防腐力に大きく影響を及ぼす成分の実際とは?
容器形態により起こる問題の予測、製剤毎の課題とは?
微生物の基本を押さえながら、市場でのトラブル実例も合わせて解説いたします!
【取得できる知識】 ・品質安定性に問題が発見された際の、ケース毎の処方設計術 ・問題の要因抽出 ・想定外に起こる品質問題 ・防腐効力の判断基準 ・微生物管理のコツと、現場で陥りやすい盲点
【趣旨】 化粧品業界の処方開発にはマニュアルといったものがほとんど存在せず、処方技術者は先人の経験則に頼るしか技術向上の術がありません。 そこで、処方設計段階において業界各企業間で通説とされている保存安定性試験の手法やノウハウ、また現場レベルでの注意点や実例について講義を致します。 1.法定品質保持基準
【習得できる知識】 ・化粧品における微生物学基礎 ・微生物が原因の市場トラブル実例 ・化粧品回収のしくみ ・化粧品微生物試験の手法と留意点
【趣旨】 化粧品は開封して長く使用するものであるのに、微生物対策に明確な指標があまりありません。市場では微生物の汚染による回収事例が後をたたず、回収件数の大多数を占めています。自社の化粧品がそのような事態に陥らないために、微生物の基本を押さえ、市場でのトラブル実例をご紹介させていただいた後で、化粧品における微生物試験(品質管理ならびに防腐力試験)の手法をわかりやすくお伝えさせていただきます。 同時開催の防腐力処方設計と合わせて化粧品における微生物対策をトータルに学んでいただけます
1. 微生物とは
1-1 細菌・カビ・酵母の違い
1-2 菌の増殖に必要な条件
1-3 菌の混入経路
1-4 防腐効果のメカニズム
2. 微生物における市場トラブル
2-1 微生物が引き起こす健康被害
2-1-1 常在菌と汚染菌
2-1-2 主な汚染菌により想定される健康被害
2-2 微生物が原因の回収
2-2-1 回収のしくみと回収件数
2-2-2 回収事例における微生物の混入(製品と汚染菌)
3. 微生物試験
3-1 品質管理としての微生物試験
3-1-1 微生物試験業界自主基準
3-1-2 自社における微生物試験
3-1-3 試験機関にだす微生物試験
3-2 防腐効力試験(チャレンジテスト)
3-2-1 チャレンジテストとは
3-2-2 代表的な試験法(菌種・測定ポイント・温度等)
3-2-3 標準菌の選定ポイント
3-2-4 判定基準と応用
4. まとめ
5. 質疑応答