第1部 セミナー 10:30~12:00、12:40~14:10
1.遮音材料による騒音低減
1.1 物理的な現象の説明
1.2 透過損失と挿入損失
1.3 質量則とコインシデンス効果
1.4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
1.5 有限要素法による透過損失の予測
2.吸音材料による騒音低減
2.1 物理的な現象の説明
2.2 吸音率とその測定方法
2.3 Biotモデルによる吸音率の予測とその応用
2.4 応用事例
3.均質化法による吸音材料の設計
3.1 吸音材の微視構造
3.2 電子顕微鏡およびμX線CTによる特徴観察
3.3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
3.4 均質化法と最小二乗法によるBiot パラメータの推定
3.5 微視構造のパラメトリック最適化
第2部 施設・デモ見学 14:45~16:30
場所
日本音響エンジニアリング(株) 音響研究所
施設見学内容
1.小型残響室-無響室計測システム(製品名:AbLoss)
自動車用途で用いられる防音材の平板状態での音響性能(残響室法吸音率および音響透過損失)を測定するシステムです。設備の概要および吸音率と透過損失を実際に測定する様子を見学していただく予定です。
・残響室法吸音率(サンプルサイズ:1m×1m)
・音響透過損失(サンプルサイズ:1m×1mないしは60㎝×60㎝)
2.大型残響室、無響室
車両(乗用車)が入るサイズの残響室および無響室です。ここでは車両および建築材料のさまざまな音響試験を行います。
実際に設備を見学していただき、それぞれの実験室でどのような試験・評価がなされるかを口頭および簡単な資料でご説明いたします。