有機ELがさらに本格的に普及する為の残された課題とその克服の道筋、低コスト化の条件、今後の展望まで解説!

有機ELディスプレイ製造プロセスの基礎と最近の技術動向

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セミナー概要
略称
有機ELディスプレイ
セミナーNo.
180522
開催日時
2018年05月31日(木) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター 3F 第3研修室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。

■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・ディスプレイ全般に係わる技術者、品質管理担当者
・ディスプレイに使用される材料・部材生産に係わる技術者
・ディスプレイプロセス技術者
 
習得できる知識
・有機ELデバイスの基本的知識
・有機ELディスプレイの特長、課題、液晶ディスプレイとの比較
・有機ELディスプレイデバイスの構造、製造プロセス、使用される材料・部材
・有機ELディスプレイの最新の技術動向
・有機ELディスプレイの将来展望
・最近の一般的ディスプレイ技術動向
 
趣旨
 有機ELディスプレイはSamsung Galaxy に搭載されて、スマホ向けディスプレイとして大きな地位を築いた。最新モデルではプラスティック基板を使用した、フレキシブルパネルも登場している。さらに昨年にはApple iPhoneX に採用され、市場に投入された。一方、有機EL大型TVはLG Displayが精力的に市場拡大を図っている。高コストが障害となっているが、性能の高さから徐々に生産を伸ばしている。今年のSID (Society for Information Display) Display WeekでもFlexible を中心に新しいデバイスの提案がなされると期待される。
 有機ELディスプレイは薄型軽量、高画質、フレキシブル化が可能など、優れた特長を持つが、液晶に比べ普及の速度は早いとはいえず、多くの困難が待ち受ける。日本の有機EL産業は出遅れたと言わざるを得ない。なぜか。
 本セミナーでは、有機ELディスプレイの基本デバイス構成、使用部材、作製プロセスを解説し、有機ELのディスプレイとしての数々の優れた特長を述べ、最近の技術動向について説明する。有機ELがさらに本格的に普及する為の残された課題とその克服の道筋、低コスト化の条件、将来の夢などをわかりやすく解説する。
 
プログラム
1.有機ELの最近の話題
  ・SID 2018 Display Week 速報
  ・国内の有機EL産業界の動向

2.有機ELの基礎技術
  2-1.有機ELデバイス
    ・有機ELは有機薄膜積層構造LED
    ・2層構造から多層構造へ、性能大幅アップ
  2-2.有機ELの基本特性

3.有機ELの基本構成材料
  3-1.有機材料
    ・低分子蒸着材料、高分子塗布型材料、さらに低分子塗布型も
  3-2.電極材料
    ・低仕事関数陰極材料、透明陽極材料、さらに透明陰極材料
  3-3.基板材料
    ・ITOガラス基板からフレキシブルプラスティック基板へ

4.有機ELの特徴と特殊性

5.有機ELの製造工程と製造技術

  5-1.有機ELの基本的作成プロセス
    ・基板前処理工程
    ・有機膜の成膜
      蒸着と塗布
    ・封止
  5-2.有機成膜とパターニング
    ・高精細パターニングが有機EL本格普及の鍵
    ・マスク蒸着はどこまで高精細化が可能か?
    ・塗布プロセスの実用化への課題は
  5-3.封止プロセスと構成部材
    ・封止に要求される性能
    ・封止は中空構造→密着固体構造→膜封止へ

6.有機ELディスプレイ
  6-1.有機ELディスプレイの優位性
    ・LCD vs OLED
  6-2.駆動方式と構成
    ・パッシブ型とアクティブ型
    ・パッシブ型の構成と特長
    ・アクティブ型の構成と特長:駆動の要はTFTバックプレーン
  6-3.モバイル用小型ディスプレイの動向
    ・いよいよiPhoneが本格採用
    ・フレキシブル有機ELパネルの生産プロセス
    ・TFTはLTPSかIGZOか
    ・フレキシブルを生かしたデザインとは?
  6-4.大型有機ELTVの動向
    ・大型有機ELテレビのLCDテレビに対する優位性は?
    ・本格的普及への条件

7.有機EL照明の現状

8.今後の展望と将来の夢
  8-1.現状の課題の整理
  8-2.大幅なコストダウンの実現
    ・印刷プロセスの本格導入
    ・ロール to ロール プロセス
  8-3.真の有機エレクトロニクスへの発展
 
キーワード
有機EL、ディスプレイ、フレキシブル、OLED
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