☆衝撃問題における基礎知識から衝撃試験法の原理と方法まで解説します!

衝撃工学の基礎と衝撃材料試験法
~数値シミュレーション設計、衝撃変形挙動、衝撃力計測~

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セミナー概要
略称
衝撃応力
セミナーNo.
181245
開催日時
2018年12月25日(火) 12:30~15:45
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
【第1部】
・製品の設計・開発において衝撃問題に関心があるが、基礎知識習得の時間を確保することが困難な方。
【第2部】
・材料の衝撃変形挙動について関心のある方
必要な予備知識
【第1部】
・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
【第2部】
・高専・大学等で習う材料力学の基礎知識
習得できる知識
【第1部】
・衝撃荷重のとらえ方と数値シミュレーションの設計への応用について理解していただけます。
【第2部】
・衝撃力を受ける部材の強度設計に必要な、金属、セラミックス、ポリマー等の工業材料の衝撃負下で得られる強度データを取得する方法に関する知識が得られる。
プログラム

第1部 衝撃工学の基礎知識と衝撃問題の数値計算技術

12:30~14:00
《趣旨》
 自動車の衝突事故、モバイル電子機器の落下、竜巻による飛来物の衝突など衝撃的な現象は身近で起こっています。製品の設計・開発においてはこうした衝撃的な荷重に対し、いかに対応すべきかが常に求められています。しかし衝撃現象は突発的で瞬間的であるため、製品に対する衝撃荷重の大きさや作用時間などの設計要因をとらえることは容易ではありません。そこで現在では非線形有限要素法などによる数値シミュレーションが衝撃荷重に対する製品の応答予測に幅広く用いられています。本セミナーでは、実際に発生する衝撃事象をこうした数値シミュレーションでどのようにモデル化し、製品の強度設計に活かすかをわかりやすくご説明します。また市販の解析ソフトウェアのマニュアルからはわからない解析の落とし穴やコツについてもご紹介します。

1. 衝撃荷重とは
 1-1. 実際の衝撃問題
 1-2. 工学的なアプローチの方法

2. 数値シミュレーションのための基礎知識
 2-1. 応力、ひずみ
 2-2. 応力波
 2-3. ひずみエネルギー

3. 衝撃問題のための有限要素法解析技術
 3-1. 要素の種類と特徴
 3-2. 陰解法と陽解法
  3-2-1. 運動方程式の解法
  3-2-2. 時間増分のコントロール
  3-2-3. マススケーリング
 3-3. 接触の取扱い
 3-4. 物性モデル
 3-5. 高精度な解析を行うための注意点

※プログラムの内容は多少変更される場合があります。

【質疑応答・名刺交換】
 

第2部 材料の衝撃変形強度とその試験法

14:15~15:45
《趣旨》
 一般に、衝撃負荷を受ける構造部材の応力状態や変形の様子は、ゆっくり負荷を受ける場合と大きく異なっていることが多い。これは、部材に作用する応力が波(応力波)となって伝播するため応力場が時間的に変化し、また、材料の変形そのものが速度の影響を受け、応力-ひずみ曲線が静的負荷の場合と異なるかです。それ故、衝撃負荷を受ける構造部材の複雑な変形挙動を把握するためには、有限要素法(FEM)などの数値解析がよく利用されます。ただ、衝撃変形を取り扱う数値解析には、材料のひずみ速度依存性を考慮した構成則(応力--ひずみ関係を律する関係式)が必要で、材料の衝撃負荷下での応力-ひずみ関係を実験的に求める必要があります。本講では、まず、衝撃負荷を受ける弾性体内に生じる応力波の伝播挙動について詳述し、それらを利用した、スプリット・ホプキンソン棒法や微小検知部付き応力棒法について概説します。最後に、チタン合金と発泡アルミニウムについて、それらの準静的および衝撃圧縮試験から、ひずみ速度依存性を考慮した構成式を同定した例を紹介します。

1. はじめに

2. 丸棒内を伝播する弾性応力波

 2-1. 疎密波と捩り波
 2-2. 衝撃により発生する応力
 2-3. 不連続面を通過する応力波

3. スプリット・ホプキンソン棒法
 3-1. ホプキンソン棒法の原理
 3-2. ゴムメタルの衝撃圧縮変形

4 .その他の衝撃力計測
 4-1. 時間に制限がない衝撃力の計測
 4-2. 発泡アルミニウムの衝撃圧縮変形と構成式

5 .まとめ

【質疑応答・名刺交換】

キーワード
材料,基礎,衝撃,強度,応力,試験,計測,シミュレーション,研修,講演,講義,セミナー
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