1部:13:00~14:30
「日やけ止めの製剤化技術と評価手法」
【習得できる知識】
・日やけ止めに関する基礎知識
・既存の日やけ評価方法の課題と製剤化へのアプローチ方法
【趣旨・ポイント】
消費者の紫外線に対する意識の高まりとともに、日やけ止めに求められる機能も多様化している。使用場面が増えるにつれて、紫外線防御効果はもとより、「塗布時の透明性」、「高い保湿性」、「肌に負担のない使い心地」等の良好な使用感も求められていることから、毎日快適に使用できる「軽い使用感」と「高いUV防御効果」の両立が不可欠である。
本講演では、一般的な日やけ止め製剤の特徴を説明するとともに、日やけ止めの塗膜状態を評価する手法や、その手法を用いて開発された擦れに強い製剤化技術を紹介する。
【プログラム】
1.紫外線の基礎知識
2.日やけ止め製剤とは
2-1 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
2-2 日やけ止め製剤化技術
2-2 日やけ止め製剤の規制
3.日やけ止め製剤の評価手法
3-1 塗膜観察手法
3-2 リアルタイム塗膜観察手法
4.擦れに強い日やけ止め製剤化技術
5.今後の展望
【質疑応答・名刺交換】
2部:14:45~16:15
「メーキャップ化粧品の紫外線防御処方と評価方法」
【習得できる知識】
大きな会社で出発処方が有り、指導者が居れば、容易に処方作成が出来る。小さな会社で、出発処方も無ければ、指導者もいない研究員が、処方設計する時に、どの様に処方を組み立てるかを習得できればと思う。
【趣旨・ポイント】
化粧品の薬事法での定義「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、――」で、この文章を叶えるのが、メーキャップ化粧品の働きです。また、肌に影響を与え、老化を早める原因の一つとして酸化がありますが、この酸化を促進するのに紫外線が影響します。
悪影響を及ぼす紫外線を防御し、アンチエイジングが訴求出来るUVケアメーキャップ化粧品の作成法を学ぶ。
【プログラム】
1.ファンデーションの分類
2.メーキャップ化粧品に用いる粉体
2-1 特徴ある粉体
2-2 紫外線防御能のある粉体
3.メーキャップ化粧品剤型の特徴
4.ファンデーション処方設計
4-1 処方開発への取組み
4-2 安定性確認・品質保証
5.紫外線防御効果アップ方法
5-1 紫外線防御能の評価方法
5-1-1 SPFの測定法
5-1-2 SPFの考え方
5-2 各種アップ方法の探索
【質疑応答・名刺交換】
(※5/7 内容を更新しました。)