2022年05月31日(火)
10:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
問い合わせフォーム
非会員:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員:
44,000円
(本体価格:40,000円)
学生:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
・1名44,000円(税込)に割引になります。
・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
・10名以上で申込される場合は大口割引があります。
お気軽にメールでご相談ください。info@rdsc.co.jp
会員登録とは? ⇒
よくある質問
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、
こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)
セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては
こちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
コーティング材料(塗料)は流動状態で被塗物を覆い、付着、固化します。液体が固体になる塗膜形成過程では大きな相変化(体積収縮)を伴い、収縮応力を発生します。この収縮応力を内部応力と呼びますが、内部応力が大きい場合には、塗膜の割れを引き起こしたり、付着性の悪い塗膜でははがれたりします。
本講座では、付着強度が良好で、耐久性の良い塗装系を達成するために必要な考え方を伝授します。大きくは二つの要因を取り上げます。一つ目は付着性を阻害する内部応力に焦点を当て、どうしたら発生を防止したり、低減できるのかを説明します。二つ目は塗装系に焦点を当て、塗膜強度を向上させるために必要な膜厚方向での物性傾斜発現機構を粘弾性現象と絡めて解説します。次に示す内容を本セミナーに盛り込みました。
1.塗料とはどんな材料か
2.塗料が被塗物にくっつく機構を知る
3.塗装効果は塗料の組合せ(塗装系)で決まる
4.内部応力はどのようにして発生するのか
5.内部応力をどのようにして防ぐのか
6.内部応力が原因となる割れ・はがれ事例の紹介
7.多層系塗膜の強さの発現機構を知る
8.塗膜の粘弾性のどこに注目したら良いのか
9.塗装欠陥の原因を探り、その対策を行った事例の紹介
本講座を受講することにより、塗料と塗装に対する気づき(見方)と、不良現象を解決する能力を高める良い機会になると思います。ぜひ、ご参加ください。
第1章 塗料とはどんな材料か
1.1 塗料の製造と原料組成
1.2 塗料を何層も塗る理由
1.3 各層の塗料(原料・配合)とその役割
1.4 塗料の必要条件-塗れる・くっつく・固まる
1.5 水性塗料と塗膜の特徴と欠陥対策
1.6 粉体塗料と塗膜の特徴と欠陥対策
第2章 付着性の見方・考え方
2.1 くっつく力の発生
2.2 付着性理論
2.3 付着強さの評価・試験法
2.4 付着性に及ぼす要因とその影響
第3章 内部応力の話
3.1 身の周りの湾曲現象が意味すること
3.2 内部応力の測定法
3.3 内部応力に及ぼす要因とその影響
3.4 内部応力を低下させる塗料設計
第4章 付着塗膜の強度を向上させる話
4.1 付着塗膜の強さ-たわみ性・耐衝撃性を向上させるには
4.2 塗り重ねによる膜厚方向への物性傾斜は可能か、そのメリットはあるのか
4.3 塗膜の粘弾性のどこに注目したら良いか-Tgとエネルギー吸収能力
4.4 ヘルメット用塗料の設計
4.5 リニアモーターカ-用路面に対する塗料設計と試験評価法
4.6 塗装系の変遷(東京タワーから、スカイツリーまで)
第5章 塗料・塗膜の欠陥を見る目
5.1 粉体で塗装された鋼管内面塗膜のはく離と対策
5.2 塗装系の経験則と割れ対策
5.3 水が関与する欠陥現象とその対策
(1) 白化(輪染み)現象とその対策
(2) 付着性の劣化を防ぐ対策
--- 質疑応答 ---
10:30~11:50 講義1
11:50~12:40 昼食
12:40~13:50 講義2
13:50~14:00 休憩
14:00~15:10 講義3
15:10~15:20 休憩
15:20~16:30 講義4
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。休憩前と最後に音声でも可能です。
塗料,樹脂 ,塗装系,付着性,内部応力,塗膜,強度,はがれ,割れ,欠陥,粘弾性,研修,講座