2015年12月14日(月)
10:00~16:30
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30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
静電気測定及び静電気対策に関心がある現場技術者を対象に、測定方法・対策原理を分かりやすく解説し、対策方法を提案します。特に、静電気の基礎を正しく把握して頂くことで、間違った測定、対策を防止します。セミナーの最初から最後まで、測定器を用いた簡単な実験と共に、豊富な現場事例を随所に織り込みながら解説します。
1.静電気の基礎
-正しい静電気測定、静電気対策を行うための必須知識-
1)物体の帯電メカニズム
2)帯電物体電位の静電容量依存性(導体近接作用)
3)フローティング状態の金属導体から発生するESDノイズによる電子機器誤動作
4)帯電プラスチック放電と帯電導体放電との着火危険性の差違
5)影像力による静電気吸着トラブル
6)静電誘導による人体帯電起因の着火事故
2.静電気測定技術
-静電気測定に用いられる測定器と測定テクニック-
1)電気抵抗測定
・電気抵抗測定の意義
・導電性材料と拡散性材料の電荷漏洩機能の差違
2)帯電電荷量測定
・帯電電荷量とダストコントロール機能の相関
3)帯電電位測定
・各種作業時の人体帯電電位の測定
・導体近接作用が帯電電位測定に及ぼす影響
4)半減期測定
・半減期測定による評価が適用できない材料
5)静電気測定における試験環境
・相対湿度と気中水分量
・帯電防止効果の湿度依存性
3.人体帯電防止方法
-静電気災害防止の観点から詳述-
1)人体帯電のメカニズム
・ストロール法による人体帯電電位測定
・人体の帯電・放電等価回路
2)人体帯電に起因する障災害
・可燃性ガスの濃度と最小着火エネルギーとの関係
3)人体帯電防止方法
・各種帯電防止靴・床材・作業服の特徴
・人体帯電防止機能を阻害する各種要因
・作業者教育及び帯電防止用品管理の重要性
4.帯電防止機能付与方法
-帯電防止剤及び導電性プラスチックの利用法-
1)帯電防止剤の種類と特長
・塗布型と練り込み型の特徴
2)帯電防止効果を支配する因子
・帯電防止効果の阻害要因
3)各種導電性プラスチック
・導電性ポリマー、カーボン練り込み型、導電性セラミック、導電塗料、導電性テフロン等
5.自己放電式除電器、イオナイザー及び加湿による除電
-除電器の効果的利用法及び加湿による除電-
1)自己放電式除電器
・特徴及び各種現場への使用例
・最適な設置個所
2)イオナイザー
・ACタイプ、DCタイプ、パルスDCタイプ、軟X線式の特徴
・オゾン発生による生体への影響
・イオンバランスと過除電の危険性
・使用上の注意点
・最適な設置個所
・圧電素子タイプの除電器と応用
3)加湿による除電
・加湿による除電の効果及び注意点
6.静電気トラブル事例及び対策方法
ESDノイズによる電子機器の誤動作、液晶パネル製造工程におけるガラスの帯電、CDプレーヤーチェンジャーのディスク付着障害、感光剤塗布アルミシートで発生する静電気放電トラブル、室内における人体帯電電位測定結果、セラミック製床やウッドデッキ上における人体帯電、可燃性液体取り扱い時の静電気着火事故、カーボン錬り混み樹脂の漏洩抵抗値の試験電圧依存性、導電性ゴム手袋の溶剤による抵抗値変化、寒冷地における帯電防止靴着用時の注意、アースレスリストストラップの無効性、帯電人体によるガソリンベーパーへの着火実験結果、電気絶縁性と静電気拡散性を兼備するフェノール樹脂、圧電素子型除電器によるプラスチック製包埋皿の除電、圧電素子型除電器を用いた分析用粉体の除電による操作性向上、可般型医療検査装置移動時の静電気ショック、等々、多数の静電気トラブル事例を紹介し、対策方法と効果について個々に解説致します。
【質疑応答・名刺交換】
ESD,静電破壊,半導体,デバイス,ディスプレイ,ガラス,基板,フィルム,講座,講習会