硬合金の切削データ
*旋削加工の外丸削りの切削データと切りくず形態
*溝入れ切削と工具損傷例
*ネジ切り切削と工具損傷例
12.複合材料の切削現象と削り方
12-1.強化物質とマトリックス
*強化物質の諸特性とマトリックス
12-2.CFRP(PMC)/FRM(MMC)の切削データ
*CFRPに関する切削データ
*CFRPの用途開発
・アルミ合金との電位差によるガルバニック腐食,熱膨張係数差による熱変形対策
*チタン合金の需要増
*FRM(MMC)に関する切削データ
・高Si過共晶アルミニウム合金に関する切削データ
・アルミニウム合金マトリックス系FRMに関する切削データ
・特殊鋼マトリックスFRM(フェロチタニット,フェロチック)と切削データ
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